Duskers

Duskers

Not enough ratings
銀河サバイバル・ガイド
By ti
Duskersの初心者向けガイドです。
経験から学んだ敵の種類と情報、ドローンと装備、脅威の想定など。
文末に日本語化ファイルのリンクあります
2
   
Award
Favorite
Favorited
Unfavorite
(序文) あるドローンオペレーターの記録
 古い燃料基地だったし、警告もあった。その部屋の気密が破られつつあるのはわかっていた。しかしすべての燃料が失われた私に、唯一の燃料抽出口を無視する選択肢は残されていなかった。
> navigate 1 d4; gather 1
 コマンドに応えたドローンNo1 "Rick"がドアを潜り抜け、燃料抽出口に取り付いて回収を試みている間に、離脱のための新たな入力を始める。
> navigate 1 d4
 Rickが残されたたったひとつのジャンプ燃料の回収を完了した。
 私がコマンドを実行し、Rickが走り始めた直後、老朽化したエアロックは崩壊し、Rickと燃料は宇宙空間に排出され、抽出口は破壊され、私の運命は決定した。
> close d4
 希望の抜け殻となった心とは裏腹に指はコンソールの上を滑り、私はまるで他人事のようにその部屋に通じるドアを閉塞させる。
 燃料基地の小さな衛星となったRickを回収する術はない。
 それどころか、部屋から吸い出されたわずかな空気と様々なガラクタが宇宙空間で煌めく様を観察する手段すら持たない。
> dock a6
 残されたドローン達を回収すべく、移乗船を別のエアロックへ接舷させる。
 この行為にもはや益はない。
 目指すべき星系はあれども消費すべき燃料はなく、私も近く母船と共にこの基地の衛星となるのだ。あのRickと同じように。
> open d17; open d5 > navigate 2 3 4 r1
 しかし数百の日々を共に過ごした私の手足、相棒、子供達、あの小さなドローンを、どうしてあの崩壊しつつある老朽化した基地に置いておくことができようか。
> open a6
 軋みながら開いたエアロックを通じて、小型で強力な発電機を搭載したNo2 "Cori"、牽引機と遠隔爆弾、船内コンソールの操作器を積んだNo3 "Ethan"、広域動体センサーと奴らに通じる誘引機を搭載したNo4 "Tommy"が次々と移乗船に帰還する。
> close a6 > exit
 教育を受けていない状況の下、経験したこともない脅威の中で私はうまくやれたと思う。
 それでも、経験から学んだ様々なことを事前に知ることができていたら、私はもっと長く生き、同胞に出会うことも出来たのではないかと思いこれを記す。

 同じような状況に陥った同輩がこの記録を発見し、願わくば役立ててくれんことを。
実戦の前に
Duskers Boot Utility (タイトル画面) からDrone Operator Training を実施し、ドローンオペレーターとしての能力水準を保つように努力すべきである。
外部センサーの情報
 補給もままならない状況では遺棄された艦船や施設から使える物資を収集する必要があるだろう。
 私の見る限り人類圏は崩壊してしまっているようだった。
 対象は長い間整備されておらず、まず間違いなく「感染」している。

 ドローンを乗船させる前に、センサーで探索する対象の情報を確認しておくべきだ。

1. CLASS
対象の分類(MILITARY)とサイズ(A)を示している。


■分類について
 分類ごとに内部構造の傾向はあるが、選んでいられるほどの余裕は稀で、これを基準に調査する対象を選択することは少なかった。
 AI によって指示される目標として分類が指定される場合に注目することがあった。

 接収(Commandeer)するために特定の装備を備えている船を選定する場合には、意識することもあるかもしれない。

■サイズについて
 サイズは大きい順にA,B,C,Dと表示される。
 大きい船はモジュールスロットを多く備えている傾向にあり、うまく接収できれば役に立つ。
 また大きな船ほど沢山の物資が手に入る可能性がある。

 しかし大きな船は部屋を多く備えており、それだけ探索に時間がかかる。
 探索に時間をかけることはドローンを徘徊させることによる施設の崩壊や、軌道上の破片の衝突の可能性を増すことになる。
 また、沢山の部屋には沢山の脅威が潜んでいることも忘れてはならない。

