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Posted: 28 Nov, 2022 @ 6:02am
Updated: 28 Nov, 2022 @ 6:29am
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ジャニーズの本気

※「ピエール瀧MOD」導入を〝強く〟推奨。(カシラの凄みが増すためです)

Steam アワードにノミネートさせていただきました!

「ジャッジアイズ」がリリースされて以来、Steamに来たら絶対プレイしようと決めていた。
ジャニーズ事務所が「肖像権」にうるさいところなのは有名だし
「ジャニーズサイドと折り合いがつかず、PC版リリースが危ぶまれている」という記事を読んで
「こりゃ、PC版出ないんじゃね?」と、諦めかけていたところに、PC版リリースのサプライズ朗報が!
サイッコーに嬉しかったです!!

ジャニーズはよく許可出したもんだよ。だって、もうすでにMODで遊ばれてるし・・・
実に英断。誠にあっぱれである!

・ストーリー:◎
・キャラクター:◎
・音楽(BGM):◎
・イベント:○
・その他の要素(戦闘含む):✕✕✕

☆実績の難易度:非常に高い
☆実績コンプリートまでの所要時間:最低70時間~100時間以上必要



『龍が如く』シリーズ未プレイ者のレビューです。
全実績取得&100%クリアしたので、ようやくレビューが書けます。
ノーマル(一週)、EX HARD(二週)、EXTRA EASY(三週)で、合計三週プレイしました。
「プレミアムニューゲーム」でデータを引き継いだところ、バグって「裏・報告書1:倍にしてやるよ」の実績が解除できず
新しいファイルでやり直さなければならず、三週やらされました。アプデで修正したほうがいいですよ、セガさん!

『龍が如く』は、ヤクザものが好きじゃないので、スルーしていましたが
今回は、キムタクが主演ということで、一気に興味が沸きました。
ゆえに、キムタクが嫌いな人は向かないかも。ずっとキムタクの顔見ることになるので(笑)

「主人公・八神隆之(ター坊)=木村拓哉」そのまんまです。
なので、ヒジョーに物語に没入できるし、起用したのは大正解。
ストーリーをクリアしたら、主演は「キムタク以外考えられない」と思ってしまうほど。
「キムタクは何やってもキムタク」と揶揄されますが、これが良い意味で、プラスに働いているんですよね。

ストーリーのみで、実績を気にしないなら「おススメ」!
実績コンプリートを狙うなら、「おススメできません」!
難易度は〝EASY〟を「強く」推奨します。(アクションが苦手な人は「EASY」でも詰む可能性アリ)

キムタク起用で「ライト向け」かと思いきや
蓋を開けてみれば、「超絶マゾゲー」だったでござる・・・(笑)
ストーリーだけプレイするなら、「探偵アクションアドベンチャー」ですが
ストーリー以外もプレイすると、途端に「実績作業ゲー」と化すためです。


良かったところ

・古田剛志氏の脚本・演出が神がかっている
・キムタク本人による「ちょ、待てよ!」が聴ける
・映画やドラマを見ている感覚で楽しめる
・ボリュームはかなりある
・当たり前だが、キムタクのスタイルが良い(本物はこんなに足長くないよ)
・イケメン、美女が多い(杉浦クンとか、星野クンとか。みんなカッコイイし、女の子も美人。絵美ちゃんとか、さおりさんとか)
・ガールフレンドも、みんなカワ(・∀・)イイ!!(個人的にさなちゃん推し)
・サイドケースや、フレンドイベントに「クスッ」と笑えるようなネタが多い
・羽村のカシラ、羽村のカシラ、羽村のカシラ(大事なことなので三回言いました)
・アーケードゲームの『モーターレイド』『アウトラン』はハマる
・滝藤賢一さん演じる「綾部」のくたびれ感が、滝藤さんっぽくて絶妙に合ってた(オファーした人天才!)
・マスコットキャラクターの「ころにゃん」がカワ(・∀・)イイ!!
・サブキャラクターも個性的なのが多くて、インパクトがある(「ブラムさま」「田代クン」がお気に入り)



