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Publicada el 24 MAR 2022 a las 1:47 a. m.

一見すると、シンプルなローグライク型のカードゲーム。
真っ暗な小屋の中、謎の人物と向かいあいながら動物を模したカードを使いバトルを勝ち抜いていこう。

実際のところ、このゲームの本質はそんな部分にはなく・・・ これ以上書いてしまうと、遊ぶ楽しみを全て奪いかねないので、カードや演出面についてのレビューになる。
この作品、素晴らしいと思うどの部分を書いてもネタバレになる。

ローグライクの部分に関しては特にストレスなく、周回プレイの中で気に入ったスタイルを見出し、好きな選択をしていこう。雑な判断をしながらでも一応のゲームクリアは可能だ(実際にはクリアした後が問題だったりするが、全ての場面において"壊れ"の要素は存在しているので、基本的にどんな選択をしても詰むことはない)。

カードゲームの部分もかなり作りこまれており、先述の"壊れ"の部分に目をつむれば考える楽しさが用意されている。デッキが弱いうちは、実に悩ましい選択が設けられている。どうやって相手の猛攻をさばき切るか、アイテムの使いどころはここでよいか、最大限の得を得られる勝ち方にどうもっていくか等、これぞカードゲームの醍醐味である。
死んでもデッキを強化する仕組みが用意されているので、ゲームオーバーを恐れずいろんなマスを踏んでみよう。

演出面が特に素晴らしく、目を見張るものがある。
極めてユニークな作品であることは間違いない。
なにせ、初回にゲームを起動したときから違和感の連続である。
なぜ「コンテニュー」しか選べない?
なぜ向かい合ったこの男は、ゲームオーバーの時に写真を撮ろうとする?
なぜ席を立つ選択肢が存在している?
この小屋に置かれたオブジェはなんの為に存在している?
なぜ手札のカードが語りかけてくる?
なぜ自分の命を守るために、歯を抜いたり目を抉ったりしなければならない?

まずはプレイしてみよう。
そして暗闇の中に潜んだこの男を倒そう。
そこから、全てが一変する。
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