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Recent reviews by だれか

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Showing 1-10 of 42 entries
19 people found this review helpful
2 people found this review funny
16.3 hrs on record
購入価格(2024/07/11)
割引後:1782円 割引前:1980円

すぐ分かる概要
  • 繊細な心理描写が非常に巧い。
  • 独特なUIや機能が、世界観にマッチしている。
  • 価格と内容のバランスは妥当の一言。


感想

おすすめする理由

 発売前から注目していた本作、予想通りの大当たりでした。

 グラフィックの可愛らしさや、ネオンで統一されたデザインなど、視覚的な情報から興味を持ちました。もしも購入の検討に際してここを読まれている方がいるとすれば、大半が私と同じ動機だと勝手に予想します。
 そして、実際にプレーしてみた上で、想像以上にキャラクターが滑らかに動いたため、この点がまず大きくプラスです。

 肝心のシナリオですが、どのキャラクターも個性が強く、一方でどのエンディングも納得あるいは共感できる内容であり、こちらも満足でした。
 それを店主である主人公の視点を中心にして楽しむことができるため、本当に小さなお店を経営している感覚で没入できる点も素晴らしいです。

 やや逸れますが、個人的には一気に最後まで遊び倒すより、一周分をプレーしたら続きは翌日に持ち越すような、ゆったりした遊び方が本作には合っていると感じました。
 雰囲気に惹かれた方はもちろんのこと、リラックスしたい方にもおすすめです。価格に関しても、内容に対して丁度良い設定だと思います。


ゲームの特徴

 まず大きな特徴と言えるのは、UIの配色や作中の店内BGMなどを気軽に設定できることでしょう。自分好みの組み合わせにカスタムした上で、登場人物の掛け合いを眺められることが、ここまでプレイヤーを安心させることは驚きでした。

 また、同時に複数の来客があった場合、客同士の掛け合いも楽しむことが出来ます。呼びたいキャラクターを上手に呼んで、その絡みを楽しめることも、本作の特徴と言えるのではないでしょうか。

 マルチエンディングであるため、周回もとい複数回のプレーは必須となりますが、楽しんでいるうちにエンディング回収はほぼ終わると思うので、周回や複数回を求められることが苦手な方でも、あまり問題なく遊べると思います。


気が付いたこと等

 本レビューの概要に書いた通り、心理描写が非常に上手だと感じました。
 ヒロインにはそれぞれ、ハッピーやバッドなど複数のエンドが用意されており、それらを断片的に集めることで、より深く物語を理解できるでしょう。

 私は普段、レビューを書いていて言葉に困ることはあまりないのですが、本作は文字で説明するより、実際にプレーしていただくしかない、そんな魅力があると感じました。


余談

SNS

 実はメインヒロインの『愛上あむ』の Twitterアカウント[x.com] が存在します。(※私はXと呼ばない主義なので悪しからず。)
 ファンアートの引用リツイート(※私はリポストと呼ばn以下略。)が主な内容なので、特にプレー後に覗いてみると面白いと思います。


プレー動画

 実は主題歌の『Hookah, whoo!』のボーカルを担当されている なくちゃ 『藍月なくる』さんが本作を 配信 しています。
 レビューだけでは雰囲気が今ひとつ掴めず、実際のゲーム画面を見てみたいという方は、そちらをご覧になるのが早いと思います。 ほよ~
Posted 5 September. Last edited 16 September.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
48 people found this review helpful
3 people found this review funny
34.4 hrs on record (17.7 hrs at review time)
購入価格(2024/08/27)※発売当日。
割引後:711円 割引前:790円

すぐ分かる概要
  • 前作からプレーすることを強く推奨。
  • 爽快感が重視されており、難易度は高くない。
  • シナリオクリア後も十分に遊べる。


感想

おすすめする理由

 作品の紹介を裏切らない、スピード感あふれる非常に良く作り込まれた作品でした。

 懸念していた『前作』の作風が壊れてしまわないかどうかという点も、私の杞憂に終わりました。(※私の前作への レビュー へのリンクも置いておきます。)

 本レビューの概要にて、前作からのプレーを強く推奨した理由として、シナリオの繋がりはもちろんなのですが、本作が完全上位互換と言える操作性と面白さだったことが大きいです。逆に言えば、こちらから入って過去作を辿る形になると、やや不便さや物足りなさを感じてしまうかもしれません。

