Total War: WARHAMMER III

Total War: WARHAMMER III

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初心者のテキトー紹介:ドワーフ編
By yasima630323
まだまだ新人のドワーフ好きプレイヤーによる、
備忘録も兼ねた種族・勢力の紹介、序盤の動き方の一例です。
ドワーフはTW:WH1(一部2)の勢力なので、プレイするには1の本体か、
1の有料/無料DLC、または2の無料DLCのどれかが必要になります。
用語などは全て日本語化modに準拠しています。
   
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ドワーフの種族特性
  • 人間よりも小柄ながら力強く、手先も器用な人型種族です。
    主に山岳都市に住み、鉱山で鉱石を採掘しつつ暮らしています。
    短気で直情傾向、ぶっきらぼうな頑固者が多く、非常に執念深いのが特徴です。
    人類とは仲が良い一方、過去の遺恨からエルフとは険悪な関係で、
    都市に攻め寄せるスケイヴンやグリーンスキンを相手に日々戦争をしています。

  • ドワーフの特徴といえば、やはりその防御力と統御度(士気)の高さ、
    そして豊富かつ強力な投射(遠距離攻撃)ユニット群でしょう。
    また、一部例外を除き、どのユニットもある程度の魔法耐性を備えています。
    頑強で敗走しにくい前衛で敵を防ぎ止め、蜂の巣にするのが基本戦術です。
    飛行機械を有するのも特徴で、これが騎兵に近い役割を果たします。

  • ドワーフは一般的な魔法を使うことができませんが、
    その代わりとして「ルーン魔法」というものを使用できます。
    基本的には魔法と同じ感覚で使えますが、これは魔力を使いません。
    しかし、ルーン魔法それぞれの個別の長いリキャストタイムに加えて
    "ルーン魔法全体でのリキャストタイム(個別リキャストの半分ほど)"があり、
    同時に複数のルーン魔法を使用することができません。
    また、一般的な魔法に比べると殺傷力は低め、射程は短めになっています。
    ルーン魔法を使えるのは指導者の一人"ソレック・アイアンブロウ"、
    一般軍団長の"ルーンロード"、一般ヒーローの"ルーンスミス"です。

  • 大きな短所は、第一に騎兵が存在しないことです。
    短足ゆえか歩兵の移動速度も遅く、敗走する敵の追撃が難しくなっています。
    移動が速い飛行機械が存在するものの、騎兵とは扱い方が異なります。
    このため、戦場では基本的に迎撃戦をすることになるでしょう。
    第二に、近接歩兵の破壊力があまり高くないことです。
    防御力に関しては並以上ですが、攻撃力はそれほど秀でてはいません。
    このため、"徹甲(防御力無効)"攻撃をしてくるユニットに接触されると、
    相手を倒せず一方的に不利な戦いを強いられることとなります。
    他の小さな難点として、超大型ユニット(モンスターユニット)がいない、
    ヒーローの雇用上限が増えにくい(1人雇うだけなら早め)、などもあります。
ドワーフの種族独自ギミック
  • 大いなる怨恨の書
    ドワーフの執念深さをこれでもかと表現するシステムです。
    自分達の氏族が今まで受けた恨みつらみが延々と記載されている書で、
    それに復讐するのがドワーフが生きる目標の一つになっています。
    ゲーム中ではミッションとほぼ同じ役割を果たしますが、
    決定的に違うのは、放置していると"民の苦衷度(=不満)"が溜まっていく点です。
    民の苦衷度が溜まるにつれ、支配度や研究速度などに悪影響が出てくるため、
    可能な限り早く復讐を果たすことが求められるでしょう。
    救済措置として、苦衷度が高まれば高まるほど、威名ユニット欄に
    スレイヤーやジャイアントスレイヤーが補充される確率が上がります。
    これは次ターンを待たずにユニットを補充する手段として活用できます(要資金)。
    また、ゲーム中で自勢力の都市が攻撃されるなどの被害を受けると、
    その大小に関係なく、その都度ミッションが増えていきます。
    例:敵軍に領地が襲撃されて金品を盗られた!→そのアホどもをブッ殺せ!
    また、怨恨とは別に通常のミッションも存在します。
    こちらは放置しても民の苦衷度は蓄積しません。

  • 鍛造炉
    戦闘に勝利したり特定の施設を建てたりすると、
    ドワーフの独自資源「オースゴールド」を入手することがあります。
    これを使用することで、武器防具やルーンといった装備品を生産できます。
    低級のアイテムは少量のオースゴールドだけで生産が可能ですが、
    高いランクのアイテムほど消費するオースゴールドの量が多くなるほか、
    特定の交易資源を持っていることも生産条件に課されます。
    交易資源は領内に生産施設を立てさえすればよく、鍛造しても減りません。
    アイコンの右下に○マークがあれば、何度も同じ物を生産可能です。
    不要なアイテムをオースゴールドに変換(リサイクル)することも可能ですが、
    リサイクルしたアイテムは消滅するので気を付けましょう。

  • ルーン、マスタールーン
    上記の"鍛造炉"で生産可能な装備品の一種です。
    オースゴールドだけで生産でき、キャラクターに装備します。
    いずれも1回しか生産できませんが、下位の物は一度に3つ入手できます。
    ルーンは"ロードとヒーローが独自の装備枠に3つまで装備できるもの"と
    "軍旗や従者の枠に装備し、戦闘前に一般ユニットに渡すもの"があります。
    このため、ドワーフのキャラは装備枠がかなり多くなっています。
    (武器、防具、魔力付与アイテム、護符、ルーン3つ、軍旗・従者8つ)
    1人のキャラに同じルーンを複数装備させることはできません。
    マスタールーンは通常のルーンよりも強力な効果を持っていますが、
    1回の生産で1つしか得られない希少なルーンです。

  • 移動スタンス:地下道
    軍団の移動スタンスに地下トンネルを移動するものが追加されます。
    凄く分かりやすく言うと、指定したポイントにワープするというものです。
    移動不能な地形を回り込む必要がなく、最短距離で進むことができます。
    ただし、現在位置から指定ポイントまでの間に敵軍団がいると、
    一定確率で発見され、強制的に戦闘になってしまう(要撃戦)場合があります。
    この移動スタンスを取る軍団が戦闘を行う場合、マップが地下になります。
    平坦で狭い場合が多く、遠距離兵種が多いドワーフに有利ですが、
    地下戦で敗北した場合は"軍団が消滅する"という大きなリスクもあります。
    また、この移動スタンスを取っている間は損耗が発生しません。
    ※損耗:汚染された土地などに進入した時、その土地で新たなターンを迎えた時に
        軍団の全ユニットが汚染状況等に応じたダメージを受けるシステム。
各勢力紹介
  • カラズ=ア=カラク
    至高王"ソルグリム・グラッジベアラー"が治める代表勢力です。
    ドワーフ最大の都市「カラズ=ア=カラク」を本拠地とする勢力で、
    宝石鉱山を持ち経済力に優れる首都を基盤とした万全の軍団運営が可能です。
    勢力効果はほぼキャンペーンに関するもので、戦闘面以外を補強してくれます。
    注意すべき直近の勢力がクロケッド・ムーンぐらいしかいないのも有利な点です。
    初期配備ユニットに高級近接歩兵の"ハンマー兵"がいるほか、
    中級歩兵"ロングベアード"、高級飛行ユニット"ジャイロボマー"、
    投射型ヒーロー"マスターエンジニア"も抱えており、戦力面での不安はありません。
    勝利条件を満たすのも割と簡単な部類に入るので、初心者に向いた勢力だと言えます。

