みなさん、こんにちは！
本日はパッチ1.2.0f1、通称「ディテール・パッチ#2」をお届けします！このアップデートでは、細部にこだわるプレイヤー向けのツールやオプションが追加され、様々な修正や改良が加えられています。


本パッチの開発プロセスや詳細が気になる方は、ぜひ 開発者日記[forum.paradoxplaza.com]をご覧になり、アップデートの内容をともに深く掘り下げていきましょう。

パッチをダウンロードした後に問題が発生した場合：
メインメニューに入る前にゲームがクラッシュする場合は、ゲームファイルの整合性を確認することをお勧めします。これを行うには、Steamライブラリ内で本作を右クリックし、「プロパティ」>「インストール済みファイル」タブに移動し、「ゲームファイルの整合性を確認」をクリックしてください。

ファイルの完全性を確認する方法については、こちらをご覧ください： {リンクが削除されました}http://bit.ly/VerifyIntegrity


いつも通り、その他の問題があればParadoxフォーラムに投稿してください[forum.paradoxplaza.com]。

MODを使用している場合：
新しいパッチはMODとの互換性の問題を引き起こす可能性があります。問題が発生した場合は、MODを無効にして、制作者によるアップデートをお待ちください。詳しくはこのスレッドをご覧ください[forum.paradoxplaza.com]。

ご存知でしたか？Paradox ModsのウェブUIより、あなたのご利用MODを管理できます。問題が発生した場合も、ゲームを起動する前にこちらの画面でMODを無効にすることができます。リンク： http://mods.paradoxplaza.com/.

それでは、パッチノートと新しい道路をお楽しみください！サポート、フィードバック、バグ報告をしてくださった皆様に感謝いたします。ハッピーホリデー、そしてハッピーディテールアップを！


1.2.0f1パッチノート


新機能：

• 路線ツール
  
• 道路緑化セレクター
  
• 交通ルート
  
• サービス車両専用駐車場

新アセット：

• 新しいタクシー車庫×1
  
• 新しい環状交差点（全サイズ）×7
  
• 新しい袋小路（全サイズ - 特大を除く）×3
  
• 新しい駐車場×7
  
• 新しい駐車ビル×2
  
• 新しい駐車場つき道路×12
  
  • 新しい垂直駐車場つき道路×6
    
  • 新しい角度つき駐車場つき道路×6
• 新しい道路×8
  
  • 新しい非対称高速道路×2
    
  • 新しい非対称道路×3
    
  • 新しい一方通行道路
    
  • 新しい一方通行の砂利道
    
  • 新しい狭い歩道
• 新しいミニ公園×10
  
• 新しいオブジェクトとステッカー

Modern Architecture：

• コミュニティ消防局をヘリパッド付き消防局にアップグレードできない不具合を修正しました。
  
• 公園で会社の広告が広告スクリーンに更新されない不具合を修正しました。

Urban Promenades：

• 都会の医療センター（救急車車庫オプションあり）に出入りする際、車両が建物にめり込む不具合を修正しました。
  
• 消防車が右端のガレージから都市消防局を出る際、車両が建物にめり込む不具合を修正しました。

コンテンツの修正と最適化：

• ゲームローディングに関するいくつかの最適化を行いました。
  
• 公共交通機関やタクシーの乗降方法を距離制に変更し、混雑する乗車/降車ポイントでの乗降を迅速化しました
  
• 夜間の明るさを改善しました。
  
• ノートルダム大聖堂における窓の光エフェクトを改善しました。
  
• 銀河キューブテクスチャを追加しました。
  
• 区画指定されていないランドマーク建築や伐採機材がある場合に引き起こされるゲームのクラッシュ不具合を修正しました。
  
• 道路の特定の損傷箇所をブルドーザーで破壊しようとするとゲームがクラッシュする不具合を修正しました。
  
• 木のアセットパーツが欠けている建物を選択するとゲームがクラッシュする不具合を修正しました。
  
• リソースまたは画像が見つからない場合に引き起こされるゲームのクラッシュ不具合を修正しました。
  
• 滞在ホテルが撤去されたことにより、旅行者が立ち往生してしまう不具合を修正しました。
  
• ホテルを撤去すると、ホテル企業がより低いレベルの建物に移され、その建物が持つ部屋数よりも多くの部屋を貸し出してしまうことがある不具合を修正しました。
  
• ホームレスが人口増加を妨げていた不具合を修正しました。
  
  • ホームレスも人口としてカウントされるようになりました。
    
  • ホームレスが繰り返し公園のテナントとしてカウント・削除される不具合を修正しました。
• カーブした砂利道や路地で約0.1％の建物が経路探索に失敗するという珍しい不具合を修正しました。
  