 購入から一気に全実績解除、更に全回想解放まで遊び倒した上で、まだ楽しめるとすら思うので、私は文句無しでおすすめです。


ゲームの特徴

 作品の紹介を見ての通り、ランダムに選ばれたカードから取捨選択して戦闘します。
 前作プレー済みの方に補足するのであれば、仲間以外にもドローンが味方として稼働してくれる点や、消耗品でなくなったサブウェポン等、戦略の幅が大きく広がったように思います。

 仲間の選択でエンディングが変化するため、全てのエンディングを見るためには、何度か同じ戦闘を行う必要があります。
 前作のレビューでもこの点を不満として挙げている方は散見できましたが、本作は先程述べたように戦術が広がっていることや、ステージに特色があることから、退屈しないだけの工夫が施されています。

 やや失礼を承知で言うのであれば、前作は「とりあえずサブマシンガン。」でどうにかなっていたのが実状です。
 しかし、本作は武器のバリエーションも増え、その上(プレイヤーによって好みは分かれるでしょうけれど)どれも上手に活かせるだけの個性があるように思います。

 長々と綴りましたが、前作の欠点を補い、新しい要素を盛り込み、ここまで違和感なく繋げたことが最大の特徴でしょう。


気が付いたこと等

 単純なクリアより、シーン回収の方が困難かもしれません。
 ネタバレをギリギリ回避した書き方をするのであれば、ある時点での『ケーキ』イベントを起こすことが一番難しい気がします。少なくともトゥルーエンドに到達するよりは、条件が厳しいのではないでしょうか。

 また、トゥルーエンドに到達した後に回想から見ることができる「Epilogue」ですが、会話の中で本作主人公の名前が出ていることから、流石に夢オチでは無いと信じたいです。(大丈夫ですよね・・・?)
 ハッピーすぎないハッピーエンドといいますか、絶妙なバランスで語られており、いっそバッドエッドに全振りして欲しいと考えていた私でも、納得できる内容でした。


余談

アートブック

 前作と同様にDLCで『アートブック』が存在します。本作が気に入った方は、ぜひ買いましょう。私は買いました。

 ちなみにプレー前に眺めても、付属のPDFの途中で「この先のページは本編に関わるネタバレを含みます。トゥルールートクリア後の閲覧をお奨めします。」と警告されるので、予期せずネタバレされてしまうことはありません。

 さて、ここまで何かと褒めちぎりましたが、それでも不満を零せというのであれば、PDFの25ページ目に掲載されているやたら低身長のキャラクターに関して「どうして没にしてしまったのですかー!」と叫びたいくらいでしょうか。無理やり挙げてもこの程度です。


キャラクターの身長(※2024/08/28追記。)

 前作より動きが滑らかになった気がしたので、何気なく見比べていたところ、キャラクター一覧で(動きとは全く関係無いのですが)マルフーシャの身長が1cm伸びていることに気が付きました。

 一方でスネジンカの方は2cmの成長ですね。もっと大人びた印象があったのですが、考えてみれば一年未満の出来事ですし、妥当な伸び具合なのかもしれません。本当に余談でした。
Posted 27 August. Last edited 28 August.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
15 people found this review helpful
57.2 hrs on record (16.4 hrs at review time)
Early Access Review
購入価格(2024/07/11)
EA版割引後:960円 EA版割引前:1200円

すぐ分かる概要
  • 仮に定価でも満足していた。
  • わずかながら、UI周りの粗は存在する。
  • 現時点でも十分に面白いが、伸び代にも期待。


感想

おすすめする理由

 私は普段、全実績を解除した後にレビューを書くのですが、本作は現時点でSteamの実績に対応していません。そのため、全キャラクターでの全難易度をクリアした段階をもって、基準に達したと看做し、こうして筆を執った次第です。

 さて、肝心のおすすめの理由ですが、至ってシンプルで、面白かったからの一言に尽きます。

 ローグライクとトレーディングカードを掛け合わせたような印象を受けますが、どちらかと言うと後者の色が濃いように思います。
 よって、プレイヤーがどれだけカードゲームに慣れているかで、難易度が大きく変わるでしょう。とはいえ、基本的には1プレーあたり1時間半~2時間と見て良いと思います。

