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25.2 hrs on record (23.3 hrs at review time)
占領下アメリカを舞台にナチス絶対殺すマンと化したブラスコヴィッチ大尉がいろんな手段でドイツ兵をぶっ殺したりバラバラにしたりする楽しいFPS
十分に楽しいFPSではあるのだが、残念ながら前作前前作と比べるとやや不満点が目立ってしまう

プレイしていて一番不満だったのはアキンボ(二丁持ち)。本作アキンボは両手でそれぞれ別の武器を持てるのだが、これが武器の素早い切り替えを阻害して非常に厄介で、そもそも「両手で別の武器を持つこと」が役立つ場面が全くない。二丁持ちの切り替えに射撃モードの切り替えに諸々と必要以上に操作が複雑化してしまう。
とはいえ、ゲームのシステム自体は基本的に前作前前作と共通しているので、同様の武器の少なさやステルスシステムの曖昧さ、そしてアキンボ以外に大きな不満はなかった。

個人的には物語と背景のディテールが雑になってしまったように思えるのが非常に深刻だ。New Orderでは、ナチス支配下の1960年代が初めて描かれたということもあって、新聞記事やレコード、ちょっとした掲示物やNPCの台詞までが良質なディテールとして機能していたのだが、今作での世界の広がりは限定的。戦勝記念日や裁判所など目新しい風景もあったものの、例えばほとんどイベントもなく単に見てくれの違う敵としてしか存在していないKKK団を「敵のアメリカ人」としてもう少し深く描いてもよかったと思うし、ブラスコヴィッチの父は非常に単純な悪人としてしか描かれておらず、母のメモや直前のイベントで僅かに見せた父らしい振る舞いとのギャップは埋められず放置されている。せっかくの芸術的画家も友情出演程度。フラウ・エンゲルはシュトラッセ大将ほど知的ではない「あたまのおかしいおばさん」で、悪役としての魅力に欠ける。最初に(厳密に言えばNew Orderで)選んだ相棒は物語から排除されているように影が薄くて、そのくせ新入りの黒人女が当たり前のようにリーダーとしてふんぞり返る。現代の緊張した欧米政治情勢を反映しようとするあまりに政治体制や主義への直接的な言及が増えすぎて、復讐劇を軸としていたNew Orderや軍事作戦を描いたOld Bloodよりもイデオロギ的な生臭さが強く、何度か重ねられるカットシーンでの大演説にはついつい白けてしまう。DLCシナリオはベースゲームのリソース流用で遊ぶ上での目新しさは薄く、物語の展開も陳腐。

ドイツ兵をぶっ殺すことは変わらず楽しいが、細かい描写で気が散ることが多すぎて前作前前作ほどの強いオススメはできないなあ、という感じだ。
Posted 31 December, 2017. Last edited 31 December, 2017.
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13.4 hrs on record (12.2 hrs at review time)
筋肉モリモリマッチョマンの変態共がマシンガンからロケットまで火力過多極まった装備をバリバリ振り回して溢れに溢るる脳汁を全身の穴という穴から垂れ流し爆発と血糊と肉片を画面いっぱいに撒き散らして悪の軍団やオバケカブトムシを皆殺しにするばかりのゆかいなアクションゲーム。

ボーナスキャラクターではみんな大好きなTwitter中毒で実業家出身の大統領とかKGB出身で半裸の大統領とかフルオート・アサルト・マスケットで武装した初代大統領も使えるぞ。
Posted 23 November, 2017. Last edited 23 November, 2017.
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356.3 hrs on record (311.6 hrs at review time)
プレイし終えたのはもう随分前なのですが、結局「あんまりおもしろくなかったなあ」というのが最終的な感想でした。
このゲームを好きになる方法を探して、クリア後も何十時間か遊んでみました。Modなんかも試してみました。それでも評価を変えることは残念ながらできませんでした。

まず、オープンワールドのゲームとしては失敗だと言わざるを得ないでしょう。
広い荒野に小さな陣地が点在するだけの箱庭の中、プレイヤーの他に存在するのは敵兵と動物、あとはせいぜい捕虜くらい。車両は出現個所が少なく、時々見かける程度で存在感がありません。シリーズの伝統に則りお決まりのルートを巡回する敵兵の動きは機械的で、空疎で生気のない世界で一層とプレイヤーの孤独を誘うばかり。
これはつまり、そもそもMGSシリーズの仕組みとオープンワールドはミスマッチだったのでしょう。
思えばこの世界は、これまでのシリーズで小分けにされていたマップにうんと大きな余白を付けて、それぞれの端をそのまま繋げた、といった作りにも見えます。