  • カラク=カドリン
    スレイヤーの王たる"ウングリム・アイアンフィスト"が率いる勢力です。
    "歩兵の速度+10%"以外の全ての勢力効果がスレイヤーに関するものという、
    清々しいまでにスレイヤーの運用に特化した勢力になっています。
    本拠地のある「ピーク・パス州」は都市が2つしかない小さな州で、
    経済基盤や成長力はカラズ=ア=カラクよりもかなり悪いと言わざるを得ません。
    また、最初からスレイヤーを雇える代わり、"ドワーフ戦士団"が雇用不能です。
    全方位が敵だらけで、味方が少ないのもなかなか厳しいポイントと言えます。
    しかし、スレイヤー達、そしてウングリム本人の攻撃力はかなりのものなうえ、
    初期配備に"ドワーフ雷銃兵"や"アイアンドレイク(トロールハンマー弾)"といった
    強力な徹甲投射ユニットがあるので、決してやってやれないことはありません。
    他のドワーフ勢力とは違った、攻撃的な戦術を楽しめる勢力です。

  • アングルンド氏族
    1のDLC「The King and The Warlord」を導入することで選べるようになります。
    不屈の王"ベレガール・アイアンハンマー"が率いる勢力で、
    遥か昔に故郷"カラク=エイトピーク"を追い出されてしまった歴史があります。
    現在は他の氏族の都市を間借りするなどの支援を受ける立場で、
    エイトピーク奪還に向けて4度目の遠征に挑む…というシナリオになっています。
    奪還まで軍団の維持費が1.5倍という激烈なデメリットを背負っているせいか、
    初期配備ユニットがハンマー兵を除くと低級ユニットしかいません。
    しかも初期都市は小さく、周囲には味方も少々いるもののほとんど弱小勢力ばかり。
    その一方でグリーンスキンやスケイヴン、ウッドエルフにヴァンパイアコーストなどの
    敵意みなぎる好戦的な勢力に囲まれているという、割と悲惨な状況から始まります。
    その代わり、指導者のベレガールが強力なキャンペーンスキルを習得できるほか、
    投射歩兵"レンジャー"を雇用可能な建物を最低ランクの都市にも建てられたり、
    4人のご先祖様の霊がヒーローユニットとして力を貸してくれたりします。
    故郷を奪還できれば、軍団維持費アップが解除されるだけでなく、
    大きな永続ボーナスが得られるほか、エイトピークに特別な建物が建てられます。
    これを起点としてゲームクリアを目指すことになるでしょう。
    なお、故郷を奪還するとご先祖様方は満足して成仏…なんてするわけもなく、
    その先に待ち構えている戦いにも最後まで付き合ってくれます。
    難易度は高めですが、筆者のイチオシ勢力です。
    某笑顔動画にある本勢力のプレイ動画「鉄鎚の八つ峰奪還記」、TW:WH1のものですが、
    非常に見やすく丁寧に作られているのでオススメです(勝手に宣伝)。

  • アイアンブロウ遠征軍
    2の無料DLCを導入することで選べるようになります。
    伝説のルーンロード"ソレック・アイアンブロウ"が率いる勢力です。
    ドワーフの失われたアーティファクトを探し求めるシナリオで、
    遠征軍の名の通り、あちこちの都市を占拠して回る必要があります。
    ※アーティファクトはそれぞれ2つの部品から成り立っています。
     2つを揃えたら鍛造炉から作り出すことができ、強力な効果を与えてくれます。
     部品は交易資源と同様に都市に紐づけられた状態にあり、
     その都市を占拠するか、領有する勢力と軍事同盟を結べば入手可能です。
    クリアするには8つのアーティファクトのうち5つを作る必要があるため、
    軽々に他勢力と外交が出来ない、難易度が高い勢力だと言えるでしょう。
    ※アーティファクトのある都市を領有する勢力と何らかの協定を結んだ場合、
     軍事同盟締結に応じてくれない限り、協定を破って敵対するしかなくなります。
    勢力の効果としては、鍛造炉の活用とルーンスミスの運用に秀でています。
    本拠地の金鉱山から毎ターン"オースゴールド"が入手できるので、
    半額で生産できるルーンをガンガン鍛造し、味方を強化していきましょう。
    また、本拠地にユニーク建築物を建てると中級歩兵"ロングベアード"が安価化し、
    初期ランクも上がるため、これを中心に軍団を編成すると良いでしょう。
    初期都市の周囲には味方のドワーフや人間がほぼおらず、全方位が敵まみれ、
    唯一仲良くなれそうなリザードマン勢力は首都に部品があるせいで戦う必要がある
    …と友軍事情は厳しめですが、都市や州の規模などは悪くありません。
    初期配備に上級歩兵の"アイアンブレーカー"がいるほか、"ロングベアード(両手武器)"、
    大型投射兵器の"グラッジ投射機"も配備されており、そこそこ戦えるはずです。
    鍛造したルーンや各種ルーン魔法を駆使し、状況を打開しましょう。