 掘り下げたい点は別項でそれぞれ行いますが、とにかくコスパ良好で遊び方の幅も広いので、おすすめします。


ゲームの特徴

 およそ作品の紹介の通りですが、歩行すらカード頼みなので、歩き回っての探索要素は無いです。

 また、キャラクターごとに入手できるカードが異なり、戦略の自由度は高いように思えました。一見して『死にカード』かと考えていたものが大化けした際の爽快感は、筆舌に尽くしがたいものがあります。
 一方で、もともと超本格的なカードゲームを求めている方からすると、肩透かしになってしまう可能性も感じました。私はそこまでカードゲーム慣れしている方ではありませんが、それでもラスボスのオーバーキルすら難しくなかったことが理由です。

 言い換えると、この手のゲームに触れたことがない方でも、気軽に手に取れる作品と言えるでしょう。


気が付いたこと等

 可愛らしいキャラクターが登場しているにも関わらず、会話のシーンがそう多くないので、拝める機会が少ないのは少し寂しく思いました。しかし、これを前面に打ち出してしまうと、恐らく画面が騒々しいことになるでしょう。その点で、バランスがよく考えられているとも取れました。

 また、シナリオに関しても必要最低限といったところで、私個人は世界観や人物像についての掘り下げが欲しくも思いました。こちらも同様に、妙な力の入れ方をすると、カードゲームとしてのテンポ感を損なうこと必至なので、現在の状態がベストなのかもしれません。

 現在がEA版であることを加味すると、これらも含めてどのように舵取りされるかによって、最終的な評価が変わるのではないでしょうか。


余談

操作性

 何を条件としているか分かりませんでしたが、コントローラ操作ではデッキの中身を確認できなくなることがありました。

 ただし、これはいわゆる『おま環』である場合もありますし、大前提として違和感止まりで、ストレスに感じる程ではなかったので、本当に余談程度です。他の方にも発生している不具合ならば、どこかで修正が入ることでしょう。



 ※なお、本レビューは『EA版レビュー』なので、正式版になりプレーを終えた際に、清書する予定です。
Posted 14 July. Last edited 14 July.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
10 people found this review helpful
23.2 hrs on record
購入価格(2022/10/01)
割引後:576円 割引前:720円

すぐ分かる概要
  • マルチエンディングのビジュアルノベル。
  • 世界観を気にいるかどうかで評価が変わりそう。
  • 決して駄作ではないが、ギリギリおすすめできない。


感想

おすすめしない理由

 本作ならではの世界観はあったものの、導入がやや強引である点や、良い意味でも悪い意味でもキャラクターの個性が強すぎる点など、総合して判断すると、私はおすすめしないという評価に至りました。

 本段落は、最序盤なので 非ネタバレ です。
 主人公の男性は、ふと思い立ってラテン語の学習を試みようとします。書店から買って来た参考書を広げ、何気なく声に出して読むと、次の瞬間には地獄のバーに転移、諸々あって店の客の女の子とデートをすることになるというのが導入です。(ラテン語の知識は一切不要です。)

 作品名の通り7名のキャラクターを攻略することになるのですが、全員の個性が本当に強く、読み進めていてストレスに感じる人物もいました。もっともその逆で、素敵な時間だったと思える人物もいました。

 さて、それでいて1キャラクターにつき5~6エンディングです。
 文章にすると長くなるので割愛しますが、前述に加えて条件が複雑なエンディングも存在し、もはや作品の内容というより冗長と感じられることから、この評価とせざるを得ませんでした。仮に価格がワンコインを切っても、私は同じことを言うでしょう。


ゲームの特徴

 最たる特徴は、会話の最中で画面下段のハートボタンを押して破壊することで、一気にフラグをへし折って次のキャラクターとの会話に移れることです。
 考えてみれば会話の中断など、物理的には出来て当たり前です。いざゲームシステムとして目の当たりにすることで、言われてみれば確かに、と思えたことは面白かったです。

 ビジュアルノベルとしてのベースは、よくある「選択肢によって好感度が増減するタイプ」であり、一度選んだ選択肢であれば、その選択がプラスかマイナスかを確認することができます。一見ありがたいように思えるこのシステムですが、問題は確認できるタイミングにあります。

 例えば選択肢が表示された段階でセーブをし、何かを選択した後にそのデータをロードしたとしましょう。なんと、ここでは 表示されない のですね。確認のためには、改めて戻って来る必要があります。
 更に セーブスロット自体が9個しかない 始末なので、エンディング数や分岐を考えると、もう少々どうにかなったのではと終始思いました。当のセーブに関しても、どこでセーブしたものか非常に見辛いので注意です。