2. Infection Types

 対象に存在する 「感染(Infection)」 の種類を表している。
 Types が 1 でも、どのタイプの「感染」が存在するかまでは不明である。
 私が出会った「感染」は4種類あったが、これについては後述する。

3. AGE

 対象の船齢と状態を示している。
 古く、脆い船で長い時間過ごすのは得策でない。

4. DISTANCE

 対象に到達するまでに消費する推進剤(Propulsion Fuel)の数を表している。
 現在の燃料の数は、SYSTEM VIEWの右下に表示されている。

5. SCRAP CAPACITY

 Scrapの最大搭載量。
 対象を接収して運用する場合にのみ意味がある。
Infection ~ 感染について
 私が認識した名もなき脅威について記す。
 ドローンに搭載された集音マイクは、個別に操作しているときのみ利用可能であることに注意すること。

 会敵した場合はすでに攻撃されているだろうが、破壊されていなければ冷静に対応することで撤退させられる可能性がある。
 当然我らのドローンはこれらと相対させるべきではない。

セントリードローン (Sentry/Bot)
■特徴
 船内を徘徊し、こちらのドローンや設置したセンサー類を銃撃して破壊する敵対ドローン

■行動
 部屋を巡回する。
 ドアを開けておくと順に移動する。
 センサーやドローンを認識すると遠距離から破壊するまで銃撃を続ける。

■探査
 Motion/Sensorで探知可能。
 Sensorを銃撃するため、Sensorが反応した瞬間に攻撃されることでも判断可能。
 マイクからドローンの走行音に似たノイズを聞くことができる。

■会敵時の対応
 即座に後退してドアを閉塞することで退却可能。

リーパー (Leaper/Brute)
■特徴
 部屋の中で長い間じっと獲物を待ち受け、飛びかかって破壊する。

■行動
 余り移動せずに獲物を待つ。
 ドアを開けておくと移動することもある。
 開いたドア越しに飛びかかってくることもある。

■探査
 Motion/Sensorで探知可能
 音も無く待つ。
 攻撃するときには唸り声を上げるが、これを聞くころには手遅れだろう。

■会敵時の行動
 冷静に後退してドアを閉塞することで退却可能。

スウォーム (Swarm)
■特徴
 最悪のInfection。
 10-20の群れで素早く移動し、ドアを破壊し、VentからVentに移動し、Ventから湧き出す。

■行動
 部屋を巡回する。
 ドアを開けておくと移動する。
 Ventから出現する。

■探査
 Motion/Sensorで探知可能
 閉じたドアが攻撃される。
 羽音のようなノイズを発生させる。

■会敵時の行動
 スウォームはドローンより早く、助けることはできない。
 捨てるつもりで部屋の中央へ突入させ、ドアを閉塞して閉じ込めること。

スライム (Slime)
■特徴
 非常に厄介なinfection。
 どこからともなく湧き出してきて音も無くドローンを取り込もうとする。
 非常にゆっくりと増殖する。ドア越しに侵蝕する。

■行動
 増殖しつつ侵蝕する。

■探索
 Sensorでのみ探知可能。
 目視で緑色のブロックを確認することもできる。

■会敵時の行動
 素早く移動して逃れることができる。
環境の脅威
  Infeciton以外にも老朽化した設備そのものが脅威となり得る。
 これらの状態は回復できない。
 危険すぎると判断したら撤退を考えること。


ドアの故障
■事象
 不定期に特定のドアが制御不能となったことがコンソールに表示される。
 対象のドアは通電していようとも操作できない。

■対策
 開いていれば開いたまま、閉じていれば閉じたままとなる。
 この状態を前提に探索する。


エアロックの崩壊
■事象
 特定のエアロックが警告の後破壊される。
 破壊された際に隣接する部屋は気密が失われ、放射線で汚染される。
 これは開いたドアで繋がった部屋に連鎖する。
■対策
 警告のあったエアロックに隣接する部屋のドアを閉じておく。