  • 父祖群民団
    1の無料DLCを導入することで選べるようになります。
    原初のドワーフの一人"ホワイトドワーフのグロムブリンダル"が率いる勢力です。
    他の勢力とは初期位置がかなり遠く、ワールドマップの西端からスタートします。
    守りに秀でた勢力効果もあるほか、数ターンおきに一度イベントが起こり、
    "父祖の神々の力"を受けて一定期間だけ強力なバフ効果を得ることができます。
    孤立無援で周囲は敵だらけなものの、初期敵対勢力がなかなか弱いうえ、
    父祖の力を受けた状態のグロムブリンダルが非常に強いため、
    彼の軍団を中心に暴れまわることで割と早くクリアできると思います。
    "アイアンドレイク"と"ジャイロコプター(硫黄砲)"が初期配備に存在し、
    初期都市のユニーク建築物でこれらの初期ランクを上げられるので、
    火炎攻撃を中心に据えた戦術を構築するといいかもしれません。
序盤の動き方の一例:難易度ノーマル想定
  • カラズ=ア=カラク
    まずは目の前にいるブラッディスピアの軍団と戦います。
    勢力効果で布令を増強できるため、初期州の統一を目指すのが良いでしょう。
    初期州の統一後は北のグンバド山あたりを目指して進み、
    ブラッディスピアとクロケッド・ムーンを滅ぼしてしまいましょう。
    クロケッド・ムーンはレジェンダリーロードが率いているうえ、
    強力なアラクナロク・スパイダーを抱えているので、戦う時は注意が必要です。
    他のドワーフ勢力や人間(エンパイア及び南方諸国)の友好度は常にチェックし、
    不可侵協定と交易協定は早いうちに結んでおきたいところです。
    その後は周囲の他のドワーフと不可侵協定を結び、さらに北進するか、
    南下してグリーンスキンやスケイヴンなどと戦うかを選びましょう。
    西にある憂いの森にグリーンスキン勢力のクリーピング・デスも存在しますが、
    守備隊が多いほか、軍団にアラクナロク・スパイダーを抱えているので、
    おそらく初期戦力では勝てません。序盤は放っておきましょう。
    自軍の戦力が充実してきたら、機を見て潰すと良いかと思われます。
    彼らの本拠地の憂いの森はドワーフにとって不適な土地なので、
    破壊して金を搾り取ってから殲滅してしまいましょう。

  • カラク=カドリン
    まずは怨恨の書に従って目の前のレッドアイの軍団を潰し、
    彼らの背後にある都市も占拠して初期州を統一してしまいましょう。
    周囲に友好勢力が多く、積極的に不可侵協定や交易協定を結んでおけば
    経済力の低さを補えて良いかと思います。
    その後は北進するか南進するかの二択になりますが、
    既に戦争状態にあるレッドアイを滅亡させる方が先決です。
    南進してレッドアイを撃破し、リブピーク州もいただきましょう。
    その辺りで北のボーンラトラーから宣戦布告されるはずなので、
    次は北進して国果て山脈北部を平定してしまうのが良いかと思います。
    本拠地西側に仲の悪いテンプルホフが存在しますが、
    幸いにしてテンプルホフはズィルバニアと戦争状態から始まるため、
    こちらに攻めて来ることはないと思われます。
    北の平定を完了したら、次は西側のウォーグローブ・オブ・ウォー、
    もしくは南側のズィルバニアを相手にすることになるでしょう。
    (その頃にはズィルバニアがテンプルホフを吸収している場合が多いです。)
    クリアには本拠地の発展が必須なので、戦ってお金を稼ぎましょう。

  • アングルンド氏族
    まずは父祖の霊をベレガールの軍団に合流させて戦力不足を補い、
    怨恨に従って目の前のグリーンスキン軍団を殲滅しましょう。
    同時に近隣の人間(エンパイア及び南方諸国)やドワーフと外交し、
    不可侵協定や交易協定を結んでおくといいでしょう。
    北の黄金魔術師会は北から来る敵に対しての防波堤になりますし、
    東のボーダープリンスと軍事通行権を結べれば、後々の遠征が楽になります。
    その後は初期州の統一を目標に据えて進軍しましょう。
    都市を1つ落とす頃に"カラク=ヒルンとの合併"イベントが起こります。
    選択肢が色々ありますが、合併するのが最良かと思います。
    元カラク=ヒルン軍にはグラッジ投射器やドワーフ雷銃兵がいるので、
    ベレガールの軍団に譲渡して戦力を強化するのもいいでしょう。
    その場合はカラク=ヒルンのロードが暇になるので、
    カラク=イゾルの北にある廃墟に入植してカラク=ノルンに渡したり
    (徒歩だと黄金魔術師会の領土を跨いでしまうので、地下を通りましょう)、
    成長させたカラク=イゾルで募兵させたりしましょう。
    少しゲームが進むと、西側にあるティリアが滅ぼされると思います。
    おそらく南西のサルトーサ海賊、もしくは西のスクライア氏族が犯人です。
    彼らはこちらへの友好度がドン底なので、いずれ宣戦布告してきます。
    レベル上げも兼ね、先手を打って倒しに行くのもいいかと思います。
    その後は東のグリーンスキンを倒しつつエイトピークへ向かいましょう。

  • アイアンブロウ遠征軍
    まずは目の前のアラクノスを叩き潰してしまいましょう。
    その後は本拠地西側のドラッケンホフ・コンクラーヴェと戦います。
    彼らの土地は不快な気候風土の砂漠なので、
    外交で友好勢力に渡してしまっても大丈夫だと思います。
    本拠地直近にいるボウメン・オブ・オレオンも危険ですが、
    守備隊が多く気候風土も相性最悪で、初期戦力ではとても勝てません。
    幸い、非常に険悪と言うほどでもないので、一旦放置しておきましょう。
    西側が何とかなれば、次の相手は南のラストディフェンダーです。
    宣戦布告して叩き潰すか、軍事同盟を結びましょう。
    ※ラストディフェンダーの本拠地にアーティファクトの部品があるため、
     敵対して叩き潰すか軍事同盟を結ぶか、この二択しかありません。
     軍事同盟を結ぶことは難しい&結んでも得がないため、
     後々こちらから宣戦することになるかと思います。
     軍事同盟を結ぶことを目指して仲良くするのもいいですが、
     同盟を結んだ後にこちらの友好勢力に対して宣戦布告される
     (そしてこちらが協定破りの罪を着せられ、世界の敵に認定される)など、
     あちらに振り回される可能性が多分にあることを覚悟しましょう。
     アーティファクトの入手を諦めるという第三の選択肢もありますが、
     おそらく一番簡単に作れる+モンスターユニットが貰える代物なので、
     入手を諦めるのはあまり得策とは言えません。
    ラストディフェンダーを何とかしたら、いよいよ北への遠征になります。
    ヒーローを各地に放って情勢を確認しつつ、部品を集めましょう。