気が付いたこと等

 全キャラクターにボイスが存在しますが、部分的に一言を発するだけで、決してフルボイスではないので注意です。リスニングやシャドーイングを目的とした購入には適しません。(そのような好事家が、私以外にいるかは知りませんが。)

 また同一キャラクターのエンディングは、どこに辿り着いても一枚絵が全く同じです。実際にCGをコンプリートする実績に関しても、7枚集めた段階で解除されました。


余談

イギリス英語

 本作は確実にイギリス式のスペルや言い回しが使われています。分かり易い例としては「color -> colour」「favorite -> favourite」などでしょうか。日本人にはやや馴染みのない書き方が散見できます。

 興味を持った方にとって、購入するかどうかの判断材料の一つになるかもしれないので、本項を付記させていただきました。
Posted 8 July. Last edited 24 August.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
8 people found this review helpful
251.5 hrs on record
購入価格(2024/01/02)
割引後:1080円 割引前:1200円

すぐ分かる概要
  • シナリオは平凡、特に意外性は無し。
  • パラメータが豊富なわりに、欲しい情報が無い。
  • 面白くないわけでないが、人にすすめるのは難しい。


感想

おすすめしない理由

 レビュー概要にも記載した通り、おすすめするのは難しいです。
 なぜ250時間以上もプレーしているのか、この辺りも別項で掘り下げます。

 ゲームの実績を見れば分かるのですが、このゲームのエンディングは大別して2つです。しかし、周回プレーを想定しており、全実績解除には最低でも3周必要です。

 せめてゲーム性が突出して面白ければ苦痛ではなかったのでしょうけれど、シナリオの単調さと、システム面での不親切設計も相俟って、おすすめはしかねます。(※2024/05/19校正。)


ゲームの特徴

 本作の紹介動画や画像の通りで、イメージは間違いないです。
 しかし、機能と表示のコンセプトがズレているといいますか、必要な情報が足りないです。

 例えば攻撃魔法スキルがあったとして、そのスキルをLv1からLv2に上げるとしましょう。際して必要なスキルポイント、攻撃範囲、消費MP等は説明がありますが、威力の表記は無いです。

 戦闘中は意図的に下位のスキルを使用することも可能なため、この仕様が大きく仇となります。

 簡単にまとめると、リソースを吟味して遊びたいプレイヤーには情報が不足しており、サクッと遊びたいプレイヤーにはパラメータの種類が多く煩雑だと思います。

 この辺りをどちらかに寄せていれば、評価は大きく異なったでしょう。


気が付いたこと等

 周回前に何が引き継がれるのかの説明も、特に無かったと記憶しています。

 所持金と一部の装備品は引き継がれますが、アイテムやレベルは引き継がれません。そしてレベルとは別で存在するスキルポイントは引き継がれます。未プレーの方に文字で説明するのは、正直やや困難です。

 さて、ここまでお読み下さった方は察したことでしょう。

 実績を埋める上で 3周必須レベルが引き継がれない ので、私のプレー時間の大部分はレベル上げです。250時間丸ごと楽しんでいたかというと、決してそんなことはありません。


余談

実績と難易度

 本項は少しややこしい話になります。実績に興味がない方は、この項目を飛ばしても差し支えないです。

 ニューゲーム時に選択できる難易度は「イージー」「ノーマル」です。クリア後の周回では「ノーマル」「ハード」「マニアック」から選ぶことができます。
 実績にはハードでクリアと、マニアックでクリアが存在するため、必然的に3周は必須です。

 更に『試練の迷宮』をクリアするというものがあり、これに関する私の失敗談があるので、どうしても付記したく思います。

 恐らくですが『試練の迷宮』の出現条件には「ハード以上」であることが含まれています。4周目のデータを「ノーマル」で作成し、ストーリーはエンディングの手前まで進め、更に『試練の迷宮』の手前までクリアしたところ、出現しなかったためです。

 周回プレーなので3周目で『試練の迷宮』に挑むのが理想的ですし、そのときの難易度は低い方が楽です。これを加味して「ノーマル(イージー) → マニアック → ハード」でプレーすることを私個人は 強く おすすめします。