動物も別に生態が十分再現されているとか、遠目に観察して楽しいとかいうものじゃあありません。できることと言えばぶち殺すか麻酔叩き込んで風船付けて飛ばすだけです。

そのほか諸々細かい不満もありますが、他所のオープンワールドと比べた時、一言で言えばこの世界には見るものもやれることも少ないのですね。
街があるでもなし、イベントがあるでもなし、ミニゲームやアクティビティがあるでもなし、探して楽しい隠しエリアがあるでもなし。せいぜい陣地の近くで草をむしって資源コンテナに風船を付ける程度です。

一方で馬糞を使って車両をスリップさせるとか、そういう使い所がほぼ無いアクションや装備、性能過剰かつ高コストで気軽に持ち出せない武器は豊富に用意されています。
装備の大部分はクリアまで1度も使う機会がありませんでしたし、役立ちそうに思える場面さえありませんでした。そのくせ開発に掛かる時間やリソースは膨大ときた。ヘリコプターやロボの改造も同様です。使う必要はないし、遊び要素にしちゃ手間とコストが重すぎて手が出せません。
マザーベースへの訪問なんかもそうですが、広い世界を埋めるべく用意されながらも空回りした遊び/こだわり/サービスがそのまま死に要素と化している印象です。

オンライン要素はどうでしょうか。
FOBはぼくが知る限り最低最悪のオンライン対戦モードです。
他所の基地にこそ泥に入るという体を取っていますが、実際のところ守備側圧倒有利で行われる対戦です。あちこちワナがある基地を残機1で彷徨い、時に敵プレイヤーにも妨害されるわけで、結局負けが重なる内に戦い方や勝ち方を考える気持ちもなくなり、すぐに遊ばなくなりました。
気絶も麻酔も体術も風船も即死攻撃も何もかも、自分がされる側になると本当につまらないしイライラします。報酬もカスみたいなもんで、報復や別プレイヤーの襲撃による損害を賄うこともできません。
触れずに放置してもシングルキャンペーンにガッツリ食い込み影響を及ぼす仕様は、苦痛の泥沼に無理やりユーザーを引き込もうとしている風に思えて印象は最悪です。
MGO3についてはよくわかりません。遊ぶ機会が少なかったので。

尻切れトンボの物語はしばしば批判されますが、個人的にはこのゲームの問題はそこじゃないと思っています。
そりゃあPWと同様にすっかり現実から乖離してしまった道具のデザインや演出は好きになれないし、なんかカズが1人で熱くなっててついていけねえなあと思ったのも確かですが。
オープンワールドとしての問題点に加え、CQCと麻酔銃がやたら便利で強い上、各陣地は構造が単純で駐屯人数も少ないので何をどうしても制圧は容易く、工夫を試みる必要を感じぬまま同じ事を繰り返すことになります。敵は手順に沿えばいとも簡単に無力化できるので、変わった手段や特殊な装備を試したところで薄い手応えに変化はありません。
サイドミッションはアレを探せ捕虜を拾え奴を殺せが複数個ずつあるわけですが、メインミッションさえも少なからぬ部分がそうした単調で物語から切り離されたものです。故に物語の主人公を演じるというより、課題に自らが挑むという風な物語世界から距離を置いた遊び方になりがちで、「この続きを見たい」という気持ちが薄れ、作業感を一層強く覚えることもあるでしょう。
正直、こうした部分の責任全てがヒデオ監督を冷遇したコナミに求められるとは思いません。ぼくが好きになれなかった部分の多くは、恐らくヒデオ監督が目指したビジョン自体に基づくだろうと思えるからです。


私事になりますけども、PSのMGSを初めて見た時、小難しい言葉とハードな雰囲気と渋いカッコよさが詰め込まれた物語に圧倒されたのを今でも覚えています。「なんちゅうカッコイイ、スゴイゲームがあるんや」「映画みたいや」と驚いて、長らく親しんだスーパーファミコンに別れを告げるきっかけの1つとなりました。流石に4の頃には遊んでいるより映像を見ている時間の方が長いことに違和感を覚えていましたが、それでもエンディング後には同種の感動を得ることができました。
一方、PSPのシリーズはなんとなく印象がよくありません。
ポータブルオプスはまだしも、PWは先に述べたように現実の歴史や政治や軍事の諸々といった小難しさからの乖離が進んだことでハードな雰囲気が薄れ、インタフェースや諸々のシステムの変更・追加によってMGSに見た没入感が失われてしまったように思えたのです。「映画みたいなゲーム」から「ゲームらしいゲーム」になってしまったなあ、という感覚です。
その流れを汲む本作ですから、やはりどこか冷めた感情から評価をスタートさせてしまったのは確かで、何か語ろうとすると文句や愚痴ばかりが出てしまいます。長いこと遊んだ分、何らか楽しさもあったはずなのですが。
もうぼくも考え方がダメになってんでしょうね、きっと。