  • 父祖群民団
    まずは目の前にいるセプティック氏族を叩き潰しましょう。
    初期州を統一した後もセプティック氏族を追い、滅ぼすのが良策です。
    周囲は不仲な勢力ばかりなので、外交を気にする必要はありません。
    ネズミどもを滅ぼしたあたりでナガロンドに宣戦布告されると思いますが、
    勢力効果による対エルフバフがあるので、それほど問題はないでしょう。
    ドワーフ戦士と弩弓兵をいくらか雇用しておけば、難易度次第ですが、
    自動戦闘でもナガロンドの軍勢を溶かしてしまえると思います。
    ナガロンドと同時にハグ・グレーフも共同で宣戦布告してきますが、
    彼らは遥か彼方にいるので、無視しておいても構いません。
    ビーストマンのホード勢力に領土を襲撃・宣戦されても、
    序盤の彼らの戦力では都市を落とすことはできないと思われるため、
    こちらも放置しておいて大丈夫です。第二軍団を作ったら潰しましょう。
    ナガロンドの撃破後は、どこかから宣戦されるまで内政を行い、
    軍勢を強化してクエスト攻略に励むのもいいでしょう。
    周辺の勢力のうち、ナーガリズ、ヘラルド・オブ・アリエル、
    エグザイル・オブ・ネヘクなどは中立寄りです。
    これらとは戦わず、ドラウンドやダークエルフ勢力を相手取りましょう。
指導者&ロード紹介
  • ソルグリム・グラッジベアラー
    ドワーフ全体の王「至高王」の称号を持つ、カラズ=ア=カラクの指導者です。
    常に輿に乗っていますが、普通に戦闘可能です(両手斧歩兵扱い)。
    高いHPと防具値があり、周囲をバフしながら前線で戦うことができますが、
    防具値が高いものの盾がなく、輿に乗っていて被弾面積が大きいため、
    徹甲攻撃、特に鉄砲などの徹甲投射攻撃に対してはあまり硬くありません。
    また、近接戦闘に特に秀でたユニットにも不利なため、避けた方がいいでしょう。
    習得できる固有スキルは戦闘よりもキャンペーンに影響するものが多く、
    自分の軍団だけでなく勢力全体で戦うのが得意な指導者と言えます。
    初期習得の固有スキルで精鋭たるハンマー兵を強化&安価化できるため、
    他の勢力よりも多めに彼らを雇用・運用するのもオススメです。
    クエスト報酬のユニークアイテムが4つもあり、どれも強力な効果を持つので、
    ソルグリム軍の手が空いたらクエストに挑むのも良いでしょう。

  • ウングリム・アイアンフィスト
    大斧を携えたスレイヤーの王であり、カラク=カドリンの指導者でもあります。
    通常ユニット"ジャイアントスレイヤー"のロード版という感じの性能で、
    大型のユニットに対して強いほか、HPが減るとパワーアップします。
    スレイヤー達と違って頑強な防具を着込んでいるためか、速度は劣ります。
    固有スキルツリーで瀕死時の自己バフをいっそう強化できるほか、
    特定種族への攻撃性能を向上させたり、スレイヤーをさらに強化したりできます。
    3つのクエスト報酬アイテムを装備すると、強さにさらに磨きがかかります。

  • ベレガール・アイアンハンマー
    故郷奪還を志す不屈の男で、アングルンド氏族の指導者です。
    過去3回の遠征に失敗しつつも未だ諦めず、4回目の遠征に旅立ちます。
    一般軍団長のロードの超豪華版といったユニット性能で、
    盾を持つ屈強な戦士であるほか、地下での戦闘と攻城戦に秀でています。
    また、宿敵であるグリーンスキンとの戦闘時に大きくパワーアップします。
    固有スキルを習得することで軍団・勢力としての力を、
    クエスト報酬アイテムでベレガール本人の力を、それぞれ強化できます。
    アクティブスキルが多いため、状況に応じて積極的に使っていきましょう。

  • ソレック・アイアンブロウ
    伝説のルーンロードと謳われる、アイアンブロウ遠征軍の指導者です。
    一般軍団長のルーンロードの超豪華版といったユニット性能で、
    最初は徒歩ですが、レベルを上げると輿に搭乗できます。
    この輿には物理耐性があるほか、近くの敵が魔法を使うと爆発します。
    白兵戦能力は他の指導者たちに劣りますが、ルーン魔法を使用できるほか、
    白兵戦をするとアビリティが少しリチャージされるアビリティがあるため、
    ルーン魔法とアビリティで味方を支援しながら自分も戦うのが正攻法です。
    欠点もルーンロードと同じで、ステータス強化用のスキルツリーがありません
    …が、固有スキルでパッシブスキルを得るなどすれば多少はカバー可能できます。
    盾がなく、輿に乗ると被弾面積が大きくなるので、徹甲投射部隊が恐いところです。
    軍勢バフは防具値、徹甲ダメージ、装填速度を強化するもので、
    前衛で受けて後衛が撃つ、ドワーフの基本戦術をサポートしてくれます。
    特にドワーフ弩弓兵の徹甲ダメージを強化するスキルが非常にありがたく、
    使いやすく安価な曲射ユニットの弩弓兵を終盤まで使い続けられます。
    常に軍団全体で戦うことを意識し、ルーン魔法で援護しつつ戦いましょう。

  • "ホワイトドワーフの"グロムブリンダル
    太古の時代から生きている伝説のドワーフで、父祖群民団の指導者です。
    ドワーフ達が信仰する神々(=第一世代のドワーフ)と同世代で、
    長い歴史の中で窮地に陥ったドワーフ達を氏族を問わず救ってきた
    ”伝承で語られる人物”そのもの…と言われている白いドワーフです。
    ステータスはウングリムに近いものを持っていますが、
    アビリティなどは打って変わって防御的なものが揃っています。
    固有スキルツリーが軍団の戦闘力を強化するものになっているほか、
    スキルツリーの一番下が独自のものになっていることも特徴です。
    4つのクエスト報酬アイテムで全能力を大きく向上させられるほか、
    強力なアビリティを使用可能になるので、是非手に入れたいところです。
    なお、グロムブリンダルは元々ウォーハンマー世界のキャラではなく、
    ウォーハンマーの版権元が発行するTRPG誌「ホワイトドワーフ」の
    マスコットキャラクターで、コラボとして本作に出演させたらしいです。
    違和感なく馴染んでいるあたりは流石といったところでしょうか。

  • ロード
    DLCなしで雇用できる唯一の軍団長(ロード)です。
    ベレガールをダウンサイジングしたような感じの、盾を持つ頑丈な歩兵です。
    防御力が高い以外の性能はパッとしない、普通の軍団長でしかありません。
    前衛として起用するならルーンロードよりはマシという程度です。
    相手が徹甲攻撃できず、かつ対大型ダメージボーナスがあるユニットなら、
    輿に乗ったルーンロードよりも安全に相手をすることができるでしょう。

  • ルーンロード
    1のDLC「The King and The Warlord」を導入すると雇用可能になるロードです。
    ソレックをダウンサイジングしたような感じのロードで、
    同様にルーン魔法を習得でき、レベルを上げると輿に搭乗できます。
    ヒーローのルーンスミスと違って所持数制限がなく、序盤から雇用できるので、
    ルーン魔法使いが早急に欲しいなら雇用してみるのも良いでしょう。
    基礎ステータスではロードに劣るものの、輿でステータスを底上げでき、
    ルーン魔法があるので戦闘中の支援能力で勝っています。
    輿に乗ると大型ユニット扱いになるため、軽い物理耐性が付くとはいえ、
    やはり徹甲投射ユニットやモンスターユニットが恐いところです。
ヒーロー紹介
  • セイン
    ロードと似たような性能の、頑丈な防具と盾を持つ近接歩兵です。
    レベルが12になると強力な3つのスキルから1つを選ぶことができ、
    選んだスキルによって大きく異なる個性を手に入れられます。
    (1のDLCがないと選べるスキルが1つ減るらしいです。)
    戦士型ロードやモンスターユニットに対してはどうしても分が悪いので、
    通常ユニット、特に対大型ボーナスのある兵士ユニットを攻撃しましょう。
    防御力の高さを活かし、単独~数人で敵陣に突入して敵を引きつけ、
    爆弾や投射ユニットで諸共に集中砲火を浴びせるという鬼畜戦法もあります。
    軍勢や拠点守備隊にダメージを与えるヒーローアクションが使えるので、
    上位兵士ユニットと入れ替えて軍団から離脱させ、単独で動かすのもいいでしょう。