レベル上げ

 私は一周目の途中で、とある方法を取ることで自動的にレベルが上がることに気が付きました。

 詳しくは ガイド にまとめましたが、ただでさえ少ない面白みが激減します。取り敢えず実績が埋まればいい、レベルを上げたいと思っているが苦行、そういった方のみご利用ください。
Posted 18 May. Last edited 18 May.
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16 people found this review helpful
1.1 hrs on record
購入価格(2024/03/15)
割引後:693円 割引前:990円

すぐ分かる概要
  • 価格に対してボリュームは少なめ。
  • 本当にミニゲームが3つ収録されているだけ。
  • 原作が相当好きな人にだけ、ギリギリおすすめ。


感想

おすすめする理由

 大前提として、元の作品である『NEEDY GIRL OVERDOSE』(※以下、公式に倣って「ニディガ」と呼称。)はプレーしておきましょう。必須と言っても過言ではないかもしれません。

 収録されているミニゲームからニディガの雰囲気が垣間見えたので、私はそれを加味しておすすめとしていますが、コスパが良いとはとても言えず、相当なファンでない限りは微妙だと思います。

 定価で1680円、今や半額も当たり前になったニディガですが、あちらは相応かそれ以上の内容がありました。(私のニディガの レビュー も置いておきます。)

 しかし、本作は強気な価格設定に対して遊べて1時間が良いところで、値引き後でも割高の印象でした。


ゲームの特徴

 ゲームの概要にある通り、ビジュアルノベルとシューティングとブロック崩しが収録されています。

 ビジュアルノベルは、本作のメインコンテンツではないでしょうか。特に地の文の言い回しや、物事に対しての視点が面白く、読了後に残る考察の余地も素晴らしかったです。

 シューティングは、およそ雰囲気を掴んだところでクリアしているであろう内容です。逆に言えば、このジャンルが苦手な私でも何の問題もなく楽しめました。

 ブロック崩しは、本当に特筆すべきことがないかもしれません。一度でもブロック崩しで遊んだことがある方であれば、そのイメージで間違いないです。


気が付いたこと等

 本作はランチャとゲームが独立しており、各ゲームを初回起動した際に、その都度音量設定に振り回される形となっていました。

 UIも褒められたものではなく、プレイヤーに丸投げしている感が否めません。もっとも、この不便さをも『レトロ』として意図的に盛り込んだのかもしれませんが・・・。

 また、ニディガ自体が豊富なネタとギミックに溢れていたため、こちらにも何かあるのではないかと期待しましたが、特に無さそうです。
Posted 16 March. Last edited 4 April.
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9 people found this review helpful
25.4 hrs on record
購入価格(2022/03/31)
割引後:441円 割引前:980円

すぐ分かる概要
  • 分岐無しのビジュアルノベル。
  • 同シリーズのVol.1とVol.2は事前プレー推奨。
  • ある意味で、シナリオはひとまず区切りか。


感想

おすすめする理由

 本作はタイトルにVol.3とあるように『NEKOPARA Vol. 1』と『NEKOPARA Vol. 2』のプレーが前提の内容でした。(※本作はリリース順で第4弾です。)そのため、Vol.1とVol.2を読了した方に向けてのレビューとなります。
 なお、同シリーズの私のレビューは最下部にリンクを設けているため、そちらをご利用いただければ幸いです。

 作品の概要通り、今回は次女のメイプルと三女のシナモンが中心となって、ストーリーが進行します。
 他のネコ達の出番も十分にあり、これまでとは違う角度から描かれているので、どのキャラクターのファンでも楽しめるでしょう。

 また、私は本作に良い意味で裏切られました。

 Vol.2でアズキとココナツが主人公と仲良くなった流れを、Vol.3ではメイプルとシナモンで単になぞるだけなのではと、軽く懸念しつつ読み進めましたが、杞憂に終わりました。
 この先はご自身の目で確かめてみてください。おすすめです。


ゲームの特徴

 レビューの概要に書いた通り、分岐なしのビジュアルノベルです。

 変わったことと言えば、本作からマウスカーソルの自動移動機能が搭載されたことです。
 私はこの機能があまり好きではなく、どうにかオフにしようと思ったのですが、設定項目が見当たりませんでした。

 とはいえ、派手にマウスを動かす必要はないので、大きなストレスではなかったです。(単に私の見落としで、本来はオフにできるものでしたら、確認不足で申し訳ないです。)


気が付いたこと等

 終盤なので『中だるみ』という表現は不適当かもしれませんが、とにかくエンディング手前がやや冗長に感じられました。
 飽くまで 私個人の感想 ですが、もう少し薄味の方が完成度が高かったように思います。


