MechWarrior 5: Mercenaries

MechWarrior 5: Mercenaries

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新米メック戦士隊長の手引き
By Zako Mk.II
始めて中心領域に到着して、左も右もわからない新米メック戦士隊長に中心領域で生活する際に必要な知識を提供するための手引き。
あくまで筆者の個人的意見であり、参考までにどうぞ。
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『MechWarrior 5: Mercenaries』とは
『MechWarrior 5: Mercenaries』とは、ボードゲーム『バトルテック』(BattleTech)を原作とした、「メック」(Mech)と呼ばれるロボットのパイロットと傭兵部隊の長として、3000年代の「中心領域」(Inner Sphere)と呼ばれる世界で、終わらない宇宙戦争の地上戦を担当するFPS/TPSゲームである。

往年のリアルロボットアニメを知る人向きに一言で言うと、「『太陽の牙ダグラム』のコンバットアーマーで『装甲騎兵ボトムズ』の百年戦争に参戦する」ようなゲーム。

チュートリアルあり、ストーリーあるキャンペーンモードのシナリオは、シリーズの過去作品や関連作品から独立しており、本作から一介の新米メック戦士として中心領域に入っても支障がない。
DLCの内容
https://steamproxy.net/steamstore/app/1456210/MechWarrior_5_Mercenaries__Digital_Extras_Content/
Digital Extras Content
OSTと公式設定資料集。英語オンリー。
価格に対して内容の量は微妙なので、セールス期間以外での購入を勧めない。
『バトルテック』シリーズのファンにとってはそれなりの価値がある。



https://steamproxy.net/steamstore/app/1456180/MechWarrior_5_Mercenaries__Heroes_of_the_Inner_Sphere/
Heroes of the Inner Sphere
自由度高いキャリアモード、副次的依頼を受けるCantinasシステム、任務、地形、兵装、メックの種類とネームドヒーローメックなどを大幅追加するDLC、予算に問題がなければ購入を勧める。



https://steamproxy.net/steamstore/app/1705820/MechWarrior_5_Mercenaries__Legend_of_the_Kestrel_Lancers/
Legend of the Kestrel Lancers
少数の任務、地形、メックとキャンペーン中に高難易度連戦イベントを追加するDLC。
イベントの背景は『バトルテック』シリーズの歴史事件「第四次継承権戦争」に基づく一大戦争であり、難易度は上級者の熟練メック戦士向き。
イベントの発生時間は3025年なので、傭兵団の運営を手探り中の新米隊長にとって戦力を揃える時間の余裕は少ない。二周目向き。



https://steamproxy.net/steamstore/app/1969380/MechWarrior_5_Mercenaries__Call_to_Arms/
MechWarrior 5: Mercenaries - Call to Arms
近接武器、近接戦仕様機と少数の地形、連戦イベントを追加するDLC。



https://steamproxy.net/steamstore/app/2179800/MechWarrior_5_Mercenaries__Rise_of_Rasalhague/
MechWarrior 5: Mercenaries - Rise of Rasalhague
メック「クルセイダー」(Crusader)シリーズ11種、ライバル傭兵団と賞金稼ぎシステム、そして『バトルテック』シリーズの歴史事件「ラサルハグ独立戦争」に基づく連戦イベントを追加するDLC。
クルセイダーは基本設計がSRM、LRM、M-Laserをそれぞれ二つずつ装備する、ミサイル兵装を重視する65トンのメック。
ライバル傭兵団は地図上でパトロールし、そのパトロール範囲に入ると、任務の雇い主との関係次第に敵または味方として任務に介入する。



https://steamproxy.net/steamstore/app/2489020/MechWarrior_5_Mercenaries__The_Dragons_Gambit/
MechWarrior 5: Mercenaries - The Dragon's Gambit
『バトルテック』シリーズの歴史事件3039年戦争に基づく、日系国家であるドラコ連合を守護る連戦イベントと強襲級メック「ロングボウ」(Longbow)シリーズと少数のメックを追加するDLC。
ドラコ連合の伝説の親衛隊「オトモ」も登場。
ロングボウはミサイル兵装を重視する85トンのメック。



https://steamproxy.net/steamstore/app/2782050/MechWarrior_5_Mercenaries__Solaris_Showdown/
MechWarrior 5: Mercenaries - Solaris Showdown
『バトルテック』における悪名高いメック闘技場・ソラリス7で、『Mechwarrior』シリーズの名物キャラ、未来におけるソラリス7のアナウンサー、若き日のダンカン・フィッシャー(Duncan Fisher)と共に、ソラリス7に巡る陰謀を駆け抜ける連戦イベント、闘技場システム、そしてメック「ローダーキング」(Loader King)シリーズと各種の闘技場仕様メック、パイルバンカーのような兵装を追加するDLC。
ローダーキングは実弾兵装を中心に各種兵装を一通り揃える65トンメック。名の通り、「作業用メックから武装化された」という設定を持っている作業機の王。人型のRB-79ボール



https://steamproxy.net/steamstore/app/3799610/MechWarrior_5_Mercenaries__Shadow_of_Kerensky/
MechWarrior 5: Mercenaries - Shadow of Kerensky
『バトルテック』シリーズ史上最大の事件、中心領域外に出奔した軍閥末裔の帰還、3049年の「クラン侵攻 」に基づく、高難易度連戦イベントと、クラン族が使用する強力なメック「OmniMechs」と兵装を追加するDLC。本作シナリオキャンペーンの核心と関わるため、本編をクリアした後から遊ぶことを推奨。
中心領域では失われた軍事技術を使用するクランメックは、どれも高機動大火力で非常に優れた性能を誇る。
クランの猛攻に晒され、最前線の死地となった自由ラサルハグ共和国は、中心領域の歴戦の兵達を召集し、前代未聞の強敵に立ち向かう、という非常に熱い内容。



DLC購入のすすめ

最優先
  • Heroes of the Inner Sphere
    キャリアモードの開放
    依頼条件達成で装備と機体強化要素を獲得できるCantinasシステムの開放
    ネームドヒーローメックと武器の追加

新システムの開放
  • Rise of Rasalhague
    ライバル傭兵部隊システムの開放
    歴史戦役「ラサルハグ独立戦争」「ローニン戦争 」
    メック機種と武器の追加
  • Solaris Showdown
    闘技場システムの開放
    闘技場関連イベント
    闘技場仕様メック機種と武器の追加

歴史戦役イベントとメック機種の追加
  • Legend of the Kestrel Lancers
    歴史戦役「第四次継承権戦争」
    メック機種と武器の追加
  • The Dragon's Gambit
    歴史戦役「3039年戦争」
    メック機種と武器の追加
  • Shadow of Kerensky
    歴史戦役「クラン侵攻」
    クランメックと武器の追加
    本編を先にクリアすることを推奨。
    超高難易度(本編最終戦闘以上)

セールス時期以外の購入非推奨
  • Call to Arms
    近接戦闘仕様メック機種、武器と関連イベントの追加に止まる
    近接戦大好きなら闘技場DLCとセットで購入する価値あり
  • Digital Extras Content
    安いが設定資料集の量は微妙
    OST好きなら購入して損はない
ゲームモード
キャンペーン (Campaign)
無所属状態の新米傭兵団から始める、ストーリーあるのモード。
チュートリアルあり、初期機体は固定。一周目向き。


キャリア(Carrer)
選んだ勢力に所属する状態から始める、ストーリーなしのモード。
初期機体は所属勢力によって違う。二周目向き。
DLC「Heroes of the Inner Sphere」を購入することで開放される。


インスタントアクション(Instant Action)
任務状況と部隊編成を自由に編集できるテストプレイ的なモード。
部隊編成段階で実装されているすべてのメックのデータを調べる