  • マスターエンジニア
    銃による徹甲投射攻撃を行えるヒーローです。
    射撃タイプが直射なので、坂の上に陣取って大型ユニットを狙いましょう。
    狙撃対象が高身長であれば、平地でも味方の後ろから撃てることがあります。
    防具は硬いものの、やはり他のヒーローよりは打たれ弱くなっています。
    しかし、敵の移動速度を下げるアビリティを習得できるほか、
    投射ユニットを強化するスキルや自分を長射程化するスキルを覚えられます。
    変わり種として、長射程化スキルと二者択一になりますが、
    得物を強力なショットガンに変更するスキルも習得可能になっています。
    軍団に同行させると行動力(戦略マップの移動力)を増やすスキルもあるので、
    基本的には軍団に同行させ、戦わせるといいでしょう。
    ユニット強化スキルはエンジニアの人数分だけ合算されるので、
    2人を1軍団に入れるのも有効です。流石に3人以上は多いかな…?

  • ルーンスミス
    ルーン魔法を使用可能な特殊近接歩兵です。
    戦士としてはセインに劣るほか、ルーンロードのように輿に乗れませんが、
    ルーン魔法が使えるうえ、同行した軍団のアイテム発見率を上げられるため、
    エンジニアと同じように軍団に同行させるのがいいでしょう。
    レベルが上がれば軍団の攻撃力や防御力を強化するスキルも習得できますが、
    アイテム発見率アップ・軍団攻撃力アップ・軍団防御力アップは
    ルーンスミス1人につき、同時にどれか1つしか効果を発揮しないようです。
    予めどの軍団強化スキルにポイントを振るかを決めておけば無駄がありません。
    セインと違い、自分のステータスを底上げするスキルがないことに注意しましょう。
    ほとんどの勢力で初期配備されているので、初手で軍団に加えるのがオススメです。

  • 父祖の霊
    死したドワーフの魂が実体化した存在です。
    アングルンド氏族の初期戦力として
    セイン2人+他1人づつ配備されているほか、
    魔力付与アイテム"父祖の角笛"のアビリティで1人が、
    アイアンブロウ遠征軍ではアーティファクトの効果で
    ステータスの違う特殊なセイン1人が参戦します。
    父祖の霊はそれぞれがセイン、ルーンスミス、
    またはマスターエンジニアのどれかに属し、
    スキルツリーは一般ヒーローと同じ物になります。
    明確な違いは維持費が0なこと、防具値と魔法耐性が0であること、
    高い物理耐性によってダメージを75%もカットすること、
    近くの敵に恐怖(敗走しやすくする)と恐慌(短時間だけ敗走させる)を与えること、
    戦死しないこと、統御度が一切減らず敗走しないこと…という点です。
    父祖の角笛のアビリティで呼び出した父祖の霊は召喚ユニットだからか、
    時間経過でHPが段々と減っていく仕様になっています。
    アイアンブロウ遠征軍で参戦するセインの霊は性能が異なり、
    盾を持たず白兵防御が低い代わり、白兵攻撃と徹甲ダメージが高く、
    全軍に吸血鬼の腐敗に対する抵抗力を与えてくれます。
    なお、物理抵抗によって被ダメージを減らす仕組みになっている都合上、
    魔法武器を持った強力なユニットと戦うと、夏場のアイスのように溶けます。
    普通のドワーフと違って呪文にも弱いので気を付けましょう。
ユニット紹介:近接歩兵
  • 鉱夫
    ドワーフ勢力の最下級歩兵ユニットです。雇用施設なしで雇えます。
    ツルハシで戦うため、下級兵では珍しく徹甲ダメージ割合が高めなほか、
    門扉へのダメージが少し高くなる補正があります。
    …が、白兵戦能力が低く、正面からぶつけるとあっという間に壊滅します。
    重装甲ユニットの横や後ろから攻撃させるのがいいでしょう。

  • 鉱夫(擲弾突撃)
    性能は鉱夫とほぼ同じですが、爆弾を投げられるという差異があります。
    この爆弾は1発限りの対地投射武器で、火炎属性ダメージを与えます。
    中々の威力がありますが、防具値の高い敵にはそれほど効きません。
    防具値の低い敵が足を止めたところへ投げ込んでやりましょう。
    この時、側面や背面を狙うとさらに効果が高まります。
    ドワーフの前衛は大抵防具値が高いので、誤射は気にしなくても大丈夫です。

  • ドワーフ戦士
    低級の歩兵ユニットで、序盤における前衛を務めます。
    攻撃力には乏しいものの、その防御力は一級品と言えます。
    防具が硬いうえに良質な盾を持ち、大型ユニットの突撃を防御可能です。
    統御度も高く、士気崩壊で敗走することはそうそうありません。
    コストパフォーマンス高めの良い前衛ですが、HPはあまり高くないため、
    徹甲(防具無効)攻撃、特に白兵徹甲攻撃にかなり弱いです。

  • ドワーフ戦士(両手武器)
    盾を捨て、武器を両手斧に持ち替えたドワーフ戦士です。
    徹甲攻撃力が高く、防御力の高い敵に有効なダメージを与えられます。
    …が、元々がドワーフ戦士なので実際の攻撃性能は低く、
    一方で良質な盾、そして大型ユニットの突撃への耐性が消失しています。
    また、防具値の低い敵にはドワーフ戦士の方がダメージを出せます。
    積極的にこのユニットを採用する理由はないでしょう。

  • ロングベアード
    ドワーフ戦士を一回り強化したような中級歩兵ユニットです。
    名前は"長いヒゲ"、つまり長生きした熟練の戦士を意味しています。
    ドワーフ戦士と同じ特殊能力のほか、恐怖や恐慌の効果を受けず、
    周囲の味方の統御度を高める鼓舞能力を持っています。
    雇用もしやすいため、終盤まで活躍できるでしょう。

  • ロングベアード(両手武器)
    盾を捨て、両手斧を持ったロングベアードです。
    ドワーフ戦士(両手武器)と違い、大型ユニットの突撃への耐性があります。
    攻撃面もそこそこ改善され、ハンマー兵の廉価版と言える性能になっています。
    強攻型のスレイヤーとは競合する…こともなく、こちらは高防御と徹甲攻撃、
    あちらは超軽装で対大型ダメージボーナス、と差別化されています。