戦闘関連のマイナスポイント

・爽快感がない戦闘
コンボアクションによる戦略性など皆無です。
「円舞」と「一閃」の戦闘スタイルを使い分けて戦えとありますが、どっちも使いづらいことこの上ない。
「EXゲージ溜めてEXブースト」でダメージ吸収しつつ、「Yボタン連打(△ボタン)」で「EX・フィニッシュブロウ」を発動して
ひたすら敵をハメまくる基本的な流れは変わらない。
「EX HARD」であってもこの戦法が有効。
なので、敵の攻撃を回避しまくって、EXゲージ溜めてブーストして、ボタン連打するだけの作業と化します。

・唐突に入るQTE
ボスとの戦闘中、イベントで唐突にQTE入れるのやめてくんないかな?
急にボタン入力強要されると対応できなくなる上
戦闘中だと間違えたらダメージ食らうし、ストレスしか溜まらない。

・「ピッキング」「サムターン回し」「鍵の束」
探偵であって、コソ泥じゃないんだからさぁ・・・何が面白いと思って入れたんだ?
おまけに〝不法侵入〟だし(笑)
事務所に戻ってきたとき、「ラ・マン」に入るとき、鍵開けさせられるのもダルい。
「いつ鍵かけたんだよ!」とツッコみたくなる。

・「尾行」はマジでワンパターン
「チェイス」は、まだ面白いので良いのですが
「尾行」は、「歩いては立ち止まり → 振り返る」の繰り返しで絶望的につまらない。
まず、普段歩いてて振り返る場面とかそんなにないやろ(笑)
ましてや「尾行されてる」とか、思うわけないやん! 挙動不審すぎ。特にイシマツ(笑)
そして、無駄に長い。

・「致命傷」がクソオブクソ
このシステム考えたやつ、頭悪すぎ!
敵のMA(モータルアタック)食らっても「致命傷」、ハンドガン食らっても「致命傷」。
「VRすごろく」に出てくるトラの攻撃を食らっても「致命傷」・・・!
「致命傷」のオンパレード。しかもそれを治す「回復キット」は、一番安いのでも「4万円」します。
唯一稼げる「VRすごろく」で金を荒稼ぎしても、「回復キット」と「回復アイテム」に吸い取られる駄サイクル。(うーんこの)

・「京浜同盟」と「危険度」でエンカウント率爆上がり

「致命傷」と同じで、頭悪すぎ! これのせいで、ゆっくり観光できない!
チャプター2 以降 になると、「牛遊宴」の店長「キム・ウォンスン」が「京浜同盟」を引き連れてきます。
厄介なのが「危険度」で、「京浜同盟」とのエンカウントバトル率が跳ね上がります。
幹部(サイドケースでは4人全員倒す必要がある)を倒すと、危険度は減少しますが、基本スルー安定。
カメラかドローンをアプリで開くと、幹部の位置をリセットできるので、位置が近かったらリセットしましょう。
(「EX HARD」においては、雑魚を相手している余裕すらない)

・ラスボスよりしぶとい終盤の「ステッキ男 5連戦」が長すぎ&しつこすぎ

やっとボスを倒したと思ったら、逃げ、逃げ、逃げ・・・のクソムーブ連発。
逃げること「5回目」でやっと倒せるしつこさ。
途中、ショットガンやら持ち出してくるので、「致命傷」は避けられない。クソすぎ!