協力プレイCO-OPのやり方
MW5ではオンラインCO-OPが可能だが、そのやり方は少々特殊で、「メインプレイヤーのプレイデータに、招待されるサブプレイヤーが僚機として介入する」方式だ。つまり、メインプレイヤーの部隊にいる一機の操縦権がAIからサブプレイヤーに移管される。

利点は、サブプレイヤーがMW5のゲーム本体を所持していれば協力プレイができること、機体とパイロットを育成する必要もなく、DLCを買う必要もない。
DLCの導入、ゲームの進行状態、機体の編成、パイロットの育成状態などは全てメインプレイヤーのプレイデータに準ずる。
一方、自慢の育成済み機体とパイロットをそのままで友達の傭兵部隊に参戦することは不可能という欠点がある。

CO-OPをする手順は:
1.メインプレイヤーのプレイデータがゲーム進行度「CO-OPの解放」に達した後、一度プレイデータをセーブして、タイトル画面に戻る。
2.COOPモードを選択し、プレイデータをロードする。
3.左上のアイコンをクリックしてサブプレイヤーを招待する。

実際のやり方は以下の動画を参照すること。

https://youtu.be/SXhg6S8bJ64
序盤の立ち上がり
基本的には勝てそうな仕事を探して、それを完遂するだけ。

しかし任務の種類は色々ある、初期に指定目標を撃破するだけ単純な暗殺や襲撃など任務は無難。
味方の数を揃えていない、複数の敵を対応できない内に拠点防衛任務はかなりキツイ。

任務報酬の交渉は鹵獲部品より現金を要求しよう、交渉ポイントが余ったら損害保険に入れよう。
初期で鹵獲できる部品の質は高くない、現金と保険の方が便利だ。

金を稼いだら産業ハブ地帯に行って、新しい機体と人員を揃えよう。
機体と人員を揃えたら、より難易度が高い紛争地域に移動して挑戦してみよう。



特筆すべき事項:


1.実弾兵装を大量装備する機体は初期に不向き

軽量級しか買えない内に実弾兵装は扱いにくい。実弾兵装の重量と弾薬は軽量級にとって負担は重く、大した数も装備できない、機体の基本性能と交換するメリットは微妙。
戦闘のダメージで実弾兵装と弾薬をロストしたら一々買い直す必要もあり、初期に実弾兵装を避ける方が財政にやさしい。

特に実弾兵装の弾薬を胴体や頭部に積めると、弾薬誘爆でパイロットが戦死する確率が爆上げる、実弾兵装を装備させるなら弾薬をまず足、次は腕に積めよう。

光学兵装は安くて入手しやすい、放熱板さえあればよく機能するため、支給機体のセンチュリオンを除けば、初期に光学兵装を主力とする方がいい。放熱板は誘爆しないので胴体や頭部に積めても安心。

初心者に筆者の一押し軽量級はMレーザー四門装備の「ジャベリンJVN-10F」、無難で使いやすい。
中量級のおすすめ「ハンチバックHBK-4P」。
AI機におすすめの機体は上のリンクに参照。
しかし兵装と機体の選択に自分のプレイスタイルや好みと相談することは最重要だ。


2.諸勢力との関係構築

友好関係勢力の領地内に修理、売買などで割引を受ける、関係がいいほど割引の幅が増える。
そのため領地が広い大国と友好関係を構築することは財政に重要。
領地を持っていない独立勢力の肩を持つメリットは薄い。(一応彼らから任務を受ける時に報酬が増えるが、それは大国も同じだ)
ロールプレイの拘りがなければ大国に雇われよう。

ストーリーキャンペーンネタバレ:
MW5ストーリーキャンペーンの終盤に戦場がクリタ家の領地に移る。終盤戦に高価な重量級とアサルト級メックは不可欠であるが、その修理代は凄く高いため、割引の金額はバカにできない、拘りがなければクリタ家と仲良くしよう。


3.パイロットの雇用

ストーリー進行で加入するフリーマン君を除けば、各地の兵営で雇用できるパイロットはランダム生成される。
雇用と解雇は自由で、デメリットは特にない。
財政の許容範囲にステータスが高いやキャラ設定を気に入るパイロットをどんどん雇用しよう。
あえて言うならば長期的に防御スキルと回避スキルが優れるパイロットはメックの被害を抑えるため、財政にやさしい。
なおフリーマン君を含めて、パイロットが戦死や解雇されたら二度と戻らない


4.連戦の契約を避ける

連戦の契約に破損機体を修理する時間はあまりなく、パイロットが負傷したら回復させる時間もない、複数の予備機体とパイロットを揃えない内に連戦契約の遂行は難しい。

戦闘の心得
1.生き残れ

主要任務を遂行したら速やかに戦場から離脱しよう。一部の任務種類を除けば、任務を完了した後で戦場に止まると敵の増援が次々と増える、撃破しても得は少なく、自軍の被害(修理代)が増えるだけだ。

慣れない内にとにかく生き残ることを最優先にしよう。
厳しい追撃を受けたら、ミニマップで方位を確認して、バック走行で戦いながら移動しよう。

本当にダメになったら僚機を囮にして逃げよう。指揮官機さえ逃げ切れば戦闘が停止して彼らを助ける。
戦闘民族薩摩隼人が関ヶ原の戦いでやった「捨て奸」(すてがまり)という由緒正しい日本の伝統撤退戦法であり、恥じる必要はない。



2.戦車、ヘリと進路上の砲塔を撃破する。

戦車、ヘリと砲塔の防御力は低いが、その兵装の火力はメックの物と同等、速やかに撃破しないと受けるダメージがみるみると蓄積する。特にミサイルを積むタイプは最も危険。
大抵Mレーザー2-3門の一斉射で破壊できるため、発見したら撃破しよう。

しかし戦闘区域や進路上にいない砲塔は無害のため、進路を変更してまで攻撃する必要はない。



3.メックの胴体、頭や足を狙う

メックを撃破する方法は胴体、頭や足を破壊すること。腕を攻撃するメリットは薄い。
しかし頭部は狙い難いため、基本的には胴体を狙う。
足の装甲は大抵上半身より薄く、比較的に破壊しやすいが、地形などが邪魔になって足を狙えない場合が多い。腕に自信があれば足を狙うもあり。

逆に自機のダメージコントロールとしてわざと腕で攻撃を受けるテクニックは有効。しかし操作*は難しく、練習は必要だ。

*:被弾しそうな瞬間に視点≒上半身を横に緊急回転する。弾速が遅いミサイルに対して比較的有効。



4.NPC僚機を活用しよう

AI改変MODをインストールしない限り、僚機の公式AIはあまり賢いではないが、指示を出せば一応命令通りに動く。中心領域の戦場は単騎で無双できるほど甘くない、常に僚機の存在を頭に入れて戦えよう。

僚機が追撃でチームから離れすぎたら呼び戻す。
戦況が許す限り、常に数の局所優勢を作り出して、敵に集中砲火を浴びせよう。
対複数戦にまず敵の数≒火力総量を減らせば活路を見出しやすい。



5.引き撃ちを覚えよう

引き撃ちとは敵機に対して後退しながら攻撃すること。
敵が多すぎる時に一旦後退して、丘などの反斜面に退避して敵の射線を切ることで態勢を立て直そう。その際に指令を出して僚機を呼び戻そう。
敵が稜線を越えて追撃して来たら、先頭機に集中砲火を浴びさせて撃破しよう。
特に峡谷などこちらに有利な地形に退避するとかなり戦いやすくなる。
新選組では「向請反撃剣」(むかいうけはんげきけん)と呼ばれる戦術であり、これもまた由緒正しい日本の伝統戦法である。