余談

同シリーズレビューリンク(最終更新日:2024/02/13)

 第1弾:NEKOPARA Vol. 1
 第2弾:NEKOPARA Vol. 0
 第3弾:NEKOPARA Vol. 2
 第4弾:NEKOPARA Vol. 3 ※このレビューです。
Posted 12 February. Last edited 12 February.
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53 people found this review helpful
58 people found this review funny
4
1
7.9 hrs on record
購入価格(2024/01/05)
割引後:1144円 割引前:1430円

すぐ分かる概要
  • 発想はシンプルながら、細部まで丁寧な作り。
  • 配信者に優しい設計なのも面白い。
  • 内容を加味すると、価格は少し高めか。


感想

おすすめする理由

 やや高価ですが、単発のちんゲーではなく、りっぱな作品でした。
 強いメッセージせい、こう造の分かりやすさ、おしまいの後に余韻が残る点もよかったです。

 本作をプレーして、こき下ろす、または品が無いとの声をぶっかけるレビューもあるでしょう。
 そのため、既に不平や不まん、こう入しても失ぱい、ずり落ちるような懸念がある方は、ここでブラウザバックした方が良いかもしれません。

 しかしながら、作者さんのだいべんまでは至らずも、私は読者のかうパーセンテージに貢献したいです。もちろん、買ってまん足したからです。

 カートにそうにゅうして、恥ずかしさを我まん、ゲットしてみてください。購入したことがフレンドにバレても、それをあまんじるだけの価値はあります。


ゲームの特徴

 ここに「たまたま行き着いた。」のか、あるいは「友人の○○くんに教えてもらった。」などの経緯があるのか。
 どうあれ、作品概要のせいし画像や動画をてきとうに見れば、十分に分かるでしょう。(人によっては、配信しゃせい神をくすぐられるかもしれませんね。)

 本レビューも無理やりちん妙な文章にしています。

 これにより、理解が高まり「ああ、なるほど。」となったり、あるいは「うんうん!こういうゲームを待ってた!」とバイブスが上がったり、何か有益であれば幸いです。


気が付いたこと等

 狙って書くと、レビューとしてどうてい裁を保つかが、本当に難しいですね。NGなワードは封いん。らん用しないように気を付けようと、改めて思いました。

 作品が気に入った方は、ぜひ「俺たちのなかだし一緒にやろう!」と、ご友人にもおすすめしてみてください。

 さて・・・作中を見習って私も叫びます!!!

 おちんちn ※このレビューは Ste○m のサービス規約に違反しているため、 St○am モデレーターによって禁止されました。
Posted 10 January. Last edited 21 September.
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12 people found this review helpful
144.2 hrs on record
購入価格(2023/10/18)※発売当日。
割引後:1080円 割引前:1200円

すぐ分かる概要
  • 題材が詩であるため、解釈が楽しい。
  • UIやUXに関しても、相変わらず直感的。
  • 作品の性質上、前作との直接的な繋がりは無し。


感想

おすすめする理由

 私は全実績を解除した後にのみ、決まったフォーマットでレビューをしている者です。
 ですが、現時点で日本語のレビューが皆無なので、判断材料が足りない方のために、ひとまず1ジャンルをクリアした段階での印象を綴ろう思います。(もっとも、全問を解き終えたときに、感想が変わっているとは思えませんが。)
 全452問を解き終えましたが、やはり評価や感想は大きく変わりませんでした。(※2023/12/21追記。)前作と同様に、後述するアップデートで問題数が増えることもあるようです。この部分は追加された問題を全て解いた後に書いています。(※2024/05/04追記。)

 前作の『Prose & Codes』と同様に、いわゆる「単一換字式暗号」を解くパズルゲームです。

 題材が物語の一文を切り取ったものから、詩へと変わっているため、本作の方が遊びやすさは上でしょう。読了感といいますか、単純に完成した文章を考察する楽しみが増えました。

 ちなみに、私は前作にも レビュー を投稿していますが、本レビューの方がやや甘くなっていると思います。これは、当時の私の英語力の低さが今の比ではなく、あまり満足な品評ができていなかったことに起因します。