• 列車が途中で方向を変える必要がある際に、対面式単軌道の全経路を確保しない不具合を修正しました。
  
• 患者の搬送に関する複数の不具合を修正しました。
  
• 路面電車が停車する8車線道路と6車線道路で、横断歩道が途中の安全地帯まで届かない不具合を修正しました。
  
• 道路ツールから切り替える際に、道路を作成しようとする不具合を修正しました。
  
• 特定の方法で環状交差点を作成した際に、道路のテクスチャが欠落する不具合を修正しました。

UIの修正と最適化：

• マウスのセカンダリアクションの再バインドオプションを追加しました。
  
• 区画のアイコンをよりカラフルなものに更新しました。
  
• テラフォーミングと植生アイコンを更新しました。
  
• 人口情報ビューでジョブ数が正しく表示されない不具合を修正しました。「すべてアンロック」オプションで新規ゲームを開始した際、人口情報ビューのジョブ数が以前にロードしたセーブデータ時の数値を表示していました。
  
• ゲームパッドに関する複数の不具合を修正しました。
  
• 建物パネルに表示される整備中の車両台数が不正確な場合がある不具合を修正しました。
  
• ランドマークとなる商業ビルが空室であっても「入居中」と表示される不具合を修正しました。
  
• セーブデータUIにおけるレアな不具合を修正しました。

MOD作成の修正と最適化：

• MODの外部リンクリストに欠けていた“paypal.com”、“paypal.me”、“twitch.com”を追加しました。
  
• ローカライズの値が不足している場合、空白の代わりにセクションIDを表示するオプションを改善しました。
  
• UI関連のMOD制作最適化：下部ツールバー、右サイドメニュー、その他の非表示のプリロードボタンアイコン/画像を、対応するコンポーネントMODからエクスポートされた画像オブジェクトを使って改造できるようにしました。
  
• エディターでサービス系ではない拡張タイプのアップグレード（BasketballCourtDecal01など）を配置するとエラーが発生する不具合を修正しました。
  
• MOD制作バックエンド：
  
  • ゲーム内アセンブリがMODに紐付けされている場合の警告メッセージをログに追加しました。
    
  • MODアセンブリのロードにおいて、ゲーム内のアセンブリが繰り返しロードされる不具合を修正しました。
    
  • SettingsUIHideByConditionAttributeの誤った動作により、オプションが非表示になったり、表示されるべき時に表示されなかったりする不具合を修正しました。
• MODのポストプロセッシングで、プロセスの一部が失敗した場合にハイライトされるように改善しました。ポストプロセッサの失敗で建設ログにエラーが出た場合、MODのポストプロセッサー全体が失敗しないようにするためです。

Paradox Mods:

• PDXランチャーを最新バージョンにアップデートしました。
  
• PDX SDKが1.28にアップデートされました。
  
• MOD UIバージョンを1.8.0に更新しました。
  
• 新機能
  
  • 起動時の新しいウェルカムスクリーンが更新されました。
    
  • MOD詳細の従属MODよりMODを直接購読できるようになりました。
• 一般
  
  • 検索キーワードをクリアするXキーを追加しました。
    
  • MODのバージョンが古いことを警告するモーダルボックスを追加しました。
    
  • コンソールモードでディスク空き容量が表示されるようになりました。
    
  • プレイセットの上限を100に引き上げました。
    
  • エンターキーを押すと、入力モーダルボックスが送信されるようになりました。
• 不具合修正
  
  • 様々な小さな不具合やスタイルを修正しました。

既知の問題：

• サービス施設を建て替えなければサービス車両が新しいサービス車両専用駐車場に駐車してくれない。

日本Discord「Cities Skylines Japan」に参加して、一緒にお話ししましょう！
https://discord.com/channels/424840538622001152/501198645778055178