・ラスボスより余裕で強い「シン・アモン」(亜門新)がうざすぎる

『龍が如く』シリーズでおなじみの亜門一族だそうです。私は未プレイなので存じ上げませんでしたが。
サイドケースをすべてクリアするためには、こいつを倒す必要がありますが
こいつだけスマホを奪ってくるので、うざいことこの上ない。そして、強いのなんの!
ショートカット機能は使えますが、回復アイテムがなくなったら詰みます。(仙薬もクールダウンあるしね)
強すぎるので、〝EXTRA EASY推奨〟。(なお、最低難易度でも余裕で即死する模様)

・クッッソおもんないミニゲームゴリ押し。いろんなジャンル詰め込みすぎ

やりたくもない、興味もない「格ゲー」「麻雀」「ドローンレース」を実績のためにプレイさせられる。
やるだけならまだいい。だが、「実 積 の 条 件 に す る な!!」

一部イカサマアイテムは、「麻雀」を「指定の役」でアガらないともらえない謎仕様。
個人的にキツかったミニゲームの難易度は、「格ゲー」>>「ドローンレース」>「麻雀」の順です。(個人差アリ)
「格ゲー」だけは本当に苦手でヘッタクソなので、動画や攻略サイトなどを見て攻略しました。

「ゲーセン」→ わかる
「ポーカー」「BJ」→ わかる
「こいこい」「おいちょかぶ」→ まぁわかる
「将棋」→ ギリわかる
「麻雀」→ は??

スタッフの趣味なんだろうが、麻雀をプレイさせられるのは苦痛でしかない。
イマドキの若い子(自分含む)が、麻雀のルールなんざ知るかっつーの!

「将棋」にも同じことが言える。
「将棋」は、イカサマアイテム「将棋の基本」を使えば指し手がわかるので、まだ何とかなるのだが
「麻雀」はそうはいかない。自力でプレイする必要があるからだ。
おかげで、ルールを覚えさせられて、無駄に麻雀知識が増えたよ! チーポンカン!
・・・クソが。


ストーリーとイベント関連のマイナスポイント

・ストーリー進行上、「サイドケース」のクリアが必須
ストーリーだけ進めたいのに、「サイドケース」が強制的に間に入るのが、著しくテンポを削ぐ要因になっている。
早くクリアされたくないのか、プレイ時間を引き延ばすためのものでしかない。

・タバコ吸いすぎ
タバコ=カッコいい的な演出は古い。もはや時代遅れ。
愛煙家は気にしないだろうが、こちとら嫌煙家なんだよ。
タバコのニオイがモニター越しまで臭ってきそうだ。オエッ!

・ヅラネタ、下ネタがくどい
イベントとサイドケースは、一部不快なネタや、モラルに欠けるネタがある。
プレイする人によっては、イライラすること請け合い。

・過剰とも言えるネコ推し
インテリアにもネコアイテムがいっぱいあります。しかも、ネコだけやたらバリエーションが多い。
実績にも「野良猫サーチ」という、アドベンチャーパートでのネコ探しがありますが
ネコ嫌いのことをまっったく考えていない。ネコが嫌いで仕方ない人間もいるんだよ!


KAMGOミッションでクリアが難しいものの解説まとめ

・さんざん言われている「ドローンレース」
苦戦している人が多いのは、ドローンの操作性が悪すぎるせい。
おまけに、カメラがグラグラするから酔う。
コツは、ぶつかる直前に「LBボタン」(L1ボタン)で減速することです。
減速することで、リタイアになる事故を大幅に防ぐことができます。
それから、「ターボを使いすぎない」こと。
障害物が多いレースでは、ターボ連発は避けましょう。
最悪、事故ってリタイアします。
カスタマイズは、プロペラを【S-ONE:プロペラS3】(それ以外最強装備)にすると
チャンピオンリーグ、タイムアタックであっても速く走れるようになります。

・『KAMURO OF THE DEAD』の実績「物資補給」
ゲーセンに置いてあるシューティングゲームと全く同じ。
元ネタは、『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』。
「体力回復アイテムとボムを累計50回獲得」は、チャプター1が取りやすいのでおススメ。
途中でチャプターを中断してもカウントされるので、「アイテムを取ったら、中断の繰り返し」で、簡単に解除可能。

