100% Orange Juice

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記録の再現の仕様について
By ALDEBARAN and 1 collaborators
強いハイパーではあるが、仕様が少し分かりづらいスミカのハイパーについて解説
   
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Ⅰ. 概要欄
声優の門脇舞以さんのボイスが聞けるこのカード…。
結論使いこなせれば、クセあれど非常に強力なカードです。

まず、ハイパーの効果としては、
Lv2 cost 20 ブーストハイパー
テキストが

捨て札の山の中から直近で捨てられた、「記録の再現」以外の2枚の複製を手札に加える。そのカードが手札にあるとき、レベル1、基本コスト0のカードとして使用できる。

というもの。
テキストは少し嘘をついていて、記録の再現以外と書いてあるが、回収できないパターンも多く存在する。それを実際の仕様を踏まえてテキストを書き換えると

捨て札の山の中から直近で使われた、あるいは手札から捨てられた、「記録の再現」とセンターデッキに戻らないカードを除く2枚の複製を手札に加える。そのカードが手札にあるとき、レベル1、基本コスト0のカードとして使用できる。なお、記録の再現で回収したカードの複製は回収できない。

となる。
以下の章でこのカードの使用について詳しく説明する。
II. 回収できるもの
このカードで回収できるのは、センターデッキを引ききったあと、廃棄パイルからセンターデッキに戻るカードで、具体的には

カードドローした後に
· 手札から使われたカード
· 手札から捨てられたカード
· 敷かれたのち、踏まれたトラップカード

です。
主立ってこの3つの原則を覚えておけば、回収できるカードとできないカードを見分けることは難しいことでは無いと思います。

原則の内ではあるが特殊な例で言うと

·神々の戯れの効果でデッキ内から使われたイベントカード

で、戯れはデッキの中からイベントカードを1枚使うというものですが、あくまで出処はデッキ内なので、使われた後は廃棄パイルには入りますし、センターデッキにも戻ります。故に回収できます。

難しく書いてあるだけで、意外と原理は簡単なカードです。
III. 回収出来ないもの
回収出来ないものは、一部のカードとデッキ外から現れるカードで

まず例外として
· 記録の再現
理由は単純で、多分ゲームバランス。逆に回収できないことを利用して、廃棄のトップ2枚のカードを複数回回収できたりする。

·空間のチョウヤク(マーキング)
このカードは仕様が少し特殊で、マスにクナイを刺したタイミングでのみ回収できません。マーキングが手札から直接捨てられた場合と、空間のチョウヤクを使用してワープした時には回収できます。この際、マーキングとして手札に加わります。

また、
·記録の再現で入手したコピーカード
·青トレジャーで手に入れたハイパーカード
·キノコ系統
·ミラクルウォーカー、無窮の観測者、(co_opの)スイートガーディアン等で生成されたカード
·エクステンションの使用時に、ポップしたバトルカード
·フィールドイベントのマインレイヤーで敷かれたトラップカード
· ハイパーカード”思い通りの世界”、”海賊は空を飛ぶか ”、”ぬいぐるみ使い”等で敷かれたトラップ(回収出来ないのは、敷かれたトラップが発動した時のみで、カード本体は問題なく回収可能)
·アカ&アオ

勘違いされることも多いが、ノーマルモードのスイートガーディアンで引くプリン系カード(アプデでデッキにプリン系カードがない際、デンジャラスプリンか台無しプリンを生成するようになった。こちらは回収する対象外。)や、悪の首魁で引いたトラップカードはあくまでデッキから引く扱いなので、それらのカードが発動した場合は問題なく回収はできる(トラップカードが廃棄に落ちるタイミングは、プレゼント泥棒を除き発動した直後)。

·スクランブルイヴでデッキに戻ったカード(デッキ内)
·真夜中の惨劇や宝物泥棒で他プレイヤー奪われたカード(相手のハンド)
·プレゼント泥棒でトラップ自体に封印されたカード(トラップ内)
·プレゼント泥棒の初回発動時(そもそも廃棄には落ちない)

これらはそれぞれ戻る場所が廃棄パイルとは異なるため、回収不可である。

また、カード使用タイミングと再現の使用タイミングの間にセンターデッキのデッキリセットを挟む場合は回収は不可能になる。デッキリセット前のデッキに由来するカードは、センターデッキのリセット後、回収が出来なくなる。
IV. コスト論について
記録の再現の回収したカードには、ノーコスキャストとレベル制限カットのおまけ(?)もついているが、記録の再現のコストが20である以上、回収する2枚の合計使用コストが20を下回ると損をすると言える。が、深く考えすぎると使わずに試合が終わる。

次にコストを表す星には3種類ある。
緑の星はコスト1、黄色い星はコスト10を表す(黄色1、緑3が並んでいればコストは13である。)。これらは再現のコストカットの対象である。しかし黒の星で表されるカードはコストが不定(一般にカードコストは自身のノルマレベルを参照することが多い)で、再現で回収しても黒星のカードとして生成され、決定様式に従ってコストはキチンと発生する。

基本的に再利用可能であることを念頭に置いてデッキを組むことは鉄則であるが、同時に忘れてはいけないのは、枚数制限カードでも1枚のベースから複数回使える環境を得るということである。故に制限カードを多く組み込んでデッキを作ることが他のキャラ以上に輝くのである。