6.砲兵対策

足が速い軽量級や中量級を一機入れて、それを自機にする、あるいはYキーで操作をその機体に移転する。そして僚機を暫く捨て置いて、単騎で潰していけば砲兵を黙らせる。なお発砲より体当たりで潰す方が多少速い。
しかし後半戦になるとチーム全体の火力は一機分減るから、その機体の組み上げと役割をよく検討しよう。



ではメック戦士の諸君、ご武運を。
AI僚機を指揮する操作
AI僚機を指揮する操作は二段階

対象
F1 – 全機
F2 – 二番機
F3 – 三番機
F4 – 四番機
(格納庫の出撃順番とズレる現象が確認された、指令を出す前に対象を確認しよう)

命令
F1 – 指定目標*を攻撃
F2 – 集まれ
F3 – 指定位置に移動
F4 – 攻撃中止/攻撃開始
F5 – 命令を取り消す(自由行動)

*:プレイヤー機がロック中の目標


プレイヤーはYキーで操作を僚機に乗り換える。
兵装寸評
※初心者向きのため、DLC武器は含まれていない。
※筆者個人の見解。



光学兵装

弾薬不要で無限に撃てる、クールダウン時間は長く、撃つたびに大量の熱は発生する。機体が過熱になると強制停止されるため、光学兵装の大量搭載に放熱板を多めに載せるなど対策は必要。とはいえ放熱板は入手しやすく、それほど難しくない。
瞬間火力より継戦力に長じる、弾薬を節約しないガンガン撃ちまくるAI僚機と相性は良い。

S-Laser:
小型レーザー。
射程短く威力も低いが、軽量で低発熱。原典では主に対人員用なので、対メック戦闘で単発は気休め程度の火力しか出せない。
S-Laserを多数搭載し、連続射撃を行えば、火力とDPSは放熱量に比して悪くないが、有効射程距離が短く、理論上の火力を発揮するには、敵機との接近戦を長時間続けなければならない。接近するまでに大量の敵弾に襲われるため、実用性は高くない。
枠が有ればとりあえず載せても損はないが、小型光学兵装枠を空けて、余剰重量を装甲、放熱板や弾薬に回す方は有益の場合は少なくない。

M-Laser:
中型レーザー。
射程、威力、重量、発熱、汎用性どれもバランスよく、本作の主力兵装。他の兵装を評価する基準ともなっている。
原典からM-Laserを大量装備できるメックは高汎用性強機体と認識されているが、安易なM-Laser大量搭載はつまらないと感じるメック戦士は少なくない。
光学兵装だけでM-Laser x 8に相当する以上の火力を出せるメックはAI向き強機体。

L-Laser:
大型レーザー。
汎用性はよく、M-Laserより長射程高威力、クールダウン時間と発熱も相応に増加する、過熱に注意。
火力の目安としてL-Laser x 1 ≒ M-Laser x 2。
使い勝手が良い兵装だけど、同じ大型光学兵装枠のPPCよりロマンが少ない。

PPC:
荷電粒子砲。
射程は非常に長く、視界に入った目標をほぼすべて射程内に収める。着弾点に電磁場が発生し、一撃で複数のメック部品にダメージを与える。
発熱量はL-Laserより高く、威力はそう変わらないため、火力効率はより低い。まだ、弾速はレーザーより低く、動く目標に当りにくい。重量もL-Laserより重いため、大型光学兵装枠にL-Laserを載せる方はより効率が良い。PPCは所謂ロマン砲。
しかしPPCの長射程を活かせば、遠間から砲塔や建物など固定目標を破壊し、あるいは挑発攻撃して敵を誘い出すなど使い方をできるので、自機に一門でも載せば便利だ。
筆者はPPCの閃光と爆音を強化するMODを入れているため、L-LaserよりPPCを好む、PPCを三門以上搭載できるメックを愛用している。

Flamer:
火炎放射器。
光学兵装ではないが、本作内では同枠のエネルギー兵器とされている。
射程はS-Laserより短く、ダメージは低く発熱は高いが、敵メックを加熱できる特性を持つ。本来は対メックではなく対建物対人員用兵装。建物を破壊する方法は他にもあるため、メック同士の戦闘を重視する本作では雰囲気装備となっている。
汚物を消毒したいヒャッハーな気分になる時に有効。



実弾自動砲

発熱量が低いの代わりに弾薬を消費する兵装。連射が効くため瞬間火力は高い。
実弾弾薬は搭載した部位が破壊された時に誘爆される、胴体や頭部に載せたら爆発はパイロットを死傷させるため、手足に載せるのが定石。
AI僚機は弾薬を節約しないので、弾薬を多めに載せないと長丁場の任務でよく実弾兵装を撃ち尽くす。全隊の火力低下は危機に繋がりやすく、AI用機体に実弾兵装を採用する際によく検討しよう。

Machine Gun:
機関銃。
発熱もクールダウン時間もなく、残弾さえ有れば気持ちよく連射できる武器ではあるが、S-LaserやFlamerと同じく本来は対人員用兵装なので、対メック戦では主に雰囲気装備。
Sレーザーと同様に、多数の機関銃を装備し、連射を行ければDPS火力は高い。しかし、理論上の火力を最大限に発揮するには、敵機との長時間の接近戦が必要となり、大量の敵弾に晒される。一対一の戦闘以外では、多数の敵機との長時間の交戦が求められる本作では、実用性はかなり限られている。
本体は軽量だが、最低でも0.5tの弾薬は必要なので、デフォルトでは機関銃を搭載した小型実弾兵装枠を空けて、余剰重量を装甲や別の装備に回す方は有益の場合は少なくない。

AC/2:
クラス2自動砲。
長射程、低発熱、高連射の武器ではあるが、本体は6トンと重く、実用的継戦力には一門に約1トン分の弾薬を必要とするため、7トンの余剰重量が無ければほぼ機能しない。機関銃と同枠の小型実弾兵装枠に搭載できるが、殆どの軽量級メックにはAC/2を搭載する余裕がない。
重量あたりの火力効率は良くなく、一門だけ載せても微妙なので、どちらかというと余剰重量が多く、複数門搭載できる重量級や強襲級メック向き兵装。
実用性や火力効率はさておき、連射感は小気味良く、AC/2を四門運用できるメックは一部に人気。

AC/5:
クラス5自動砲。
射程、火力、連射、重量のバランスはよく、実弾兵装を装備したい時にAC/5を優先に考慮すべき。
とはいえ本体重量は8トンもあり、十分な装甲と弾薬を載せつつAC/5を二門以上運用できるメックは重量級以上でも少ないーーできるメックは実弾向き強機体。

AC/10:
クラス10自動砲。
射程はM-Laserと近いため、併用しやすい。一発の火力は高いが、本体重量は12トン、AC/10を二門以上運用できるメックはレア。
原則的に一門だけを載せてM-Laserと併用して戦う兵装。

AC/20:
クラス20自動砲。
短射程大火力のロマン砲。本体重量は14トン、大型実弾兵装枠にしか載せないため、まともに運用できるメックは少ない。
自軍には扱いにくいが、AC/20を搭載した敵メックが複数機で押して来る時に心理的圧力は高い。
汎用性低いとはいえ、接近戦闘を回避しにくい森や市街地形に有効。



実弾ミサイル

大火力高発熱かつ実弾弾薬を消費する兵装。スペック上の火力評価は高いが、運用の癖は強い、得意戦術に合わせないと、危機を招くリスクある。
AI僚機はミサイル兵装を無駄に乱射するため、搭載しない方が良い場合もある。