アステロイドの衝突
■事象
 3-5分前に、特定の部屋に対する隕石の衝突が行われる可能性が通知される。
 1分前に再度、やや正確な情報が警告される。

 衝突した部屋はエアロックの崩壊した部屋と同じ状態となる。
 また、衝突の衝撃で部屋のドアが破壊されて開放状態となることがある。
■対策
 警告のあった部屋と隣接する部屋のドアも閉じておく。
 上記の部屋にドローンを配置しない。
 r1(移乗船)に退避させておくのが安全。


パイプの破裂
■事象
 パイプが破裂し、部屋が放射線で汚染される。
 これは開いたドアで繋がった部屋に連鎖する。
 事前に船殻のどこかが崩れるような不穏な大音響を聞くことがあるが、ドローンのマイクが使えない場合には警告を得られずに発生することになる。
■対策
 ドローンが居たら退避させ、隣接する部屋のドアを閉じる。

Droneと装備
ドローンの役割
汎用ドローンは装備によって様々な役割を与えることができる。
3つの装備枠について必要な装備と、組み合わせのヒントを記載する。
関連装備は推奨順である。

1. 探索
 部屋を移動し、何があるか調査する。

・関連装備
 Probe(Stealth Upgrade)、Scan、Probe、Stealth、Speed、Shield

2. 収集
 部屋にある資源を回収する。

・関連装備
 Gather

3. 電源供給
 設備に電源を供給する。

・関連装備
 Generator

4. 回収
 破棄されたドローンや、行動不能となったドローンや、取り外し可能な船舶のアップグレードを回収する

・関連装備
 Tow

5. 対Infection
 Infectを攻撃し、誘導し、排除する。

・関連装備
 Trap、Interface、Mine、Lure、Turret

6. 探知
 Infectを探知し、危険を回避する

・関連装備
 Motion、Scan

役割の組み合わせ
 Generatorを装備したドローンを複数派遣するなど、状況に応じた組み合わせは様々である。
 万全の状態に対応したいところだが、船内で投棄されたドローンの装備を回収するため装備枠をいくつか空けておくこと。

 特にGeneratorやMotionを装備したドローンは装備枠の自由度が高く、他のドローンと交換(swap)することを前提に予備的な装備を持たせておくなど、柔軟な運用が考えられる。

1. 探索と探知
 GatherとSensorを装備した斥候。
 Sensorを設置し、戻って奥のドアを開け、安全を確認しながら進む。

 不測の事態に備えてStealthやShieldを装備してもよいだろう。

2. 電源と探索
 GeneratorとProbeを装備し、特定の位置にとどまりながら船内の探索を行う。
 ProbeにStealth Upgradeを施すことであらゆる敵から無視されることになる。Probeを失わなくなる代わりに、Infectに攻撃されることがなくなるためこれらの間接的な探知は不可能となる。

 移動できないことを逆手にとってMotionを装備して探知を行ったり、不測の事態に備えてShieldやTurretを展開してもよいだろう。

3. 回収特化
 TowにSpeedとShieldを追加し、回収に特化したドローン。
 ShieldをUpgradeして放射線耐性を与えれば、不測の事態で放射線に溢れた部屋で停止したドローンも回収が可能となる。

4. 回収と攻撃
 回収役は必要だがそれ以外のときには遊んでいる、といった状態になりがちであるため、TrapやInterfaceを追加で装備し、回収時以外は攻撃に回る。
 通常は探索ドローンと行動を共にしてTrapを配置したり、Interfaceでdefenseを起動したりする。

5. 探知
 Motionを装備した探知役。
 Slimeを探知できないものの、Motionは非常に強力な探知手段である。

母船と装備
 たいていのドローンオペレータが乗船している母船は、標準的なスクラップ搭載量30、装備枠2つの船だろう。
 新しい船を接収する際にも、装備枠は2つ以上あると自由が効く。

Remote Power
 非常に役に立つ装備の1つ。
 母船から任意のPower Inletに電源を供給することができる。
 単に電源供給された部屋を増やすことにも使えるし、身動きの取れないドローンをひとつ解放することもできる。

Reroute Power
 非常に便利な装備。
 電源の供給されたInletから好きな部屋に電力を伸ばすことができる。
 いくつの部屋に伸ばせるかは対象のInletに依存する。

Ship Surveyor
 外部スキャンにより初めからすべての部屋とドアが明らかになる。
 Reroute Powerと組み合わせると任意の部屋まで電力を伸ばすことができる。