 最低限の英文法がどうにかなっていれば、パズルとしても十二分に楽しめます。ただし、暗号解読として『のみ』楽しみたい方に勧めづらい点は、前作と同様です。


ゲームの特徴

 本作はリリース時点で452問(※12ジャンルの106作品から出題。)が収録されています。

 なお、2024年3月2日の アップデート で50問追加されたため、502問の収録となりました。これ以前に解除した実績に影響は無いです。(※2024/05/04追記。)

 難易度については前作と同様、初めから6種が埋まっているEASY、3種が埋まっているNORMAL、全て空欄のHARDがあります。更に、少しずつ難しくなっていく仕様のPROGRESSIVEがあるので、遊び方に合わせた選択が可能です。

 別項に記載しますが、本作は英語における古文が使われているため、いわゆる学校英語だけではカバーできないかもしれません。
 もっとも 低学歴 / 英検不所持 / TOEIC未プレー と三拍子揃った私でも、問題を最高難度で解くことは可能だったので、身構える必要はないです。

 それでもなお、自前で埋めるのが不可能だった場合、ヒント機能を用いて正解を1文字ずつ埋めてもらうことが可能です。
 前作ではこれは1問につき3回までしか使えませんでしたが、本作では恐らく無制限です。


気が付いたこと等

 前作と作品の遊び方自体は同じなのですが、UIがほんの少し異なるため、わずかに戸惑うかもしれません。
 慣れるとこちらの方が見やすいと感じました。(いいとこ取りしたデザインにもできそうですが・・・w)

 また、本作は画面の明るさを設定から変更できます。PC等、他の設定に触れずに済む点は地味に助かります。


余談

古文

 主格/所有格/目的格・所有代名詞として「you / your / you / yours」等、聞き覚えがあるのではないでしょうか。
 日本語でも古い文章で「あなた」を「なんじ」と言うことがあるように、これが「thou / thy / thee / thine」として出現することがあります。

 また「三単現」ならぬ「二単現」が存在し、一部の助動詞が変化します。(e.g. can -> canst, will -> wilt, shall -> shalt ...etc.)
 加えて「often」が「oft」に形を変えたり、「over」が「o'er」になったりと、現代文との違いは枚挙に暇がありません。

 私は英語に明るい人間ではないですし、ここはレビュー欄なので、上記の数例に留めますが、これらを含む出題が行われることは付記しておきます。
Posted 1 November, 2023. Last edited 21 September.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
6 people found this review helpful
16.0 hrs on record
購入価格(2022/03/31)
割引後:353円 割引前:980円

すぐ分かる概要
  • 分岐無しのビジュアルノベル。
  • 最低でも、同シリーズのVol.1は事前プレー推奨。
  • 次作も気になりつつ、しっかりまとまっている良作。


感想

おすすめする理由

 本作はタイトルにVol.2とあるように『NEKOPARA Vol. 1』のプレーが前提の内容でした。(※本作はリリース順で第3弾です。)そのため、Vol.1を読了した方に向けてのレビューとなります。
 なお、同シリーズの私のレビューは最下部にリンクを設けているため、そちらをご利用いただければ幸いです。

 作品の概要にもある通り、長女のアズキと四女のココナツが中心となって、ストーリーが進行します。
 Vol.1で中心であった、ショコラとバニラのファンの方もご心配なく。彼女らの出番も活躍も十二分にあり、違った魅力を見付けられること間違いなしです。

 Vol.1を読んで良かったと感じたなら、一読の価値有りです。(もっとも、Vol.2から購入される方は稀有でしょうけれど。)


ゲームの特徴

 レビューの概要に書いた通り、分岐なしのビジュアルノベルです。

 相変わらずUIがしっかりしており、取り立てて本作から語る『特徴』はありません。前作や前々作と同様、2つの言語を並べて読むことも可能です。


気が付いたこと等

 これは決して 不満ではない のですが、各キャラクターにフォーカスしすぎて、パティスリーである必要性がやや薄れている気がしないでもないです。

 本シリーズを「洋菓子店が舞台であるから」という理由で気になった方は、そこに期待しすぎると外れるかもしれません。私は該当しなかったので、全く問題ありませんでした。


余談

同シリーズレビューリンク(最終更新日:2024/02/13)

 第1弾:NEKOPARA Vol. 1
 第2弾:NEKOPARA Vol. 0
 第3弾:NEKOPARA Vol. 2 ※このレビューです。
 第4弾:NEKOPARA Vol. 3
Posted 22 October, 2023. Last edited 12 February.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
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Showing 1-10 of 42 entries