SRM:
短距離ミサイル。
実態は多連装無誘導ロケット。有効射程は短いが、至近距離からの斉射が当たれば大ダメージを与えるロマン溢れる兵装。
しかし連装門数が多いほど発熱が高いため、我を忘れて乱射するとあっという間に機体が過熱してしまう。運用する時に放熱板の増量も必要。
自動砲と比べれば本体は軽量、軽いメックでも搭載しやすい。しかし連装数が多い型番を複数門搭載すると弾薬消費は相応に激しいので、弾薬を多めに載せないと、死闘の最中に弾切れの窮地に追い込まれる。
AI僚機はSRMを乱射する割にあまり当たらず、全弾命中は稀である。逆にしばしば過熱を避けて攻撃を中断してしまい、任務後半で弾切れとなることも珍しくないため、AI用メックに6連装SRMを複数門搭載することは非推奨。

LRM:
長距離ミサイル。
目標をロックオンしないと発射できないが、有効射程は非常に長く、見えない目標でもロックオンできる。まだ、SRMと違って誘導性を持つため当たりやすい。
しかし最短射程の制限があり、目標と接近しすぎると撃てない、そのため高速突撃してくる敵は苦手。まだ、ミサイルの弾道が地形に阻害されて無駄撃ちとなる場合もある。
連装数が多い型番の重量、発熱、弾薬消費は相応に飛び上がる、運用にはLRMを中心と設定した専門機体が必要だ。
一応連装数少ない型番は軽量で、余剰重量が有れば少数を載せて副次的便利兵装としては使える。
無誘導のSRMほどではないが、AI僚機は残弾と地形障害を考えずLRMを乱射するため、放熱板も弾薬も多めに載せる機体を除けば、AI用メックに15/20多連装LRMを複数門搭載することは非推奨。



高度技術兵装

3030年代以降、失われた技術の発見によって開発されて市場に出回る新型兵装。独自利点は多いが、搭載メックと合わないと、必ず従来の兵装より使いやすいとは限らない。

UAC/5:
クラス5ウルトラ自動砲。
連射性能が増えて火力性能はAC/5より高いが、本体は9トンで1トンも重く、弾薬消費速度も増えるため、完全上位互換ではない。余剰重量が足りないメックには従来のAC/5を搭載する方が良い。

LB 10-X:
クラス10自動散弾砲。
散弾を発射する通常型と、「スラッグ」と呼ばれる一粒弾を発射するSLD型の二種類ある。
AC/10と使用感はそう変わらず、本体は1トンも軽いの11トンなので、AC/10の完全上位互換と言える。

SSRM:
ストリークSRM、誘導式短距離ミサイル。
誘導性が追加されて、LRMのように目標をロックオンしないと発射できない。しかし直接射撃する性質上、LRMと違って地形に阻害されることはあまりない。
本作のDLC無しバニラでは軽量低発熱の二連装型SSRM-2しか実装されていないため、自機が使うと火力は微妙と感じやすい。逆にとてもAI僚機向きの兵装ではある。弾薬消費速度低い誘導兵器なので、AI僚機が乱射しても無駄撃ちとならず必ず当てる、連装数少ないため弾切れにも過熱にもなりにくい。
一門だけ搭載しても機能するにとどまらず、AI僚機がミサイル兵装枠4つ以上あるメックでSSRM-2を全門斉射すると接近戦に高い瞬間火力を持続的に出せる、接近戦が強要される森と市街地形に活躍しやすい。

Artemis IV:
Artemis IVシステムが追加された連装ミサイルの弾着拡散率が減少する。
しかし通常ミサイルよりは1トンも重く、弾着拡散度減少の恩恵は1トン分の装甲や弾薬より体感しにくいため、15/20連装LRMを余剰重量が多いメックに搭載する場合を除けば、実用性は微妙。

Gauss Rifle;
電磁投射砲。
長射程高貫通大火力の高速弾を発射し、遠間から敵メックの装甲をぶち抜ける強力な兵装。一点集中に当てれば数発だけで一般メックの胴体や頭部を破壊できる。
大型実弾兵装枠にしか搭載できない、本体は最重量の15トン、まともに運用できるメックは少ない。まだ、1トン当たりの弾薬数は少なく、長丁場には弾切れになりやすい。
本作でGauss Rifleを二門搭載して実戦レベルに運用できるメックは激レア、その中の一機はシナリオキャンペーンの核心とも関わる。
新米向き教習メック
比較的入手しやすいながら、運用する内にメック戦士の基礎を学べる教習機のようなメックのすすめ。
これら機体は「強い」ではなく「使いやすい」ので、中心領域の戦場に慣れたら、色々な機体に乗り換えて、その利点と欠点を理解し、好きな機体を探そう。
簡単な解説とカスタム例の画像を一併掲載する、参考までに。


Javelin JVN-10F
原典から軽量級の傑作機と評されるJavelinの光学兵装仕様F型。実弾弾薬は不要、壊れても修理しやすく、財布に優しい。
自分で使って良し、AI僚機に任せて良し、初期の起業に使って良し、後期の出撃トン数調整に使って良し。重量相応な火力、高い機動性と継戦力、軽量級の良さを濃縮した名機である。
デフォルト仕様そのままでも使えるが、ジャンプ推進器を数個降ろして装甲を強化すれば、より生存性を高める。


Centurion CN9-A
ストーリーあるキャンペーンモードで最初から支給される中量級機体。中型レーザー、中型自動砲、ミサイル、メックの主要兵装の枠を一通り揃えており、メック戦士の基礎を学べる教習機としては最適である。
デフォルト仕様では実弾弾薬を胴体に積んでいる、そのまま使うとパイロット爆死のリスクは高い、まず弾薬を脚に移動しよう。
右腕はAC/10自動砲のままでも使えるが、上半身装甲を最大限に強化すると弾薬と放熱板をあまり載せないので、入手できたらAC/5自動砲に換装する方はより継戦力の余裕が出る。
左腕に武装はなく、上半身を緊急回転して腕で攻撃を受け、胴体の損傷を減らす技術を磨くことに向いてる。
そこそこの火力、そこそこの装甲、そこそこの機動力、汎用性は高く、原典から独立傭兵メック戦士に人気の一機。しかし保有機数が多く役割分担を求める大規模部隊からは器用貧乏ともされている。
原典設定は反映されて、本作内では遭遇率が高い。


Centurion CN9-AL
右腕を実弾枠から光学兵装枠に変更したCenturion。重い自動砲と弾薬が無くなった分に余剰重量が増えて、装甲を最大限にしても放熱性能とミサイル弾数の余裕を確保できる。
筆者は右腕のL-LaserとS-LaserをPPCに換装する運用法を好む、Centurionならではの右腕主砲感が出るから。


Thunderbolt TDR-5S
Centurion ALから順調強化したような重量級メック、使用感はそう変わらない。
余剰重量は比較的に多く、利点は微妙だが他の装備を削ればギリギリ左腕の小型実弾兵装枠を機関銃からAC/2に換装できる。
兵装枠は多く、個人の好みに合わせてカスタムしやすい。
堅牢ながら汎用性は高い、原典から独立傭兵メック戦士に人気の一機。Centurionと同様、原典設定は反映されて、本作内では遭遇率が高い。
筆者は右腕のL-LaserをPPCに換装する運用法を好む、Centurion ALに近い右腕主砲の使用感を維持できるから。


BattleMaster BLR-1G
Centurion ALからThunderbolt Sから順調強化したような強襲級メック、使用感はやはりそう変わらない。
しかしミサイル枠はCenturionと変わらない一つしかなく、このクラスでミサイル火力は低い。
代わりにM-Laserの六門集中射撃は数回の直撃だけで中量級以下の目標を焼き尽くせる。
原典設定では指揮官機として人気が高く、BattleMasterに憧れるメック戦士は多い。
Thunderbolt S型のように右腕のPPCをL-Laserに変更し、他の装備を削れば左腕の小型実弾兵装枠を機関銃からAC/2に換装できる。筆者はそうしない。