ヒメちゃんに次いでスミカちゃんのイメージが強いと言われる私がよく入れるのは

· 聖なる夜
使用コストは無いが、コスト論上は無限と言えるカード。1回使うだけで盤面のスターが1ターンに4つ増える為、影響が大きい。それだけあって2回分を自前で用意できるスミカちゃんにピッタリのカード。序盤であればあるほど影響が大きい。遅延を主戦法とするキャラに対して非常に良く効くカード。

·生徒会の役得
無限のコストブレイカー。聖なる夜と一二を争う相性のいいカード。黒星ですら無料にする。実は制限カードではないことも偉い所。元コストが10の為、それのみ回収の動きは強くはない。

·素敵なプレゼント
コスト論の観点だけでなくリソース論でも有用なカード。1枚のカードが2枚になるカード。ノーコスだともはや強欲な壺。ただ、それだけ単体で回収しても別に強くないのは難点。

・お嬢様の特権
手札にノーコスで残しておけば、手札がそれだけの時にハンド枚数を回復できるカード。また、不幸のお守りなどのデメリットカード(永久追放と幸運のお守りを除く)をタダで消費できるカードでもある。欠点という欠点は、特権を使った際に手札が0なら再現を引くかのジャンケンになり、3枚以上の時に使った際は、そもそも回収対象にならないこと。故に直接捨てた後に回収するのが基本。

·アクセルハイパー
コストが30なので無料になった時の恩恵が大きい。そのまま使っても勿論強い。

·シールド反転
コスト20なので再現と等価。しかし詰めの場面に挑まれた際使いたいカードである為、無料である恩恵が非常に大きい。反転コストでノルマチェックに足りなくなるという事故が無くなる。

・携帯プリン
こちらも再現と等価の20コスト。被弾事故に対応出来るカードであり、シールド反転と異なり自先攻や対ミニオンでも発動できる。手札に持っておいておくと役に立つ場面が多い。そのまま使っても奇襲性の高い非常に強力なカード。汎用枠の一角。

·恐怖の押し売り
あまり使われないカード。手札を与えることはデメリットになりうるが、無料発動できた時の自分と相手のリソース差は大きい。主にノルマジャマー用。手打ちで使ってもスター方面のメリットが無いため強くない。このカードを手打ちするのはスタブくらいなので、使われてスターを失う心配もそこまでない。

・裏取引
所謂黒星カード。だが、最下位なら任意のタイミングでノルマチェックができるのは非常に偉い。複数回それが出来ることで広いステージや、魔女の森のようなワープが絡むスプリットステージでは戦況が大きく変わる時がある。
裏取引の仕様として、同じレベルならスター数や撃破数に関わらず同じ順位としてカウントされる。覚えておくと、役に立つ場面が多々ある非常に重要な裁定。

V. 記録の再現と生徒会の役得
役得と再現は前項通りの相性のいいカードである。
再現の仕様の応用ではあるが、非常に強力なシナジーを形成する。

役得を使用した後、記録の再現を使用する。

そうするとパイルトップは上から

再現

役得

カードX

となる。
このカードXは役得使用前のパイルトップで、デッキに戻るカードであれば勿論ノーコスの状態で回収できる。この時一緒に記録の再現のコスト軽減のために使用した役得も同時に回収することができる。また、このタイミングで回収した役得を使って、手札にある別の記録の再現を使用した場合は、再現の仕様から、

再現(仕様上回収不可)

役得(複製につき回収不可)

再現(仕様上回収不可)

役得

カードX

となるため、他プレイヤーがカードを切らなかった場合ノーコスでカードXを再び回収できる。注意点として、ゲーム画面の大きさによっては直近の使用カード一覧が5枚ではなく2枚や3枚の時もある。結論、パイルトップ2枚の内容を常に把握は重要。

また、役得から記録の再現を切るという性質上、手札が2枚減っているので記録の再現で回収できる2枚を捨てることなく回収できることもミソといえる。
VI.コピーカードとプレゼント交換
プレゼント交換の仕様として、「一度全ての手札を、誰の手札でもない1つの場所に集めて再分配する」というものがある。その弊害として、記録の再現の効果で釣りあげたカードが持つ「持ち主の手札にある時にレベル制限とコストを全て失う」という特殊効果は、コピーカードがそのまま持ち主の手札に戻ってきたとしても、元のレベル制限とコストに戻った状態で返却される。しかし、コピーカードの性質のうち、「使用後に廃棄パイルに送られず、ゲームから除外される」という性質自体は、消滅せずに引き継いだままとなる。故にプレゼント交換が発動した時にコピーとオリジナルが同時に存在した場合に外見のみで見分ける手段は無い。また、当然の事ながら記録の再現での回収も不可能となる。
VII. 変換系ハイパーとの仕様
手札のカードを~に変えるというテキストを持つ、アーサーの店舗拡大戦略とニコのミラクルウォーカーについて、テキストを校正するとすれば
「手札のカードを全て捨て、その枚数分カードを生成する」となる。
故にそれらのカードを使った際の廃棄パイルは上から

左から数えて4枚目のカード
(ニコで手札がオーバーフローした状態でハイパーを使った場合のみ)

左から数えて3枚目のカード
(ニコはデフォルト、アーサーは手札がオーバーフロー状態で使用した場合)

左から数えて2枚目のカード

左から数えて1枚目のカード

店舗拡大戦略 or ミラクルウォーカー
となる。

スミカを使う時に覚えておくといい仕様ではあるが、ニコのミラクルウォーカーでも記録の再現を引くことはあるため、実際にはニコ使いも覚えておいた方が良い。手札の順番によっては、ミラクルウォーカーで失ったギフトカードをそのまま釣り上げることも可能となる。