(ところで、ヒデオ監督はいつだか「メタルギアにゾンビなんて出るわけない」とおっしゃったそうですが、本作に何度も出てきたあのゾンビの出来損ないみたいなのはなんですか?どうやって戦うにしても普通の敵兵以上に面倒で退屈なあれはなんですか?)
Posted 19 June, 2017. Last edited 19 June, 2017.
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34.5 hrs on record (6.5 hrs at review time)
Early Access Review
1950年代、宇宙からやってきたイカと我らがアメリカ陸軍が戦うマルチプレイアクションゲーム。
早期アクセスの第一段階ということで、このレビューの執筆時点では遊べるマップは1ヶ所のみ。現時点の実装済コンテンツは予定の20%ほどで、およそ1年後を予定している本リリースまでに多数のマップや武器、キャラクターのカスタム機能などが追加されるとのこと。

基本ルールはいわゆるCTF。敵のベースに配置されている司令官を自陣まで拉致することでポイントとなり、3ポイント先取で勝利。

人間の場合、武器はプライマリ(ライフルとか)とセカンダリ(グレネードとか)があり、ベース内にあるものをそれぞれ自由に選んで装備できる。一方、イカはプライマリしか装備できないが、代わりに透明化や戦車の召喚など様々な特殊能力が使用できる。

ユニークな要素の1つとして、チームのアップグレードがある。
これはマップ内からリソースとなる品物や避難民を回収することで、強力な装備がアンロックされていくという仕組み。そのため、司令官への襲撃と合わせて、回収地点の占領と定期的に出現する避難民の確保が重要に。
何度か対戦してみた感覚では、初期段階ではイカの方が強いものの、アップグレードが進むとアメリカ軍が逆転するといったバランスに思えます。

プレイ人数は16人(8人x2チーム)。不足分はBotが入るので、常にフルメンバーの試合を行うことになります。


で、遊んでみるとシンプルながらなかなか楽しい。
対戦といえば普段は大型のFPSでひとごろしばかりやっているものだから、何となくタフで殺伐とした気分になったり、前線まで遠いなとリスポン地点を恨んでみたりしがちだけれども、こういう温かみあるコミカルなグラフィックの中、ほどよく小さなマップで移動にダレることもなくテンポよく戦うのは非常に新鮮で爽やかな気分です。
人間・イカの種族および両軍の武器は性格付けがきちんと分かれていて、戦い方による使い分けが楽しい。
先に触れたように、Botが参加してくれるので、いつでもフルメンバーの試合を楽しめるのも魅力の1つと言えるでしょう。
このBotの性能は中々良く、対戦相手として十分な手応えがあるように感じました。

「1950年代のアメリカでの宇宙戦争」というクラシックSF映画の一典型を引用した設定もほどよい風味付け。
だいたい宇宙人と戦うにしたって、変なピカッピカのスーパーアーマーを着て変なピカッピカのスーパーサイエンスウェポンとかで戦う変なピカッピカのスーパースペシャルヒーローみたいのより、野戦服とM1ヘルメットをビシっとキメてトンプソンやガーランド(クリップ音もあるぞ)やM16やM60で武装したアメリカ兵の方がカッコイイに決まってんですよ。

一方、ゲーム内にチャット機能が無いのはやや不便。何らかチーム内のコミュニケーション手段を用意して欲しいところ。
ついでに昔のBFのラジオチャットみたいなのでもあればあれやこれやと大騒ぎして盛り上がれそう。
試合に制限時間が無くて時々膠着しがちなのも問題か。
そのほかグラフィックやアニメーション周りの細かいバグなどもあるので、早期アクセス期間を通じて改善・改良されることを期待したい。

値段は定価980円とお手頃なので、気になる人はとりあえず買ってみると良いんじゃないでしょうか。決して分の悪い投資じゃないと思いますよ。
Posted 17 June, 2017.
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1.4 hrs on record
こころあたたまる中国製短編ビジュアルノベル。
良い感じの音楽に良い感じの風景、良い感じの美少女と良い感じの観光案内。地名などいくつかの用語はwikipediaを開くためのリンク付。分岐や選択肢は無し。ローカライズの精度は中々高いものの、やや不自然な言い回しや崩れた部分もちらほら。全く理解できないほどではないので受け止める広い心を持ちたい。
ボイスも可愛らしい風だが、残念ながら録音環境がよろしくないのか、音質が悪いセリフやマイクに当たる息のノイズが入っているセリフがあり気になる。