本日の舞台は三輪です

今回のようなプロジェクトでは、まず範囲を明確にする必要があります。具体的に何を目指したいのか？
その方向性はたくさんありました。本アセットパックは、日本風コンテンツのスターター・パックとして使用されるべきだと考えています。したがって、目標は単体でも楽しめるアセットパックで、なおかつParadox Mods上のMODリソースを用いて補完できるようなディテールデザイナー向けの基礎パックとしても機能することです。


それを踏まえて、どこに焦点を当てるかは以下の要因を考慮しました：

• ベースとなるゲームメカニズム：ゲーム上の制限があるため、特に日本の街並みを再現する際に、現実の建物のデザイン・用途が必ずしも一致しないものが存在します。例えば、低密度住宅区の敷地面積は最低で2×2のグリッドサイズが必要です。しかし、実際の日本にある一戸建て住宅は大よそ8m×8m（換算して1×1グリッドサイズ）が多いです。この課題をどう解決すべきか。
  
• 重要性：機能的でリアルな日本都市を作る上で、それぞれの建物をどの程度の重要性で位置付けするべきか？
  
• 互換性：基礎ゲームに存在する建物らが、このアセットパックのコンテンツとシームレスに融合できるか？
  
• MODコミュニティ：現在、あるいは近い将来、このような建物をParadox Modsにアップロードする人が現れるのか？
  
• 技術的制約：ゲームにまだプログラムされていない機能を必要とする部分があるのか？技術的な問題で、ある部分を取り除かなければならなかったとしたら、自然体を目指す最終効果に影響は出ないのだろうか？

できる限りカバーしようと努めていますが、当然ながら一気に落とし込むことが不可能なことが多いです。チームのスケジュールもありますしね。このプロジェクトの開発サイクルは数年に及ぶため、コミットできる時間もいつ変更されてもおかしくありません。

議論の結果、我々はまず小規模な都市アセットの制作からはじめることにしました。これだと大都市を構成できないというわけではありません、むしろ逆です。これらのアセットは田舎から都心まで幅広いシーンに適しており、典型的な日本都市の雰囲気を演出するのに十分な数のアセットが用意されています。いきなり大都市をポンと作るのではなく、あくまでも小さいところから街作りを楽しもうというわけです。我々の目標は、小さなレベル1の街から大都市までの、可能な限り包括的で完全な街作り経験を提供することです。

もう一方で、チームが非常に重要視していたのが基礎ゲーム機能との互換性です。これらのアセットパックの開発は数年前より始動していましたが、当時はまだゲームの機能すら確定しておらず、内容の多くが変更される可能性がありました。実装されるかもしれないという不確定なコンテンツではなく、確実に実装されるコンテンツに注目するべきである。そう考えた我々は、ゲームに含まれることがわかっている区画タイプや公共施設と厳密に一致するコンテンツに絞って制作を進めました。現実でよく見る建物がないことにがっかりする方もいるかもしれませんが、どうしても既存区画タイプにはそぐわないリスクがあるのです。これらの課題については、エディター実装まで保留することにしました。

では、アセット作成プロセスで何が新しくなったのか？大まかなプロセスは肌馴染みのある作業ですが、ディテール面で少し変化がありました。このゲームで最初のメッシュを作成する前に、まず『Cities: Skylines II』ウィキペディアに記載されているアセット作成ガイドに目を通さなければなりません。新しいルールによって、私自身モデリングのやり方を変えざるを得ませんでした。当初は前作のメッシュモデルからいくつかのパーツを切り離して使う方法を考えていましたが、最初の試みですぐにその考えは捨てました。

本作のUVには0～1の範囲条件があり、その条件を満たさないUVは本作用に修正する必要があります。この要件を満たすには、メッシュモデルを分割し、UVを最初から重ねていくしかありません。メッシュモデル自体がこの問題をクリアしていても、窓の部分に窓のサブメッシュをサポートするのに十分なディテールが求められます。新しい規格に対応するには更なるディテールが必要ということです。ドアの取っ手、もっと滑らかな曲面、さらに細部にこだわったパーツ……かつての努力の成果をできるだけ保留したいと考えていましたが、結果的に最初からやり直した方が良いと気付かされました。