  • スレイヤー
    何らかの罪を犯し、スレイヤーの誓いを立てた者達です。
    鎧を着けず戦い、激戦の中で華々しく死ぬことを求める、ある種の破滅志願者です。
    見た目はモヒカン半裸オヤジですが、大人しく殺される気は毛頭ないようで、
    高い攻撃力と移動速度、対大型ダメージボーナスを持つほか、
    統御度が下がらず(=敗走せず)、危機に陥ると攻撃力がさらに上がります。
    また、死亡時に強力な必殺技を放つこともあるようです。
    ドワーフ戦士のように前衛で待ち構えて敵を受け止めるのではなく、
    機動力と高めの突撃ボーナスを活かし、敵の側背面を襲うといいでしょう。
    盾がありませんが、少々の矢弾は得物の双斧で防ぎます(小盾と同じ効果)。
    威名ユニットではありませんが、威名ユニット募兵パネルから雇用できます。

  • ジャイアントスレイヤー
    得物を大斧に交換したスレイヤーです。
    矢弾を一切防げなくなった代わりに高い徹甲攻撃力を得たため、
    モンスターユニットや騎兵が相手なら一方的に押し切ることも可能です。
    対突撃防御はないので、他の前衛が押し止めた敵の側背面へ突撃しましょう。
    軽装な歩兵に対しては不利なほか、投射物に非常に弱くなっています。
    スレイヤーと同様に、威名ユニット募兵パネルから雇用できます。

  • ハンマー兵
    魔法の大槌を振るう精鋭を集めた、攻撃型の上級歩兵ユニットです。
    得物が魔法武器なので物理抵抗を無効化でき、徹甲ダメージが高く、
    武器攻撃力自体も高いという、非常に攻撃的なユニットです。
    一方、防御面はロングベアード(両手武器)とほぼ同じなうえ、
    あちらと違って対突撃防御がないため、壁役には向いていません。
    他の前衛に敵を受け止めてもらい、側背面を殴りましょう。

  • アイアンブレーカー
    ハンマー兵とは逆の、防御型の上級歩兵ユニットです。
    ロングベアードをそのまま強くしたような性能で、
    攻撃力は低いものの、高い防具値と統御度、そして盾を備えているほか、
    あらゆるユニットの突撃に対しての耐性も併せ持っており、
    壁役の前衛ユニットとしてはゲーム中でも指折りの高性能を誇ります。
    また、鉱夫(擲弾突撃)よりも高性能な爆弾を2発所持しており、
    対空攻撃は出来ないものの、低い攻撃力をある程度カバーしています。
    雇用するのが大変で雇用費も維持費も高いですが、
    その手間と出費に相応しい働きをしてくれる最高級の歩兵と言えます。
ユニット紹介:投射歩兵
  • ドワーフ弩弓兵
    クロスボウによる曲射を行う投射歩兵ユニットです。
    弓兵なのに防具が中々頑丈で、小さいながらも盾を持っているため、
    同じ数の弓兵同士の撃ち合いで負けることはまずありません。
    流石に白兵戦能力はドワーフ戦士未満ですが、防御力の高さもあり、
    オオカミなどの戦闘生物程度であれば返り討ちにできるかもしれません。
    矢は徹甲ダメージが低いので、重装甲の敵には有効ではありません…が、
    ソレック・アイアンブロウはスキルでこの欠点を補えます。

  • ドワーフ弩弓兵(両手武器)
    ドワーフ弩弓兵が盾を捨て、両手斧を装備したユニットです。
    接近してきた敵に対して白兵徹甲攻撃を行えますが、
    武器の威力と白兵攻撃(命中率)はドワーフ戦士(両手武器)と同じ程度、
    かつ白兵防御(回避率)はあちらより低いため、全然アテになりません。
    …というか、重装甲の敵が突っ込んで来たら、大抵すぐ敗走します。
    盾を失ってしまったため、撃ち合いに弱くなったのも大きな欠点です。
    これを雇用するぐらいなら通常の弩弓兵で十分でしょう。

  • ドワーフ雷銃兵
    徹甲ダメージ割合の高い銃と小さな盾を持つ投射歩兵です。
    最大の長所は、遠くから徹甲ダメージを叩き込めるという点でしょう。
    また、ある程度の近接戦闘能力も持っており、
    軽装タイプの飛行兵が突っ込んで来ても、単独で返り討ちにできたりします。
    欠点はクロスボウより短い射程距離、そして弾道が直射であることです。
    味方の頭越しに射撃できない場合が多いので、坂の上に陣取らせたり、
    側面に回り込ませるなど、運用方法に工夫が必要となるでしょう。
    装填も弩弓兵より遅く、軽装の敵に対してのダメージは弩弓兵に劣ります。
    重装甲の敵を狙い、積極的に弾丸の雨を浴びせましょう。

  • アイアンドレイク
    火炎放射器と耐火鎧を身に着けた火炎放射兵です。
    錬金技術の結晶である火炎砲から強烈な火炎の奔流を浴びせます。
    投射歩兵としては射程が短く、直射なので使いにくいものの、
    防具値の低い歩兵に対して短時間で凄まじいダメージを与えられます。
    徹甲ダメージが低いため、重装甲の敵にはあまり効きません。
    …が、この性質を逆手に取り、重装甲のロードやセインを敵陣に突入させ、
    集まった敵ユニットを味方ごと焼き尽くす、という戦法もあります。

  • アイアンドレイク(トロールハンマー弾)
    巨大な徹甲弾を放つ大砲に持ち替えたアイアンドレイクです。
    対歩兵に有効だったあちらとは逆に、対大型ユニットに特化しています。
    射程が短いうえに装填もかなり遅いものの、徹甲攻撃力は折り紙付きです。
    対大型ダメージボーナスもあるため、大型機械やモンスターに特に有効です。
    そういうユニットが増えるゲーム後半では活躍の場が増えるでしょう。
    メインターゲットである大型ユニットは味方の後ろからでも狙いやすいため、
    立ち位置にあまり気を遣わなくてもいいという長所もあります。

  • レンジャー
    ドワーフ弩弓兵の互換ユニットで、防具があちらより低い代わり、
    移動が少し速く、"忍び寄り"や"先陣配置"を持っています。
    ※忍び寄り=平地でも敵から見えなくなる能力、被接近か攻撃で解除
     先陣配置=戦場での初期配置範囲がとても広くなる能力
    弩弓兵と違い、敵の投射兵と撃ち合うと互角の勝負になりやすいほか、
    戦闘生物や軽装騎兵に襲われるとそのまま敗走しやすいので、
    あちらと同じように運用すると思わぬところで崩れることもあります。
    予め敵の後衛の近くに潜ませておくなど、運用を工夫しましょう。
    セインのスキルで属性:狙撃を付与できれば、脅威度が跳ね上がります。
    ※狙撃=隠れたまま射撃可能になる能力
    1のDLC"The King and The Warlord"を導入すると雇用可能になります。

