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Posted: 23 Sep, 2023 @ 12:48pm

本作は前作から内容が大きく変わり、魔法学校を探索するRPGとなりました。
Hentai面については、相変わらず高いクオリティのためオススメできます。
一方ゲーム性については少し残念で、価格も1000円超えでコスパは悪いです。

そして注意点として、セーブは怠らないでください。
せっかく集めたギャラリーを再び最初から集め直すのは辛いものがあります。

本作はLovely Gamesによる人気シリーズ「Adorable Witch」の第5段となります。
今回も前作からいつも通り…ではありません。本作は今まで設定としてあった魔法学園を舞台に、主人公(♂)が校内を駆け回り、ヒロインと色々致すRPGとなります。

まず、今までのあって無いようなストーリーや設定らしき物がついに実を結びます。
今まで男子禁制だった魔法学園が、突如男子の入学受け入れを決定。そして運良く入学証を受け取った主人公がいつもの魔女や金髪エルフと学園を楽しみつつ、ついでに男子を受け入れた謎に迫ります。どうやら、前作までのシリーズが進むに連れ風紀が乱れて来ているように見えたのは気の所為ではなかった様です。とはいえ、やっぱり「可愛らしい魔女2人が致される」その事実さえあれば問題はないでしょう。


次にゲーム内容は今までのエセ広告ピン抜きパズルは廃止され、魔法学校を舞台に校舎・寮・図書館などを探索しイベントをこなすRPGへと変貌を遂げています。今までのシリーズで培った世界観や設定を活かし、新しいゲームとして体験できた事は非常に新鮮でした。

とはいえ、それが面白さに直結するかどうかはまた別の話です。

今作のゲーム要素については、作業感と煩わしさを強く感じます。私が思う本作の問題点として、地図やクエストログが存在しないことです。本作は広いエリアを奔走し、様々なイベントをこなしてシーンやCGを回収していきます。そしてそのイベントは、近づいたら反応する左上に表示されたコンパスを使い探索します。この探索が、非常に煩わしいです。コンパスは万能ではなく、イベント地点からそれなりに離れていても反応はしますが、とは言えエリアが広いのである程度近づかなければ反応しません。また「~に行け」と会話があればともかく、まだ発生していないイベントは広いエリアを無作為に歩き回って探す必要があります。指示があったとしても会話の流れが早く読み切る前に終わってしまい、クエストログの様な物も無いため結局苦労する羽目になります。そのためHentai要素だけをさっさと求めるのであれば、素直にガイドなどにある攻略を見てシーン・CGを収集しましょう。

ついでに各種ミニゲームもあり、イベント中にやるものと任意で挑戦できるものがありますが、任意で挑戦できるミニゲームの存在意義が分かりません。クリアしても特に何もないように感じます。なんかのイベントのトリガーなのでしょうか、分かりません。


そしてHentai面は、ゲーム面と打って変わって語るまでもなく素晴らしいです。LovelyGames特有のクオリティの高いCGと独自の衣服着脱システムは今作でも健在です。シーンが見れるイベントとCGのみのイベントの2種があり、シーンは10種、CGは12種(イベントとしては16種、一部CG使い回し)用意されています。量としては多めです。

また本作はストーリーの要素が強化されたこともあり、全てのシーンにADVパートが用意されています。残念ながらフルボイスではありませんが、キャラクターの個性がより引き立てられています。

勿論、ADVパートの後はいつもの衣服着脱システムによる自由なシーンの閲覧が可能です。着衣・はだけ・無しの選択は勿論、履いてないやニーソだけ残すなど様々なニーズに対応できます。他にも、動き・お触り・各種機能も充実しており、実用性は毎度ながら非常に高いです。

CGについては、差分つきCGをADVと共に閲覧する形です。
シーンほどではありませんが、実用性もある方です。

ただここで注意点ですが、本作メニュー画面にギャラリーの項目は存在しません。ギャラリーはゲーム内のとある施設にて閲覧可能で、オートセーブ機能はありません。そのためセーブさせずに終了すると、また1から集め直す必要になります。またEDに関わる要素も同じ施設にあり、シーン及びCGを全て集めるとEDが再生可能です。そしてED閲覧後にタイトル若しくはゲームに戻る選択が出ますが、セーブせずにタイトルに戻ってしまうと痛い目を見ます、見ました。皆様は気をつけてください。

最後に価格ですが、前作310円から今作1200円です。正直高いです。確かにシーンやCGの品質は素晴らしいですが、今までの作品とクオリティは変わりません。そのため値上がりの大部分がこのゲーム要素によるものでしょうが、同じ価格でもう少し良いゲームは沢山あるでしょう。せめて1000円以下の価格であれば納得できましたが、割高感は拭えません。


よって本作は、新しい試みに挑戦したがユーザーが求める物にはならなかった作品と考えます。
Hentai要素は大変素晴らしいですが、それでもやはりコスパは悪く感じます。評価としてはHentai要素を中心で捉え、ゲーム面は重大な障害の有り無しで捉えるため、おすすめとします。このシリーズが好きな紳士・淑女でも、入手するならセール時をおすすめします。


Hentai・Ecchiゲーの情報は「日本中央変態協会」
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