普通に文章を読んでいればプレイ時間は1時間ほど。実績は隠し実績1つを除いて物語を進めるだけで解除される。隠し実績についてはガイド等を参照されたい。カードもドロップするが、1時間ほどでは2枚しかドロップしなかった。クリア後しばらくは音楽を聴くなりCGを見返すなりして時間を潰すとよい。

女の子が2人と聞いてエッチな奴を期待していた自分が恥ずかしくてたまらない。
Posted 3 June, 2017.
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66.0 hrs on record (62.6 hrs at review time)
「FPSブームは第二次世界大戦モノから生まれました。現代戦じゃありません。第二次世界大戦がオリジナルです。しばし遅れを取りましたが、今や巻き返しの時です。
ナチ・ドイツがお好き?結構、ではますます好きになりますよ。
さあさどうぞ。ナチスの恐竜軍団です。快適でしょう?んああ仰らないで。
設定がボンクラ、でもCoDなんて見かけだけで今やSFだし、よく滑るわ、すぐひび割れるわ、ろくな事はない。
サバイバルCoopモード(DLC)もたっぷりありますよ、どんなプレイスタイルの方でも大丈夫。
どうぞ回してみて下さい、いい音でしょう。余裕の音だ、馬力が違いますよ」
「一番気に入ってるのは……」
「何です?」
「値段だ」

ナチス・ドイツの恐竜軍団と連合国軍の精鋭たちが戦う愉快なマルチプレイFPS、Dino D-Dayは定価¥980で販売中。
Posted 24 November, 2016. Last edited 24 November, 2016.
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28.2 hrs on record (11.9 hrs at review time)
 1965年。ひどく暑い日のことだ。野戦服に真新しい少尉の階級章を光らせたあなたは、泥道を走るジープに身を預けていた。サイゴンからの旅路は一種の時間旅行のようだ。あのフランス植民地様式の都市を1マイル離れるごとに文明は後退し、やがては原始の密林ばかりが眼前に広がりゆく。出発前に買ったコカ・コーラを飲み干すが、もうすっかりぬるく、また炭酸は抜けきっていた。放り捨てた瓶は密林に呑まれ消えていった。
 さて、あなたは出発前のミーティングを覚えているだろうか?少し思い出してみよう。何、どうせ時間はあるのだ。目的地である前哨基地はまだまだ遠い。

「ベトナムにようこそ、少尉」
 作戦室であなたを迎えた男は師団長たる陸軍少将、つまりあなたのボスだった。かつてヨーロッパで第三帝国と戦った空挺隊員の1人でもあり、胸には今なお空挺記章を飾っている。
「早速だが、この地図を見給え」
 野戦服の袖で額を拭うと、師団長は傍らのテーブルに広げられた戦術地図を手で示した。陸軍に半生を捧げた英雄の顔には深いしわが刻まれ、声には隠しきれぬ衰えと疲れが滲んでいた。それを察したあなたは少し不安になる。
 地図に描かれた範囲は広くない。鬱蒼とした密林の合間を濁った河が巡り、頼りない道路で結ばれた集落が点在する……ありふれたベトナムの切れっ端がそこにあった。
「前哨基地を1つ任せたい。一帯に潜む敵勢力を捜索・排除し、治安の維持にあたれ。なんといったかな、そら、民心掌握(Hearts and Minds)というやつさ。誰が本物の友人かをここらのベトナム人共に教えてやるんだとさ。紳士的にしてやれば村人もちょいと口が軽くなる。アカの居場所を教えてくれるかもな」
 議会から押し付けられた新戦術を師団長が快く思っていないのは明らかだった。こうした小細工に労力を割くべきではなく、ナパーム、あるいは"もっと強力な奴"を以ってして1日でも早くインドシナ半島全てを焼き払うべき……と、彼は信じている。
「任務のために必要な戦力があれば手配する。多少の機甲・航空戦力なら師団から回せるし、グリンベレーやARVNにも協力を約束させる。無論、お偉方の顔色を伺いながらではあるがね。連中の機嫌を取る為にも定期的に成果を報告して欲しい」
 ベトナムの空気は蒸し暑く、あなたの額にも汗がにじむ。よく冷えたコカ・コーラが無性に飲みたくなり、口の中が乾いてくる。