番外:

Hunchback

何でも屋のCenturionを一芸特化にしたような使用感である中量級メック。
光学兵装特化型、自動砲特化型、ミサイル特化型など、色々な型番ある。
運用法がより明確になる分、特定な役割をAI僚機に任せたい時に有効。
汎用性は低いが、大口径自動砲AC/20を背負う接近戦仕様のG型は漢気溢れて、原典設定から一部に人気。Gauss Rifleを装備させて後方支援のガンキャノン役に転用することも可能。(「LRM仕様でよくねぇ?」のツッコミは無し)

Hunchbackを紹介するショート動画(英語)
https://youtube.com/shorts/rIr6pt7RnHo


Dragon

Centurionを高速化にしたような使用感である重量級メック。
10トンも重く割りに火力はCenturionとそう変わらないことは難点。
原典では五大国の一つ・ドラゴ連合の主力機種、ドラゴ連合と頻繁に交戦する他の勢力にも鹵獲機が使用される。


Vindicator

Centurion AL型を45t相応にダウングレードしたような使用感である中量級メック。
原典設定から費用対効果を重視する何でも屋の機体であり、Centurion並に汎用性は高く、そしてCenturionより貧乏くさい器用貧乏とも評される。
五大国の中の最小勢力・カペラ大連邦の主力機種、狭いカペラ領周辺以外にはあまり出回っていない。
特筆すべきメック
UrbanMech

設計方針は拠点防衛用自走砲台の安価軽量級メック。ユニークな外見故にマスコット的な人気ある。
速度も装甲も低いが、安価故に中心領域に溢れて、戦場での遭遇率は非常に高い。そして火力だけはバカにできないほど強いため、乱戦で他の目標を対応する内にUrbanMechから大ダメージを食らうことに注意。集中攻撃すれば撃破しやすく、出会えたら速やかに撃破しよう。
UrbanMechを安全に処理できるのはメック戦士として練度が上がった証。
安くて入手しやすいが、遅いため汎用性は低く、出撃枠少ない自軍にとってよほどの愛着はない限りわざわざ使う必要はない。


Locust

素早い偵察用最軽量級メック。装甲も火力も低く、SRMの多門斉射などが当たれば一瞬で撃破できるが、小型高速で当りにくく、乱戦の中で嫌がらせ攻撃してくると非常にうざい。
AI僚機がLocustの対応に手間を取ることはよくあり、その場合に集中攻撃指令を出して、Locustを最速に撃破する、あるいはLocustを捨て置けて他の高脅威目標を優先に対処する方が良い。
天敵はSSRMの多門斉射。SSRMを多門搭載したAI僚機は例外的にLocustと、その同類の高速軽量級メックの掃討が得意。
決して高性能ではないが、入手しやすく、自軍の戦力や出撃トン数が不足なら偵察役や牽制攻撃役としてLocustをAI僚機に任せばちゃんと働く。起用するなら光学兵装重視の1E型や3V型は推奨。
原典でLocust乗り達はよく底辺メック戦士と軽蔑されながらも、厳しい戦場を駆け抜ける熟練なLocust乗りは一種の勇者ともされている。


Charger CGR-1A1

日本語界隈で通称「チャージャー1A1」、
原典設定準拠の悪名高いネタ機。
「強襲級偵察機」という訳分からんコンセプトで設計されて、重すぎるため大型エンジンを搭載しても速度はそこまで高くなく、そして図体が大きい故に目立つ、その割りに設計者達が「偵察機なので敵と交戦する必要は薄い」と考えて敢えて火力を抑えた結果、一応重装甲だが中速度、そして凄く低い火力を誇る。
原典設定では「ローカスト乗り達から拒否される」伝説を持つ。
店売りの値段は安いので、「強襲級!」の肩書だけに注目してこの機体を購入した初心者メック戦士は後を絶たず、一種の初見殺しの罠。
なお設計を見直し、最大速度が低下したの代わりに火力を強化した型番は存在しており、戦場でChargerを見たら油断しないように。


Corsair COR-PVT Privateer

DLC『Heroes of the Inner Sphere』を導入すると出現するクエスト報酬の95tユニークメック、DLC『Solaris Showdown』にも店売りの闘技場仕様機が収録される。
様々なメックの部品を繋ぎ合わせる非正規海賊メックとはいえ、見た目の粗雑さに反して性能自体は高い。しかし片腕はないためその側面からの攻撃が胴体に直撃しやすい。


Annihilator

MW5最強格の100tメックシリーズの一つ。
名前の意味は「殲滅する者」、原典設定通りにシリーズ全般がどれも超絶火力を誇る。
敵機撃破や拠点防衛任務に強く、状況次第に単機で無双するのも不可能ではない。
しかし最大速度は僅か32km/h、広いマップを渡り歩く任務に不向きで、運用の癖は強い。


King Crab

MW5最強格の100tメックシリーズの一つ。
火力は文句なしの最強クラスではあるが、頭部は大きくて直撃を受けやすいという弱点を持っていて、ゲームの仕様上、頭部コックピットが撃破される突然死は多発する。
逆にこのメックと敵対する場合に頭部を狙うことは定石。


Atlas AS7-RS

MW5の原典『バトルテック』シリーズの顔、MW5最強格の100tメックシリーズの一つ「アトラス」の一型。
汎用性高いアトラスD型と違って、兵装が遠距離戦に調整されるアトラスRS型。
D型と比べれば、L-Laser枠x2を入手した代わりにM-Laser枠x4を失って、ミサイル枠一つがMからS、実弾枠もLからMにダウングレード、火力の低下は大きく、割に合わないと感じやすい。
アトラスDと同じくゲーム冒頭の3015年で実装済の機体なので、店で売り出し中のアトラスを買う前に型番をよく確認しよう。


Atlas AS7-K

通称「アトラスK」、「アトラス」シリーズの一型、MW5最強格機体の一角。
敵のミサイルを自動迎撃するAMS(アンチミサイルシステム)搭載可能で、他のアトラスより防御性能は高く、兵装も遠近共に対応可能で隙は無い。
最大の欠点は実装年度は3049年、終盤でしか入手できない。
この機体を入手することはMW5の一つの到達点といえる。
小技
1.
UIはかなり分かりにくいが、遭遇した事はあるメックの情報は「部隊管理」>「ステータス」>「データベース閲覧」で調べる。まだ、全てのメックのカスタム構成情報は、タイトル画面から「シングルプレイヤー」>「インスタントアクション」モードをプレイすれば、部隊編成段階で調べる。

2.
鹵獲した破損機体をモスボール保管庫(Mech Cold Storage、冷蔵保管庫や冷蔵庫とも呼ばれる)に入ればまだ使える部品を一瞬で外せるため、機体を売る前にまず一度冷蔵庫に入れよう。
冷蔵庫からも不要の機体を直接に売り飛ばせる。

3.
冷蔵庫に入れていない機体は定期維持費がかかる。不用の機体を冷蔵庫に入れば、経費を節約できる。メックコレクターには必要な小技である。

4.
現在位置が産業ハブ地帯に近い場合、現地でメックを修理するより、産業ハブに行ってそこで修理する方が修理時間を短縮できる場合がある。メックの被害が大きいほど短縮効果が高くなる。財政や時間に余裕がない時は、修理日数と移動日数に注意を払おう。

5.
PCがNVIDIA、かつGeForce GTX 650以上のansel機能対応グラフィックボードを使用している場合、「Alt+F2」でansel機能を起動させると、ゲームを一時停止してカメラを自由に動かすことができる。カッコイイスクリーンショット撮りたい時に有効。
既知のバグ
MOD起因やパソコン環境との衝突を除けば、ゲーム進行に致命的なバグは知られていない、しかし稀だけど戦闘パートが進行不能となるバグは発生する。