・「こいこい」「BJ」「ポーカー」のショップミッション
〝運ゲー全部のせ〟です。
「ポーカー」のイカサマアイテム「ロイヤルジョーカー」は「いい尻の女」からもらえますが
「こいこい」と「BJ」だけは、「麻雀」をプレイして「橘ゆりか」の指定する「特定の役」でアガらないと
もらえないのでクソです。麻雀プレイを強制されます。
イカサマアイテムがなくても、クリアはできるので(時間はかかりますが)こつこつ頑張りましょう。
「こいこい」は〝最上級〟、「BJ」と「ポーカー」は〝高レート〟でのプレイが効率が良く稼ぎやすいです。

・「三色同順」「立直一発」(同時にクリア可能)
これだけは、イカサマアイテムが使えないので、自力でやる必要があります。
「麻雀」に関しても、完全に〝運ゲー〟としか言いようがないです。
「麻雀ららばい」の「弱卓」でプレイしましょう。(「麻雀橘」はルールが異なるためおススメできない)
まず、なかなか揃いません。良い配牌だったとしても、滅多に揃いません。
奇跡的に揃ったら「リーチ」で、「ロン」か「ツモ」でアガれば同時に達成できますが
鳴いている(チー・ポン・カンする)と、「立直一発」は無効になります。同時クリアを狙うなら注意。

・橘ゆりかのフレンドイベントと、「麻雀橘」のショップミッション
小野寺商店で買えるイカサマアイテム「宝燈の牌」を使いまくって
「純正チューレンポウトウ! ダブル役満!」しまくるだけで、ノルマは達成できます。
その代わり、SPがたくさん必要になるので、「ハグクーム」(できればオメガ)を飲みまくりましょう。

・「UFOキャッチャー」で景品を15個取る
真ん中の台の「ころにゃん」なら、アームをハメるだけで確実に取れるので
「全部取ったら、店員さんに置き直してもらう ⇒ ころにゃんを取る」の繰り返しでOK。

・『バーチャ5 FINAL SHOWDOWN』
使用キャラ:ベネッサ
技が強いので、基本Bボタン(○ボタン)を連打してれば、デュラルでも簡単に倒せます。
たまに攻撃を食らうこともあるので、ダウンしたら起き上がり下段攻撃 ⇒ Bボタン連打でOK。

・『バーチャ2』と『バーチャ2.1』の違い
一番右端の筐体は「2.1」となっており、上級者向けで難易度が高く設定されています。
以前は、右端が易しい難易度だったらしいですが、どうやらアプデで修正が入った模様。
ショップミッションをこなすなら、左の筐体でやりましょう。

使用キャラ:ジェフリー
ジェフリーのヒップアタック(敵の方向に合わせて方向キー+LTボタン(L2ボタン))で、リングアウトさせる作戦が有効。
敵が走ってきたら、ヒップアタックを繰り出して押し出しましょう。
押し出せなくても、ヒップアタックを繰り返していれば勝てます。
デュラル戦だけは水中ステージで、スローモーションになるので、ヒップアタックを出すタイミングに注意。

・『ファイティングバイパーズ』
個人的に『バーチャファイター』よりムズいと思ったのがコレ。
敵が強くなる仕様のせいで、だんだん勝てなくなってくるためです。

使用キャラ:バン
「敵方向の方向キー+Yボタン(△ボタン)連打」で、ギリギリ7人抜きはできます。
それでも負けることが多いので、勝てるまで粘りましょう。
1ステージごとに敵が強くなる仕様のため、どうしても勝てない場合は
「↑(方向キー)を押しながらコインを入れる ⇒ キャラ選択」で出現順をランダムにする裏技を使いましょう。



総評

酷評はしましたが、これまでのゲーム人生においても、「指折りに入る名作」なのは間違いないです。
「ストーリー」と「音楽」、「アーケードゲーム」〝だけ〟は完成度が高く、本当に感動しますし素晴らしいです!
音楽に関しては、サウンドトラックが欲しくなるぐらい。
これだけでもプレイする価値はあります!
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