・ローカル化編
┣・対応バージョン変更編
┣・数値改変編（←現在地）
┣・要素統廃合編
┗・独自翻訳編

改造したいMODの「ローカル化」はお済みでしょうか？
もしお済みでない場合は、上記リンクよりローカル化編のガイドを参考にMODの「ローカル化」をお願いします。
それと同時に、当該ガイドの「はじめに」と「注意」も是非ご確認ください。

ここでは実際のMODとして拙作の「要素拡張追加MOD」から、
・種族特性による補正値を改変する
・外交補正のうち、種族特性によるものを改変する
の2つを行います。

MODの中身を本格的に改造する時は、「バックアップ」を取っておくことを強く推奨します。
特に難しいことではなく、ローカル化したMODフォルダ一式をどこか適当な場所にコピー＆ペーストし、保管しておくだけです。

こうしておくことで、トラブルが発生したり、改造前の状態に巻き戻したいという事になった時、あらかじめ「バックアップ」しておいたフォルダを持ってくるだけで状況の復旧ができるようになります。

まずは、「（ドライブ名）:\Users\（ユーザー名）\Documents\Paradox Interactive\Stellaris\mod\」を開きます。
そして、ローカル化の際に作成した「受け皿」MODのフォルダを開いてください。


すると、このような感じで色々フォルダが入っていると思います。
今回は種族特性と外交補正について改変したいので、「common」フォルダを開きます。


種族特性に関するデータは「traits」、外交補正に関するデータは「opinion_modifiers」にあるので、この2つのフォルダを開いておいてください。まずは種族特性の改変から説明します。


「common」フォルダ内のデータは基本的に.txt形式なので、特に何もしなくてもメモ帳などで開くことができます（簡単！）。
「traits」フォルダから「00_species_traits.txt」を開くと、上のような感じでデータが記述されているはずです。

緑線で示した範囲が1つの特性、青線部分がその特性に必要なポイント数、そして赤線部分がその特性による補正値となっています。
他の項目については、今は必要ないので別な機会があればその時説明します。

今回は種族特性による補正値を改変したいので、赤線で示した「modifier」内の数字を適当に書き換えてやります。
画像のような感じで好き勝手やっちゃいましょう。「mult」で終わる補正は1.0=100%なので、そこだけ気をつけてください。


次に、「opinion_modifiers」です。「00_opinion_modifiers.txt」を開くとこのような感じになっていますが、これは自国や相手国の状況・関係に応じて外交関係の値に補正を加えるものとなっています。


ここから少し下にスクロールしていくと、何やら見慣れた言語が出てくると思います。
このMODでは、特性による外交関係の補正をこの部分で管理しているので、改変すべきはこの辺りになる訳です。


何やら色々と条件が書いてありますが、ここではだいたいの条件をコメント行（#で始まる行）に書いてあるのでご安心ください。
該当する条件の「add = 」の数値を適当に書き換えれば、それだけで対応する補正値が変更されます。
こちらは整数値での補正となります。「mult」で終わる補正とは違うので、そこだけ気をつけてください。


「00_species_traits.txt」および「00_opinion_modifiers.txt」について、書き換えたい部分を改変し終えたら上書きして保存しましょう。


最後に、実際にゲームを起動してみて、改変した部分がきちんと反映されているかを確認してください。
以上がMOD内部の数値を改変するおおよその手順です。お疲れ様でした。
他の部分や他のMODについても、このようにすることで色々と数値を改変することができます。

他の改造については、別途ガイドを用意したいと思います。

今のところ、以下の項目についてガイドを作成予定です。
公開次第リンクを更新しますので、今しばらくお待ちください。

・対応バージョンを変更したい
・MOD内の数値を改変したい（←現在地）
・MOD内の要素を削除・統合したい
・英語のMODを日本語にしたい