1.
MW5のマップはランダム生成されるため、稀に「スポーンした敵や目標建物が地中に埋まれる」現象が発生する。特にそれが任務目標である場合は厄介だ。
再スタートしても解消できない、地面から露出する部分を攻撃しても損害を与えない場合、任務開始前の自動セーブデータをロードするしかない。

2.
3Dアクションゲームでよく知られる地面抜けて無限落下するバグの発生は確認された。対策は再スタート、ダメなら任務開始前の自動セーブデータをロードする。
お勧めSteam Workshop MODs-ゲームバランスを改変しない快適MOD
https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2611433872
YetiJSAnimRem
星系間移動する時にジャンプシップ動画をスキップする。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2504888988
MechAttributeViewer
格納庫でメックの情報を多めに表示する。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=3219583965
Marketplace QOL
装備市場のUIに便利機能を追加する。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2541842757
CompassHeadings
コックピットに方向指示を追加する。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2507466797
Colorized HeatGauge
ヒートゲージの可視度を高める。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2509890520
Throttle Gauge w Line Markers
スロットルゲージの可視度を高める。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2511110208
Higher Visibility MiniMap Arrow
ミニマップの矢印の可視度を高める

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=3134326250
Better Lance Mate Status
僚機の詳細なダメージ状態をUIに表示する。
お勧めSteam Workshop MODs-ゲームバランスを改変するMOD
https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2512405187
https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2549720490
Yet Another Weapon & Yet Another Mechlab
メックの改造範囲を増加させるMOD、しかし幅が広すぎるため逆に分かりにくい。
改造次第で無双できるが、ゲームバランスを崩せるため、中級者以上向き。
他のMODと競合しやすいので注意。
公式アップデートともよく衝突するため、クラッシュしたらMODのアップデート状況を確認しよう。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2802020509
PilotOverhaul
パイロット関連のシステムをオーバーホールする。
パイロット管理が複雑になるため、物足りないを感じる中級者以上向き。
(公式アップデートと衝突、更新待ち)

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2734237267
Advanced Career Start
キャリアモードの開始状態を変更できるようにする。
キャリアモードを開放するDLC『Heroes of the Inner Sphere』は必要。
公式アップデートと衝突してクラッシュを誘発することはあった。遭遇したら、新しいキャリアを始める時だけこのMODを起動して、キャリア開始した直後にセーブし、このMODをオフにしたからプレイすれば回避できる。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=3301499900
Star Map Tips Enhanced
星際地図上からより多くの情報を見えるようにする。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2569855768
Quality Of Life Upgrades
格納庫のUIをより便利にする。
他に赤外線カメラと探照灯など索敵装置と、いくつの特殊オプションを追加する。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2607562264
TTRulez_AIMod2
AIを改良するMOD、公式AIが上手く使えない機体の有用性を増加させるので、編成の自由度をより高める。
しかし他のMODと競合しやすい、敵機の動きも変化するため、入れないも選択。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=3562339101
BattleGrid Reordered
広域マップモードでAI僚機に移動指示を出せる。
僚機を偵察機として活用したいなど場合に有効。
操作法は:
1.広域マップを開く。
2.通常操作通りに僚機の番号を指名する。
3.マウスで指定の位置に右クリックする。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2513326516
Enable Infantry
戦場に歩兵を追加する。死体が増えるのでショック注意。
歩兵の攻撃は僅かながら攻撃力を持っている。
お勧めSteam Workshop MODs-雰囲気、演出を改変するMOD
https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2677921408
Cockpit Glass
コックピットの窓ガラスに天気の影響を追加する。
(新実装機体や一部地形で効果発揮しないこともある、ゲーム進行に影響はない)

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2651422814
WAR_FX
戦場の火と煙など演出効果を大幅強化する。
しかし非常に重く、FPSの低下、クラッシュを誘発するなど問題点が報告された。
インストールする時にパソコンのスペックと相談しよう。

https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2808627355
vonBiomes
地形種類を追加する。
ファイルサイズが18GB以上に達しており、インストールする前にハードディスクの容量を確認しよう。

顔グラフィック変更MOD
Steanワークショップと冒頭のMODサイトNexusmodsでキーワード「Portrait」を検索すればパイロットの顔グラフィックを変更するMODはいくつある、顔グラフィックを日本アニメ風に改変するMODも存在する。
https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2947926340
顔グラフィック変更MODの一例(こちらはレアのオペレーター変更MOD)

Steanワークショップのリンク:
https://steamproxy.net/workshop/browse/?appid=784080&searchtext=Portrait
Nexusmods(外部サイト):
https://www.nexusmods.com/mechwarrior5mercenaries/mods/categories/12/
お勧めSteam Workshop MODs-ほぼ別ゲームになるMOD
https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2494637209
Mechcommander: Mercenaries
MW5をRTS化する。
(公式アップデートと衝突、更新待ち)
世界観略述
知らなくても問題ないが、知ればより本作の内容を楽しめる。

※完全公式ではなく、設定情報に対する筆者個人の理解による略述。




中心領域(Inner Sphere)

地球を中心とする宇宙内での既知人類活動領域。かつての星間連盟の最大領土とほぼ同義。



星間連盟(Star League)

かつて存在していた中心領域の統一国家。星間連盟首長の座に巡る大乱が発生した後、収束しない政治の混乱に嫌気が差した戦乱鎮圧の英雄アレクサンドル・ケレンスキー将軍は、独立軍閥化し、大半の星間連盟防衛軍人を率いて中心領域から出奔。残された政治家らは五大国に分裂し、覇権を争う中で「継承権戦争」が勃発。数度の大規模激戦を経て、3000年代初頭にはほとんどが辺境での小競合に留まっているが、戦争はなお続いている。五大国もそれぞれ内部紛争や治安問題に悩まされている。
星間連盟時代に存在したいくつかの高度技術は、大量破壊兵器攻撃の乱用によって失われた。そのため、恒星間航行宇宙船や恒星間通信技術は貴重なものとなり、3000年代にはそれらに関連する装備や施設への攻撃と、大量破壊兵器攻撃の使用が規制されている。



中心領域五大国「継承国家」(Successor States )

「継承国家」とは星間連盟の後継者と主張している、中心領域の主要な軍事大国であり、それぞれ強い政治実権を持つ一族によって統治されている。これら政治家一族は王族と自称しているという訳ではなく、表面上に民主主義を標榜することも有るが、慣習的に王家(Great House)と呼ばれている。


恒星連邦(Federated Suns)

現王家はダヴィオン家(House Davion)。
軍国主義と自由主義が混在する米英系の巨大国家。ドラコ連合とは宿敵的な関係。
五大国の中では最強とされているが、上から目線の理想を主張する割りに貧富の差が激しいと治安が悪いなど矛盾を抱いている。軽率に戦争を始める無責任な混乱の元とも批判されて、他の諸国、特に行動に責任を持つ「ケジメ」を重視するドラコ連合から猛反発を受けている。実態はどうあれ一応自由主義を国是とするため、内部統制が取れていないや、諜報工作を受けやすい弱点を持っている。
軍事技術力は高く、戦術の柔軟性に優れ、良く言えば各部隊は独自の判断力を重視される、悪く言えば好き勝手各自に動く。豊富な財力を持つ大資本主義国家でもあり、機数を確保しやすい正規軍は役割を分担した各種専門機体を好んで運用している。兵站に優れるため、弾薬補給に困らず、実弾兵装を多数搭載した支援機体の戦列による絶え間ない集中射撃戦術を得意とする。
軍全体は懐が暖かい、傭兵部隊をも多数雇用している。正規軍と傭兵部隊の関係は良好、傭兵部隊に転身する元正規軍人も多い。
戦場では良くも悪くもトリガーハッピーやりたい放題。


