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Posted: 1 Apr, 2022 @ 10:36pm

遅れてきた正統パラドゲー

初期バージョンの完成度が低かった(らしい)がために否定的評価を下されてしまったが、バージョンアップによって他のパラドゲーと肩を並べる歴史ストラテジーへとなったように思える。
(Ver2.0になってから購入したのでそれ以前のことは知らない。)

ヨーロッパユニバーサリスを元にクルセイダーキングスのキャラクターやヴィクトリアのPOPなどのシステムを合わせたものだが、どれもそれぞれの元になったゲームよりはライトなものである。しかしそれらの要素が程よい軽さなのでうまくまとまっていると思える。

戦争がメインのゲームで、EUやCKに比べて領土拡張がしやすい。「侵略的拡大(AE)」という数値があって増えるとペナルティがつくが、EU4のようにやたら敵視されて包囲網を形成されたりするわけでもない。後半になればあまり気にせず領土を拡大できる。
戦争も内政もそれなりにやることがある。内政としては都市の建設もあるが、POPの管理もある。幸福度や忠誠度の管理もなかなか骨を折る。
軍事はややCKに近く、一時的な召集兵をメインに常備軍である軍団と合わせて戦うのだが、この時代に従軍するのは基本的に「市民」だけなのでどの文化POPに市民権を与えるのかなど考えなければならない。
研究ツリーや軍の伝統のツリーもあり、それをいかに開放していくかも思案のしどころである。ミッションも同じである。
戦争も内政もなかなかやりごたえがある。
以前のUIはなんというかずいぶんレガシーな感じだったが、2.0になってからはスマートになっている。

私はローマばかり選んで、目的の時間までにどれだけ史実に近いローマの拡張を効率よくできるかというプレイを中心にしている。
ローマで遊んで個人的に楽しいのが、ローマ街道の敷設だったりする。街道を自由に敷設できるのである。若干の金はかかるが。
ローマが主人公のゲームなのでローマで俺TUEEEしているわけだが、パラドゲーなのでそれでも十分楽しいし、もちろん他の国でも色々遊べるだろう。ディアドコイ国家でアレクサンドロスの帝国を復活させてもいい。

とにかく初動での低評価が目立つが、2.0以降を遊んでいる私にとっては十分楽しい「パラドゲー」である。
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