UVマッピングの範囲は0～1。サラウンドはなく、正方形のマッピングしか使えない

とはいえ、私はこの変化を気に入っています。他のアセットパック開発者がおっしゃっていたことを繰り返すようですが、窓のサブメッシュが本当に好きなのです。時間とテクスチャスペースの節約だけでも信じられないほどです。テクスチャサイズが大きくなったことで、より細かいパターンが可能になり、小さなタイルを頻繁に使用する日本アセットにとっては非常に重要なポイントとなりました。

アセットパックの高精度、法線、アルファテクスチャ

アパートによっては、オープンなデザインがトライアングル数的に負担になることがあります。消防法を遵守するため、多くの建築業者は開放的な階段や廊下を採用しています。これもコスト削減のやり方の一つです。しかし、そのようなデザインをゲームに用いると、たくさんのトライアングル数を食いつぶし、さらにたくさんのオブジェクトが必要とされます。一番最初の私の計画では、ドアベルや表札のような再利用頻度の高い小物をオブジェクトに変えることでした。ただそうなると、どれだけのオブジェクトが必要になるのでしょうか。そこで、メッシュに取り入れてしまえばいいと私は考えを変えました。残念だったのは、廊下の照明などの一部ディテールをメッシュに直接追加できなかったことです。本当に、この類のオブジェクト数はおびただしいものでした……

建物ごとにオブジェクトが100以上もあり、アップグレード可能な建物となると……

Substance Suiteというソフトは少々高価だと感じられますが、初めてアセット制作に携わる人にとって購入する価値は間違いなくあると断言できます。モデルに直接ペイントするような作業をしたい人向けでもあります。私としては、スマートテクスチャを通じてどんなサイズにもロスレスで拡大縮小でき、オプションを微調整しながらリアルタイムにプレビューできる点が気に入っています。とても画期的なことだと感じました。

Substance Painter。「再塗装」を可能にするため、ベースカラーは白

高評価で語りましたが、私が最も興奮を覚えたのはSubstance Designerです。

Photoshopのようなラスターイメージエディターでは、テクスチャを作る（または微調整する）にはレイヤーをブレンドする必要があります。その結果、レイヤー同士が相互作用して、望ましくない、予測できない、または見失いやすい状態になることがよくあります。ディフューズテクスチャ・スペキュラ・法線・カラーなどの更新があるので、複雑さが増し、あっという間に頭痛の種になります。ラスターレイヤー自体も簡単に他のテクスチャで使えませんからね。

Designerを使えば、シンプルなノードワークフローで、プロシージャルなロスレステクスチャを作成できます。簡単な例で言うと、基本的なレンガの壁なら黒地に白の長方形の繰り返しパターンから作成できます。このパターンは法線が自動生成されるハイトマップとして使用でき、また、明るくしてスペキュラを作成したり、白い部分に色を追加してディフューズを実現することも可能です。Designerの一番の目玉は、何といってもSubstance Painterのボタンをクリックするだけで、これらパターンに含まれるレンガの数を調整したり、相対的なサイズを変更したり、別の色を追加したりできるように、必要な変数を表示してくれます。すべて数学的に計算されているので、テクスチャはロスなく拡大・縮小できます。

では、もっと複雑にしたい場合。ランダムな傾き、高さの変化、オフセットを持つ長方形を生成するツールを使いましょう。細かいノイズパターンを適用して、レンガやモルタルにテクスチャを追加することもできます。汚れやシミを、ハイトマップを計算に含めて、ハードエッジに多く蓄積させるようなフィルタを追加することもできます。これらはすべて、少量のノードで実現できる作業です。

アセット制作者の方全員にぜひ試してほしいです。操作としては、創造していたものよりずっと簡単です。特に私のように細部にこだわる人は、使い方を学ぶ価値は十分にあるでしょう。