  • レンジャー(両手武器)
    弩と盾を捨て、トマホークと両手斧を装備したレンジャーです。
    強力な徹甲ダメージを持つトマホークを曲射弾道で投げられます。
    しかし射程が短いうえに弾も少ないので、敵の投射ユニットは狙わず、
    前衛のすぐ後ろに置いて援護させるのがいいでしょう。
    弾が切れたら白兵戦をさせるのもいいですが、防具値が低いので長持ちしません。
    1のDLC"The King and The Warlord"を導入すると雇用可能になります。

  • バグマンズ・レンジャー
    レンジャーの上位ユニットで、酒を飲んだ状態のレンジャーです。
    投射戦力としてはほぼ変わっていないものの、白兵能力が向上しました。
    具体的には、白兵防御力が上がったほか、大型ユニットの突撃を防御可能になり、
    さらに恐怖・恐慌を受けず、HPが持続的に回復するスキルも追加されています。
    これらの強化により、軽装騎兵や飛行騎兵に絡まれた場合でも
    バグマンズレンジャー同士でカバーし合えば、敗走せずに済むようになっています。
    自己回復スキルの存在により、弓兵同士の撃ち合いにも少し有利になりました。
    弩の精度も少し上がっているらしいです(英語wiki情報)。
    1のDLC"The King and The Warlord"を導入すると雇用可能になります。
ユニット紹介:飛行機械
  • ジャイロコプター
    蒸気エンジンで飛行する小型の攻撃ヘリコプターです。
    歩兵の3倍以上の速度で動くことができ、簡単に敵の側背面を取れます。
    結構頑丈なうえに投射攻撃が可能、アビリティで爆撃も行えるので、
    軍団に1~2ユニットいるだけで採れる戦術の幅が大きく広がるでしょう。
    しかし、白兵防御力がほぼない、弾薬が多くない割に威力が低め、
    1ユニットあたりの機数が少なく投射攻撃のダメージが集中しやすい、
    爆撃はアビリティなので操作が必要、投射攻撃の精度がイマイチ
    …というように、無視できない欠点も多く抱えています。
    それでもドワーフ勢力最速ユニットであることには変わりないので、
    高い汎用性を活かして軽装騎兵のように運用していきましょう。
    敗走した敵騎兵の見送りをさせるのも良い使い方です。
    (士気崩壊した敵を追撃し、再編成させずに戦場から追い出す戦法です。)

  • ジャイロコプター(硫黄砲)
    機首の投射武器を焼夷砲に交換したジャイロコプターです。
    高い徹甲ダメージと対大型ダメージボーナスがある火炎属性攻撃なので、
    重装甲の敵やモンスターユニットに対して有効なほか、
    トロールや森の精霊といった自己再生ユニットにも非常に有効です。
    他の点はジャイロコプターと同じなので、同様に運用しましょう。
    敗走した敵騎兵の見送りとして使うならこちらの方が優れています。

  • ジャイロボマー
    大型化したジャイロコプターで、より多くの爆弾を抱えています。
    機首の砲も徹甲機関砲に換装され、移動中射撃が可能になりました。
    その代わり、1ユニットあたりの機数が1機だけになってしまったため、
    集中砲火を受けると驚くほど早く倒されてしまうでしょう。
    また、機首砲の火力がユニットの価格やランクに対して低めなので、
    手作業でしっかり爆撃を当てていかないと戦果を出せません。
    近接歩兵には圧倒的に有利なので、活躍の場を用意してしっかり操作すれば、
    相応以上の戦果を叩き出すことも不可能ではありません。
ユニット紹介:投射兵器
  • グラッジ投射機
    原始的な投石機です。何故か岩を乗せる部分が手を模しています。
    高い徹甲ダメージを持つ岩をブン投げ、敵を叩き潰します。
    着弾時に爆発が発生することもあり、歩兵に対して有効と言えるでしょう。
    長射程の曲射弾道兵器なので、位置取りの自由度が高いことも特徴です。
    この後に雇用可能になるカノン砲やオルガン砲は直射弾道なので、
    プレイヤーによっては終盤までこちらを運用することもあるでしょう。
    リロードがカノン砲に匹敵するほど遅い(他はもっと装填が速い)ため、
    時間あたりのダメージ量は上位の投射兵器に劣ります。

  • カノン砲
    砲丸を発射する長距離用の大砲です。
    グラッジ投射機より単発ダメージがかなり高いものの、
    弾道が直射なので、地形によっては撃てない場合が出てしまいます。
    また、着弾時に爆発しないため、加害範囲はグラッジ投射機に及びません。
    こちらは歩兵ではなく、大型ユニットやモンスターを狙うと良いでしょう。

  • オルガン砲
    中口径砲を4つ並べた特殊な砲です。
    カノン砲より威力が低く射程も短いものの、装填が速いのが特徴です。
    歩兵にも騎兵にも、モンスターに対しても使っていける汎用性も長所です。
    カノン砲同様の直射弾道兵器なので、坂の上に陣取らせるなどの工夫が必要です。
    敵の大砲に狙われると反撃できないため、別の反撃手段を用意しておきましょう。

  • 火焔砲
    大きな火炎弾を発射する大型砲です。
    射程はオルガン砲よりもさらに短いですが、装填がさらに速く、
    曲射弾道になっているため、白兵戦中の味方の援護にも使えます。
    徹甲ダメージより基本ダメージの方が高く爆発もする対歩兵砲で、
    軽装甲ユニットの群れを一気に吹き飛ばすことができます。
    ドワーフは概して防具値が高いので、誤射の被害が小さく済むのも長所です。
    マスターエンジニアと同じ軍団に編成し、あちらの各種スキルで
    こちらの射程や徹甲ダメージを補うのも良いでしょう。