「そう固くなるなよ。ここで現代のパットンやアイゼンハワーを作ろうってわけじゃあないんだ」
 ぎこちない笑みを浮かべつつ、師団長は何人もの少尉を相手に語ったであろう冗談を口にした。前の少尉たちがそうしたように、あなたもまた愛想笑いで応じる。あなたと同じような新品の少尉たちは、あなたと同じ命令を受けて密林に消えたのだ。いくらか昇進して戦い続けている者もいれば、更迭された者も、戦死した者もいる。今のところ、任務を終えて帰国を果たした者は数えられるほどだ。
「昔はよかった。ドイツ人と正面から向かい合って殺しあうだけでよかった。それでよかった」
 やがてあなたに背を向け、師団長はひとりごとのように語るのだった……


 Vietnam‘65のシステムはベトナム戦争を題材としたターン制ストラテジーです。アメリカ陸軍の指揮官として共産軍(北べ軍、ベトコン)と戦いましょう。
ただし、勝利条件は敵本拠地の制圧や破壊ではなく地域の民心掌握を達成することにあります。定期的に村を巡り、アカを探し、これを撃滅し、ユニットに補給を送る……といった風な繰り返しでゲームが進み、最終的に十分な民心掌握ポイントを得ていれば勝利です。ルールはユニークながらもシンプル、キャンペーン1回あたりの時間は短く、歯ごたえは十分。チュートリアルもあります。
 実績が制服で表現されているのもステキですね。最初はまっさらだった制服に、実績を解除するごとにメダルやリボン、階級章が飾られていくのです。

 ベトナム戦争に興味があるとか、ヘックスに慣れ親しんでいるとかなら値段分以上は楽しめるゲームです。
Posted 19 February, 2016.
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3.2 hrs on record (2.2 hrs at review time)
セールで91%OFF(9円)で買いました。カードも付いてきてオトクですね。
スマホ向けゲームの移植らしく、操作はマウスクリックのみ。

ゲーム内容としては簡単なパズルとアイテム探しだけ。あんまり楽しくはありません。

字幕とインタフェースは日本語に対応しているのですが、翻訳の精度に多少問題があります。
最初の探しものの時に「手袋」を探せと言われるが全く見当たらない。困ったぞと思い手当たり次第にクリックすると「地球儀」が正解でした。そうですね、GlobeとGloveの取り違えがあったようです。あるいは「弓」とあるのは「蝶ネクタイ」(bow)だったり、「ヤシ」とあるのは「手のひら」(palm)だったり、多義的な言葉にも弱いようです。幸いにもヒントは充実しているので答えはすぐに見つけられますけれど。

セリフの字幕にも多少違和感(主人公が女ことばになったり)はありますが、まあ物語の理解を妨げるほどではなかったです。たぶん。

背景の位置がずれてオブジェクトや人が浮いて見えたり操作がおかしくなるバグもありましたが、何せ9円。字幕の問題も含め、何か見つかるたび「どうせ9円だしな……」と優しい気持ちになって目をつぶってしまいます。

ゲーム内容が単純なだけに、本作に魅力を見出すには物語を評価するほかにないと言っても過言ではありません。
ストアページを眺めるとさらわれた花嫁とか吸血鬼とか古城とか「それっぽい」風を装ってますが、その実態は楽しいコメディです。
だいたい2時間くらいでクリアできますから、ちょいと安っぽい映画を1本見るくらいの気持ちで挑むとそれなりに満足できるかと思いますです。
Posted 12 November, 2015.
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5.3 hrs on record (2.3 hrs at review time)
Early Access Review
Finding players Simulator 2015
Posted 18 September, 2015.
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0.3 hrs on record (0.2 hrs at review time)
時間あたりの収入が低すぎて中々次が買えない退屈な低機能クリッカー。
クリッカーといえば既にsteamでも何作か出ているが、それらに比べると目新しさは少ない。
背景は変わらず、敵のグラフィックは少ない。ボイスのパターンも数えられるほどですぐに飽きてしまう。
付属の女の子のきせかえができるけどパーツの大半は課金ときた。
この状態にあっては、恐らくは売りであろう美少女部分も薄味と言わざるを得まい。

言い換えれば、質が悪くて安っぽい魅力皆無のゲームに一握りのおっぱいを積んでスケベ一本で挑む意欲作だ。
イラストやボイスよりは、むしろその潔さにこそ確かに受け継がれた大和魂を見た。
Posted 30 July, 2015.
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