自分で制作したブラインダーのテクスチャ例。他の壁にも使える柔軟性を兼ね備える

さて、本アセットパックに含まれるコンテンツとは？

まずは自動生成される建物です。以下の区画タイプが含まれています：

• 低密度住宅
  
• 低密度商業
  
• 中密度住宅
  
• 中密度複合住宅

なお、4つの区画タイプは、基礎ゲームコンテンツの複合区画タイプと同様、すべてに角区画が含まれます！

低密度住宅区については、前述したように最低敷地面積が大きいため、農業区画の大型建築に重点が置かれています。レベル1の住宅には畑風の庭から始まり、レベルが上がるにつれて庭敷地が郊外風になっていきます。区画の大きさが変わらなくても、この変化は富の蓄積と都市の発展を表現するいい指標になるでしょう。

低密度住宅区、中央区画。前からレベル1、レベル3、レベル5の場合

低密度住宅区、左角区画。手前からレベル1、レベル3、レベル5の場合

低密度の商業施設は、地方や郊外の主要道路、特に国道でよく見られる車中心のビジネス店舗にヒントを得ています。大型チェーンスーパーや駐車場など……アメリカ人にとっては見慣れた光景ですね！(アメリカサイズの駐車場はありません）

低密度住宅区、中央区画。手前からレベル1、レベル3、レベル5の場合

低密度住宅区、左角中央区画。手前からレベル1、レベル3、レベル5の場合

一方、中密度区画はより多様性に富んでいます。「高級マンション」（タワーマンション）から「普通アパート」（2階建てアパート）、「どこにでもある2階建て住宅、住宅と商業施設の複合ビル」（これを日本語や英語で何と呼ぶかご存知の方は、コメントで教えてください）まで、この2つの区画タイプには多種多様な建物があります。

中密度住宅区、中央区画。手前からレベル1、レベル3、レベル5の場合

中密度住宅区、左角区画。手前からレベル1、レベル3、レベル5の場合

中密度複合住宅区、中央区画。手前からレベル1、レベル3、レベル5の場合

中密度複合住宅区、左角区画。手前からレベル1、レベル3、レベル5の場合

この他にも、以下の公共サービス施設も含まれます：

• 市庁舎
  
• 単科大学
  
• 小学校
  
• 消防署
  
• 消防本部
  
• 高校
  
• 病院
  
• 医療センター
  
• 警察署
  
• 警察本部
  
• 郵便局
  
• ラジオ塔
  
• リサイクルセンター
  
• 総合大学
  
• 浄水場
  
• 健康福祉事務所

教育系建物。上から時計回りに総合大学、高校、小学校、単科大学、大学図書館

市庁舎（左）と健康福祉事務所（右）

郵便局（左）とラジオ塔（右）

警察署（左）と警察本部（右）

消防署（左）と消防本部（右）

医療センター（左）と病院（右）

浄水場（左）とリサイクルセンター（右）

また、特徴的な高密度オフィスビル2棟も含まれています。

不知火新聞本社

寿司屋の社屋

最後に、新しく追加されたオブジェクトメニューで自由に配置できるオブジェクトがあります。

追記：メニュー以外にも多くのオブジェクトがあります。Find It!を使っている方なら見つけられます

私が個人的に優先したことのひとつは、セットバック建物、つまり傾斜したエッジデザインを持つ建物を積極的に取り入れることです。この設計により、道路や他の建物に日が当たりやすくなります。実際の日本では、街路や他の建物への日照を最大限に確保することが非常に重要視されており、「日照権」として法律で規定されています。このようなデザインは、現実では比較的よく見られますが、前作のワークショップではどちらかというと少なかったので、新作ではこのような建物を取り入れたいと考えていました。

日当たりを重視した建物もある

開放感のある廊下が特徴なアパートは作るのにやや頭を悩ませましたが、夜になるととてもキレイで作り甲斐がありました。

間違いなくその価値はある

街作りのヒント：日本の都市は一般的に、他の国のように建物の種類を厳密に分けていないイメージです。一般的に行くなら、最初からレイアウトを決めたいと思わないことです。マップのスタートタイルに都市の中心を作り、中心から広げていきましょう。発展につれ、幹線道路沿いの低密度区画を徐々に中密度区画に置き換えていくのが肝です。それと、区画タイプにも変化をつけましょう。日本なら、同じブロックに住宅・産業・商業・オフィスビルがあるのは珍しいことではありません。空き地に小さな畑がある場合も！