  • ボルト射出機
    極太の巨大な矢(ボルト)を発射する弩砲です。
    カノン砲のスケールダウン版といった性能で、運用方法も同様です。
    対大型ダメージボーナスがあり、モンスターユニットに有効です。
    ただし、火薬を使っていないからか貫通力が低く、射程も短くなっています。
    序盤から雇用できるという長所がありますが、その頃は大型ユニットが少なく、
    グラッジ投射機の方が運用が簡単で戦果も出しやすいという状態です。
    かなり不遇な立ち位置にあると言わざるを得ません。
    カラズ=ア=カラクで早めに憂いの森を攻めたいなら起用できるかも…?
    (クリーピング・デスは最初からモンスターユニットを抱えています。)
    ※TW:WH2まではアングルンド氏族の近隣にいたクロケッドムーンが
     最初から硬い超大型モンスターユニットを抱えていたため、
     そのアンチユニットとして一定の立場があったのですが…。
    1のDLC"The King and The Warlord"を導入すると雇用可能になります。
ユニット紹介:その他
  • カルノサウルス(捕獲獣)
    ドワーフ勢力唯一の近接モンスターユニットです。
    アイアンブロウ遠征軍で特定のアーティファクトを入手すると、
    威名ユニット募兵パネルから1ユニットだけ雇用可能になります。
    全てのステータスが高いうえ、対大型ダメージボーナス、
    不変不動(統御度が減らない)、熱狂(統御度が高いと攻撃性能強化)、
    恐怖・恐慌を与える…と、多くの特殊効果を併せ持っています。
    ドワーフでないので兵種強化スキルの影響をほぼ受けられませんが、
    その代わりか、不変不動で統御度が下がらず熱狂が解除されないという
    なかなか凶悪な特殊能力コンボを持っています。
    リザードマン勢力のフェラルカルノサウルスと違い、
    HPが減っても暴走・命令無視をすることがないのも長所です。
    戦死してしまった場合は、10ターン後に再雇用可能になります。
ユニット紹介:威名ユニット
  • 1のDLC"The King and the Warlord"を導入したら使用可能になります。
    通常ユニットをベースに独自の強化を施した特別なユニットで、
    自軍のロードの誰かが規定レベルに達すると1ユニットだけ雇用可能になります。
    最高ランクで即時雇用可能ですが、雇用費や維持費が通常ユニットより高価です。
    戦死する等でユニットを喪失した場合、10ターン後に再雇用可能になります。

  • エクルンド鉱夫
    鉱夫(擲弾突撃)の威名ユニットで、白兵攻撃値が高いほか、
    パッシブアビリティの熱狂を持ち、爆弾の弾薬が3発に増えています。
    (熱狂:統御度が半分以上の時、白兵攻撃性能が向上する)
    前衛のすぐ後ろに置き、爆弾をガンガン投げつけてやりましょう。
    弾が尽きれば白兵戦をさせるのもいいですが、基本は鉱夫と同じなので、
    過度に期待して正面から突っ込ませてはいけません。

  • ドラゴンファイア・パス戦士団
    ドワーフ戦士の威名ユニットで、武器ダメージが向上したほか、
    攻撃に炎属性と対歩兵ボーナスが追加されています。
    トロールなどの自己再生するユニットに対して有利に戦えますが、
    武器ダメージ向上と対歩兵ボーナスはそれほど効果が高くないので、
    "敵に火炎への脆弱性を付与する"効果と併用するとよいでしょう。
    下記のドラゴンバック・スレイヤーと挟撃するのも手です。

  • ドラゴンバック・スレイヤー
    スレイヤーの威名ユニットで、少々の物理抵抗、対大型ユニット突撃防御、
    そしてパッシブアビリティ"ドラゴンバックの力"を獲得しています。
    ドラゴンバックの力により、自分の炎耐性が20%増加するほか、
    白兵攻撃中の敵に炎に対する脆弱性を付与し、移動速度を下げられます。
    自分で火炎攻撃を行うことは出来ないので、アイテムで火炎属性を付けたり、
    ドラゴンファイアパス戦士団と挟み撃ちにしたりして活用しましょう。

  • グラムブリング・ガード
    ロングベアード(両手武器)の威名ユニットです。
    差異はパッシブアビリティ"老巧者"を獲得している以外にありません。
    老巧者の効果で、周囲の味方の疲労度を少し回復できます。
    (5秒かけて5%回復、その後25秒クールダウン。これを自動で繰り返します。)
    疲労度は基本的に何をしても溜まり、蓄積すると戦闘力が低下するため、
    それを解消できる本ユニットは長期戦に強いユニットと言えるでしょう。

  • ピークゲート・ガード
    ハンマー兵の威名ユニットで、恐怖・恐慌が無効になるほか、
    破砕効果によって攻撃を仕掛けた敵の防具値を-30します。
    本ユニットが戦ってさえいれば他の味方の攻撃でもダメージが増えるので、
    アイアンドレイクや火焔砲との相性が非常に良いと言えます。
    恐怖や恐慌の効果を受けないので、モンスターユニットとも戦えるでしょう。

  • ノルグリムリング・アイアンブレーカー
    アイアンブレーカーの威名ユニットです。
    先陣配置、恐怖・恐慌への耐性を獲得したほか、
    1ユニット内の人数と総合HPが増えています(1人当たりのHPは同じです)。
    人数が増えただけ、投げられる爆弾の総数も増えています。
    先陣配置を活用することは難しいので、無理に変な運用をせず、
    アイアンブレーカーと同じように運用すると良いでしょう。
    最終盤にしか雇用できずランクを上げにくいアイアンブレーカーを
    ランク最大で即時雇用できるという点も、非常に大きなメリットです。

  • ウルサール・レイダー
    レンジャー(両手武器)の威名ユニットです。
    差異はアビリティ"ウルサールの印"を獲得していることのみです。
    これは指定した敵ユニットの投射抵抗、防具値、盾の性能を下げるもので、
    味方の攻撃によるダメージが通りやすくなる効果があります。
    対象は1ユニットだけなので、有効そうな相手を選んで使っていきましょう。

  • スコルダー・ガード
    アイアンドレイクの威名ユニットで、火炎ではなく"蒸気"放射兵です。
    敵を燃やせなくなりましたが、射程が少し延び、リロードが少し速くなり、
    軽度の物理耐性を獲得しているほか、徹甲ダメージの割合が増えています。
    終盤に登場する歩兵に対しては、アイアンドレイクより有利に戦えるでしょう。
    対大型ダメージボーナスはないので、そちらはトロールハンマー弾に任せましょう。

  • スカイハンマー
    ジャイロボマーの威名ユニットで、積載する爆弾が増えました。
    アビリティの爆撃は使用回数こそ減っているものの、
    1回で4発の爆弾を落とすようになり、しかも1発あたりの威力は向上、
    爆発範囲が拡大するという強化を受けています。
    ただし、1回の爆撃に1秒かかるようにもなりました。
    オマケとして、統御度も少し上がっています。

  • ゴブ=ロバー
    グラッジ投射機の威名ユニットで、"ゴブリンを放る者"の名を持ちます。
    (テニスやゴルフで高く打ち上げるショットをロブショットと言います。)
    ステータスは同じですが、投げる物がゴブリンを縛り付けた岩に変更され、
    岩が当たった敵は少しの間だけ統御度がガタ落ちするようになりました。
    ※戦闘中にカメラを近づけると、縛られたゴブリンが悲鳴を上げています。
    この兵器をグリーンスキン勢力に対して使うことを、
    一部では「ダイナミック捕虜返還」と称しているとかいないとか。
    なお、この統御度低下効果はグリーンスキン以外にも有効です。