ライラ共和国(Lyran Commonwealth)

現王家はシュタイナー家(House Steiner)。
伝統と貴族社会が深く根ざした、経済力と重工業に秀でた富裕国家。兵器の質と兵士の装備はトップクラスだが、保守的で軍事も外交も消極。平和志向が強く、戦争には慎重。しかし軍事国家ドラコ連合との衝突は絶えない。
一見恒星連邦よりまともではあるが所詮は貴族主義なので、内部に不平等と派閥争いは激しい、まだ紛争問題への中途半端な介入や機を逸する指揮があえて混乱を招くことはしばしば。
正規軍は他国より速度を犠牲にしてでも大火力重装甲の大型機体を好む。正面戦闘では強力な軍隊だが、貴族主義将校らによる指揮は鈍く、柔軟性に欠ける。小規模な戦闘では機動戦やゲリラ戦に苦しめられることがよくある。欠点を補うために多数の傭兵部隊を雇用しているが、庶民からなる傭兵を見下す貴族将校は多い。
ライラ共和国軍の金満ぶりと鈍重さを揶揄するミーム、最大級メックであるアトラスの四機編成「シュタイナー偵察隊」(Steiner Scout、「シュタイナー軍ならアトラスの四機編成を偵察任務に出す」の意)はメック戦士の間で人気。しかし、確かに非効率ではあるが、実際に戦場で「シュタイナー偵察隊」と相対したら、茶化しなければやってられないほどの恐怖を味わうことになる。


ドラコ連合(Draconis Combine)

現王家はクリタ家(House Kurita )。
武士道を重んじる日系幕府体制国家。忠誠心と自己犠牲が美徳とされ、兵士は死を恐れず戦う。文化的にも独自性が強く、詩や折り紙など精神性を重視。恒星連邦とは宿敵的な関係。
軍事国家故に、弱者や覚悟が足りない者に容赦せず、争いを戦闘で解決する方はかえって早期収束するの暴力的な思考が強く、その反面、戦闘の結果や、所謂「ケジメ」的な行動を尊重している。
軍人階級が支配するこの国では、正規軍人の社会的地位は高く、忠誠心を重視するため、主君を持たない独立傭兵部隊は軽蔑されることが多い。とはいえ武人の魂を示した傭兵と良好な関係を維持する柔軟な正規軍人も存在する。
よく言えば任俠、悪く言えばヤクザのような国柄。まさに龍が如く。
軽量級で偵察と牽制しつつ、重量級や強襲級としては高速な機体で突撃を仕掛ける機動戦を得意とする。そのため積載の大半が火力と機動性に回されて、余剰重量少なく放熱板が不足し、放熱性能に難がある機体が多い。
リアル日系メック戦士の間で、死と過熱を恐れず疾走するドラコ連合軍の姿は、尊敬と皮肉が入り混じり「震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!」と揶揄されることもある。


カペラ大連邦国(Capellan Confederation)

現王家はリャオ家(House Liao)。
東洋的な全体主義国家。愛国心が強く、兵士は歴史と文化への誇りを持つ。情報戦や隠密行動、政治的陰謀、ゲリラコマンド戦術を得意とする。
全体主義なので、内部はとにかく不自由ではあるが、統制されていて内紛は少ない。
五大国の中で領土は最も小さく、財源も比較的限られるため、正規軍は費用対効果を重視し、性能をまとめた汎用機体を多用している。正規軍が戦うより裏工作部隊を送って他国の反乱勢力を支援する戦略を使うため、独立傭兵部隊もよく雇う。逆に正規軍同士の戦いではジリ貧になりやすく、よく不利な戦いを強要される。
他の大国を牽制する工作の一環として、辺境国家(後述)にもよく支援を送る。


自由世界同盟(Free Worlds League)

現王家はマーリック家(House Marik)。
多民族・多文化が混在する、多数の小国からなる連邦国家。内政と外交の両面で安定志向。各地域は高度な自治権を有し、小規模な内紛が頻繁に発生する。そのため、独立傭兵にとっては楽園のような存在。
他の大国同士の紛争に介入することはほとんどなく、本作の時代では辺境の小競合と内紛を除けば比較的安定している。しかし高度な地方自治権が仇になって、多くの秘密結社や犯罪組織の温床となっている。
正規軍も傭兵部隊も各部隊・各地域の独自性が強く、装備や戦術はあまり統一されない。



他の主要勢力

コムスター(ComStar)

戦禍の中で恒星間通信技術と施設を守っていた技術者組織の腐敗により形成された宇宙教団。仕事する際マニュアルのチェックリストを復唱する技術者達の慣習が変質化し、今は古い保守マニュアルを祈りの経典として用いる。
地球を拠点とし、不可侵の中立宣言に守られている。
新たな通信インフラを構築する能力は失っているものの、維持・運用能力は依然として保持している。恒星間通信技術を壟断し、その使用料金を基にした信用通貨「Cビル」の発行、さらには傭兵の契約仲介など、各種の利権を独占している。内部監査機関兼武装警察部隊「ROM」※を初めとする独自の武力も保有。
「コムスターには、すべての知識と力を制御して人類を災害から救うという神聖な責任があります」と信じ込んで、中立を装いつつ、裏ではしっかり手を回している黒幕的存在。
一応、人類の幸福を追求する教団なので、布教活動の一環として大国から無視された貧困地域で学校や病院を設置するなど人道支援活動、あるいは中心領域全体のために動くこともある。
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※「ROM」の本来の意味は失った。3000年代以降は三つの主要構成機関の名「Rho、Omicron、Mu」(R、O、Mの古ギリシャ語読み)の集合イニシャルとされている。非公式ながら一部のリアルコムスター信者からは「沈黙を守り、すべてを記憶する」(Read Only Memory)の意味とも解釈されている。
(メタな事を言うと、「ROM」は『バトルテック』のスタッフらさえ詳しい起源を知らない設定が、偶然にもまさにその通りの意味を獲得した名である)
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星間探検隊(Interstellar Expeditions)

専門職の学者と民間考古学愛好家、探検家、裕福な好事家など物好きから構成される探検・研究団体。
活動内容は星際地図作成、考古学的発掘、人類学的調査、失われた植民地や星間連盟時代遺跡の探索、オカルト情報の論究など、多岐にわたる。
紛争地域、未開発地域などにも活動しているため、護衛任務、警備活動、探偵的捜査など仕事を傭兵部隊に依頼していて、国に所属しない独立傭兵の一大雇用主である。
本作内では、主にシナリオ進行と関連する重要な任務を依頼するプレイヤー傭兵団の後援者として登場。
ゲームシステム上、何故かプレイヤー傭兵団との関係性は「独立勢力」と連動されるため、大国から依頼を受けて各地で独立勢力を鎮圧したら、星間探検隊との関係が悪化することになる。シナリオ進行に影響はなく、何の変化も起きないが、唯一のデメリットは星間探検隊から受けたイベント任務の報酬金が減ること。(資金は基本的に自由任務で稼げるので大した問題ではない)


自由ラサルハグ共和国(Free Rasalhague Republic)

長い間ドラコ連合の支配下にあった北欧系の民が植民した星系群。文化的にも言語的にも独自性が強かったため、非常に急進的な独立運動が長年にわたって続いていた。
第四次継承権戦争の混乱の中で、緩衝地域を欲していたライラ共和国とドラコ連合、そしてコムスターの思惑によって独立を果たす。
しかしすぐに、その独立を良しとしないドラコ連合軍の一部による反乱「ローニン戦争」に巻き込まれ、さらに3049年には「クラン侵攻」の主要戦場となってしまう不運な地域。
上述の一連の戦争はDLC「Rise of Rasalhague」と「Shadow of Kerensky」に描かれている。


