ネタバレ無し　及び　前作未プレイヤーのレビューです

ティンとくるゲームジャンルに誘われ、
デッキ構築型ローグライトの単語にまんまと釣られ、
ダークでホラーなカードゲーム画面のスクリーンショットに目を奪われ、
PVのカードパック開封おじさんと脱出ゲームという一文をスルーしたプレイヤーが一人はいるに違いありません

私のことです

ウキウキ気分でゲームをインストールして、開始直後に直面するのは封印されしニューゲーム
嫌な予感をしながらコンティニューをドロップしてから始まる、暗く狭い小屋の中で対面する光る双眸の男
天秤　ハンマー　ハサミ　ペンチ　どれもこれもが従来のカードゲームに似つかわしくないオブジェクトが机に並ぶ

あまり甲斐甲斐しいとは呼べないチュートリアルから始まり、おどろおどろしい雰囲気の中でカードがこちらに語りかけてくる
負けていいのは一度だけ、狂気を感じるお助けアイテム、ところどころ墨塗りのルールブック、数々のボスを自らサイコに演じるゲームマスター
ヒントはどこだ？と、席を立てるようになっても行ける場所はこの狭く暗い小屋の中だけ！

「ああ！　こんな狭苦しい世界はイヤだ！」

そんな狭い世界を秀逸な翻訳が助力してダイレクトに伝えてくれる上に、脱出の渇望への導入が素晴らしい作品です
この価格での販売はボリュームやゲーム性を考えて私は安いと感じました


最後に、ゲームを無事に終えましたので感想を

この”狭い”世界から、爽快さの一点において私は満足感は得られませんでした
しかし、コロナ禍のカードゲーマーとして機会を得られなかった一番大事なものを、私はNPCと交わすことができました
開発者様、並びに翻訳者様方の素晴らしいメンバー全員に深い感謝を捧げます