ここで言う産業とは、煙突のある類のことではない。銭湯ということにしましょう

あとはスクリーンショットをいくつかお見せいたします：

このプロジェクトで素晴らしい仕事をしてくれたKaminogiさんとkomaさんに感謝します。また、プロジェクト全体を取りまとめてくれたKaminogiさんには頭が下がります。この度のスウェーデン企業の仕事をこなしたのは2人の日本人、1人のアメリカ人、1人のオーストラリア人です。2つの異なる言語でプロジェクトを遂行するのはとても容易なことではありませんでした。メンバーがいなければ、私はこのプロジェクトに参加していなかったでしょう。

このような機会を与えてくれ、最後までサポートしてくれたParadoxさん、本パックをリリースするために取り組んでくれたpdx_ Peanutさん、そして本作を最高のものにするために惜しみない努力をしてくれたColossal Orderさんに、心から感謝申し上げます。

最後に、チームリーダーのKaminogiさんからコメントでお別れです：

はじまりはStop it Dさんと同じでした。「始めるのに最低限必要なものは何か」というところから、必要なアセットについて考えたものです。ご存知の通り、私は『Cities: Skylines』のアセットクリエイターとして、さまざまなアセットをリリースしてきました。誰もが知っている大きな建物もあれば、歩道の点字ブロックのように非常に細かいパーツも手掛けてきました。最初に難しいと感じたのは、これらに対する自分の要望を整理し、ファーストパックとしての形を確立することでした。

また、プロジェクトが始まった数年前と比べると、私自身の生活や仕事のスケジュールが変わり、当初の理想通りに時間を確保することが難しくなっていたことも課題の一つでした。このような困難を乗り越え、ファーストパックをリリースできたことを大変嬉しく思います。とはいえ、みなさんが感じているように、日本の風景を作るために必要なパーツがまだまだ足りていません。そこで、皆さんに、特に『Cities: Skylines』のアセット制作者の皆さんにお願いがあります。前作同様、『Cities: Skylines II』でもぜひ皆さんの力をお借りしたいのです。私はこのパックを、『Cities: Skylines』が育んできたアセットコミュニティという壮大な物語の始まりに過ぎないと考えています。もちろん、私も参加者として皆さんと共に歩みます。最初のステップは『Cities: Skylines』のアセットを本作用に作り直すといったところでしょうか。

来年3月、『Cities: Skylines』はリリースから10年を迎えます。10年後の『Cities: Skylines II』も素晴らしいコミュニティを築き、みなさんと一緒に、本物さながらの日本都市を作り上げることができたらいいなと思います！


ここまでお読みいただきありがとうございました。本アセットパックはParadox Modsから無料で入手いただけます！本当に長い道のりでした。ようやく完成品を皆さんに見ていただけてうれしいです。私自身も待ち焦がれていました。みなさんも楽しみにしてくれましたでしょうか？このパックに関するフィードバックや、今後のコンテンツに関する提案があれば、コメントや以下のリンクからご連絡ください。さぁ、街作りを楽しむ時間です！

Ryuichi Kaminogi:
https://www.youtube.com/RyuichiKaminogi
https://x.com/kaminogi
https://mods.paradoxplaza.com/authors/Ryuichi%20Kaminogi
https://steamproxy.net/id/kaminogi_works/myworkshopfiles/?appid=255710

koma:
https://x.com/koma_csl
https://mods.paradoxplaza.com/authors/koma_cs2
https://steamproxy.net/profiles/76561198367388905/myworkshopfiles/?appid=255710

stop it D:
https://x.com/stop_it_d
https://mods.paradoxplaza.com/authors/stop_it_d
https://steamproxy.net/id/planetpiss/myworkshopfiles/?appid=255710



日本Discord「Cities Skylines Japan」に参加して、一緒にお話ししましょう！
https://discord.com/channels/424840538622001152/501198645778055178