氏族(Clan)

まだは「クラン」と呼ばれる、中心領域から出奔した軍閥の末裔であり、先祖の軍人たちからさらに戦闘民族へと進化した存在。複数の部族に分かれており、各自が独自の風習を持つが、共通して戦闘と名誉を重視している。
星間連盟時代の高度な軍事技術を保有しており、氏族が使用するメックは、中心領域のメックよりも高性能。この事実は、本作キャンペーンモードのシナリオの核心にも関わっている。
氏族による中心領域への「クラン侵攻」は、『バトルテック』史上最大の事件であり、その顛末はDLC「Shadow of Kerensky」およびスピンオフ作品『MechWarrior 5: Clans』のテーマとなっている。
ネタバレ注意
    3049年「クラン侵攻」に参加し、本作内で相対する主要氏族は:
  • スモークジャガー氏族(Clan Smoke Jaguar):東側の侵攻ルートを担当し、ドラコ連合と激突。とりわけ敵にも味方にも容赦せず暴力的な氏族と知られる。ドラコ連合との死闘は『バトルテック』史上有数の激戦。『MechWarrior 5: Clans』の主役勢力。
  • ウルフ氏族(Clan Wolf):中央の侵攻ルートを担当し、自由ラサルハグ共和国に攻める。氏族の中ではケレンスキー将軍の家名を継承している中核勢力。政治・軍事両方とも長ける。
  • ゴーストベアー氏族(Clan Ghost Bear):スモークジャガーとウルフの間にある侵攻ルートを担当する。保守的な族柄で、家族関係を大切にし、慎重と観察を重視。『MechWarrior 5: Clans』のDLC「Ghost Bear: Flash Storm」の主役勢力。
  • ジェイドファルコン氏族(Clan Jade Falcon):西側の侵攻ルートを担当し、ライラ共和国に侵入。もっとも保守的かつ典型的な氏族、戦士階級以外は政治力ほぼない。ウルフ氏族とはライバル関係。



辺境国家

中心領域の辺境部に位置し、自由と独立を重視する多数の小国家勢力。僻地のため、資源や人材の不足、技術基盤の脆弱さに悩まされつつも、独自の文化とアイデンティティを築いていて、五大国の干渉や支配に抗い続けている。
いくつの辺境国家は星間連盟より歴史が長く、健気に生き延びている。
残念ながら、本作内で辺境国家はメックの修理と購入や、部隊運営に必要な産業ハブ地帯を持っていないのため、盗賊掃討はともかく、辺境国家から大国と対抗する任務を引き受けることにメリットはない。


外世界同盟(Outworlds Alliance)

中心領域の3時方向辺境に位置する。
政治と軍事の混乱に嫌気が差した者達が集めて、理想主義と平和主義を掲げて成立した連邦制国家。議会制共和制で、全市民に参政権があり、個人の自由も重視する。
一応徴兵制はあるが、平和主義、反拡張主義故に、軍事力は辺境国家の中で最も弱く、農業を主体とする経済も脆弱。恒星連邦領とドラコ連合領の角の間にあるため、コウモリ外交を駆使するが、単に辺境過ぎる故に生き残ってるとも評されている。
それでも星間連盟より歴史が長い。


タウラス連合国(Taurian Concordat)

中心領域の5時方向辺境に位置する。
星間連盟より古い歴史を誇る立憲君主制国家、独立心は強く、厳格な義務教育と徴兵制軍制もあり、辺境国家随一の軍事力を誇る。
その反面、侵攻に抵抗した歴史から、外部勢力への警戒心と猜疑心が強い。


カノープス統一政体(Magistracy of Canopus)

中心領域の7時方向辺境に位置する。
女性君主が支配する、芸術やエンターテインメント産業が重視している国家。進んだ医療と星間サーカス団の巡業で知られる。自由と個人の選択を重視し、外部からの移民や亡命者にも寛容であり、一市民にとっては寧ろ五大国よりマシな面がある。
優れた外交能力で軍事能力の不足を埋め合わせている。


マリア帝国(Marian Hegemony)

中心領域の8時方向辺境に位置する。
ローマ帝国を模倣した絶対君主国家。「カエサル」が頂点に立ち、古代ローマ風の官僚制・軍制・階級社会制を取り入れている。市民権を持たない人々は住みにくい。
辺境国家の中では領土拡大に最も熱心。古代ローマの奴隷制度も導入したため、奴隷を捕らえるための襲撃をも頻繁に行う。


コンパス座連邦(Circinus Federation)

中心領域の9時方向辺境に位置する。
辺境の盗賊と農民が結びついて誕生した疑似共和国。名目は大統領制だが実態は犯罪組織や傭兵集団に支配されている海賊国家。
略奪や密輸活動を生業とし、内部抗争や派閥争いも絶えない、褒めるところはほぼない無法者の集まり。寧ろ一応国の形をとっているのは奇跡。
とはいえ広い中心領域の内部にこいつらと大差なかった連中も少なくない。



メック(Mech)とメック戦士(MechWarrior)

メックとは地面があれば全環境に戦える装甲戦闘兵器、メック戦士はすなわちメックのパイロットのこと。

過去の戦禍への反省により、3000年代の中心領域で、恒星間航行宇宙船への攻撃と、宇宙からの大量破壊兵器無差別爆撃が制限されて、地上戦が「戦争の土俵」として重要となり、メックが決戦兵器となっている。
大量破壊兵器乱用の時代で建造技術と共にメック生産施設の大半が破壊されたゆえに、3000年代で生産が需要に追いつかず、メックは撃破されても可能の限り回収・修復される。
地上戦の切り札であるメックは貴重兵器のため、軍隊内でメック戦士の地位は高い。軍人としての社会地位は所属や国柄によって違う。

主流であるメックの四機分隊は「ランス」(Lance、原意は「突撃用騎兵槍」)、分隊メンバーは「ランサー」(Lancer、原意は「突撃槍騎兵」)とも呼ばれる。

メックより安価な戦車やヘリコプターなど兵器も運用されており、中には「最小限のコストでメックに対抗できる」方針で設計された物も存在している、過小評価は危険。
関連作品
https://steamproxy.net/steamstore/app/637090/BATTLETECH/
BATTLETECH
ゲームオリジナルの中心領域辺境小国の内戦を背景にするSRPG。



https://steamproxy.net/steamstore/app/342200/
MechWarrior Online™
PvPメインのオンラインゲーム。



https://steamproxy.net/steamstore/app/2000890/
MechWarrior 5: Clans
『バトルテック』世界観の中心領域外勢力・氏族(クラン)の視点から描く、シナリオキャンペーンに焦点を置いたスピンオフ作品。
本作と同じシリーズナンバーを共有しているが、ステージクリア型故に、メックの操作を除けば、機体カスタムシステムや経済システムなどゲーム性は大幅異なる。
外部攻略サイトとガイドへのリンク
基本情報、おすすめMODなどを揭載している外部サイト(日本語)
https://mechwarrior5-karan.studio.site/1#mw5

MODアップローダーの外部サイト(英語)
https://www.nexusmods.com/mechwarrior5mercenaries


筆者が書いた他のガイド

AI向き機体と武装のすすめ(公式AI限定)
https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2713471611

『MechWarrior』シリーズの原典である『バトルテック』世界観とメックを解説する外部リンク集(ゲーム攻略に不必要)
https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2810671262
日本語化について
このゲームはかつて日本語に対応していなかった。しかし、日本語化MODまで制作した熱心なユーザーたちの努力と交渉の結果、2025年10月9日のアップデートから公式に日本語対応し始めた。
この場を借りて、彼らに感謝を伝えたい。