Quarantine Bypass
 Quarantine(検疫)された船に移乗するために必要。
 無理に使用する必要は無いが、一部のMissionでQuarantine Shipへの調査を要求された。

Transporter
 Outpostに侵入する際に必要となる。
 移乗船は常に"r1"であるため、離脱の際には"r1"にtransportさせたあとで"exit"すればよい。

 これを装備している際にTrapを使用する場合、短縮入力が効かなくなる("Tra"まで共通)点に注意。
脅威への心構え
リスクマネジメント - 起こりうることは必ず起こる
 ドローンを失ってから立て直すのは非常に困難だ。
 回収にはリスクを伴うし、完全に破壊されて装備だけ持って帰ることになるかもしれず、斥候が破壊された場合には安全にたどり着く方法さえ定かでなく、放棄を余儀なくされることもあるかもしれない。

 これらのことを避けるためには今まで述べてきたすべてを前提にリスクを考える必要がある。

Infectはひとつの部屋に複数居る事がある
 センサーを設置した部屋のドアをひとつ開け、センサーが反応してからドアを閉じた。
 それでドアの向こうが安全になったと考えてはならない。

 Sentry droneやLeaperは部屋を巡回する。
 SwarmはVentからVentに移動し、Ventから新たに湧き出してくる。
 Infectはひとつの部屋に複数居る事がある

■対策
 Motionで確認する。
 クリア手順は2度以上実施する。
 Ventのある部屋は封鎖し、可能な限り直接ドローンを派遣しない。
 初期状態で1部屋に2つ以上のinfectが存在することはない。

Ventのある部屋は安全でない
 SwarmはVentからVentに移動し、Ventから新たに湧き出してくる。
 Ventのある部屋は安全でない。

■対策
 "Status"コマンドで見た"Infection types"が3以下であり、すべての種類を認識済でSwarmが存在しないことを確認する。
 Ventのある部屋は封鎖し、可能な限り直接ドローンを派遣しない。

アステロイドの衝突は周囲の部屋にも影響を及ぼす
 衝突するのは隣の部屋だから、と思っているとドアが吹き飛んで隣の部屋のドローンごとロストすることもある。
 アステロイドの衝突は周囲の部屋にも影響を及ぼす。

■対策
 すべてのドローンを"r1"に退避させる


戦術
a1と接続している部屋は(初めは)安全である
 a1と接続している部屋、及びその部屋で初めから開いているドアの先には、(侵入した時点では)敵は居ない。

 Transporterを使う場合も、最初に侵入する部屋は安全である。

Infectの排除方法
■武器を使う
 Trapを起爆すれば部屋の中の敵は一掃できる。
 MineはLeaperには2発必要である。
 Turretを使う事もできるがいい考えではない。たいていは反撃され、ドローンは傷つき、ときに破壊される。

■エアロックを使う
 エアロックを解放して減圧すれば、部屋の中の敵を一掃できる。
 この場合は部屋の中に落ちていたスクラップも吸い出されてロストし、同じ部屋に配置されている設備やドアが破壊される可能性もある。

 Collectorを持ったSalvage船に搭乗しているなら、吸い出されたアイテムを回収できる可能性がある。

■Defense Turretを使う
 通電されてDefenseコマンドを実行できる端末、通電された船内の固定タレット、Interfaceを装備したドローン、の3つが揃っていれば実行可能。
 固定タレットの存在する部屋に侵入したものはすべて破壊される。

 我々のドローンも攻撃対象となるため、侵入する前には再度"Defense"コマンドで停止すること。
 起動しているタレットは船内マップでオレンジでマークされる。

■ドアを使う
 ドアを開けて移動を待ち、もしくはおびき寄せ、ドアを閉じることで閉じ込める。

Dockの有効活用
 移乗船"r1"にMotionを装備したドローンを配置し、別のエアロックにdockさせる。
 隣の部屋が探知可能(イエローでない)なら、安全に侵入できる。
 
 MotionのかわりにSensorを起き、ドアを開けて反応を待つ方法でもよい。
 Trapを仕掛けるなどしておくと排除も可能だが、エアロックに死骸を挟み込んだりしないように注意。


以上。
(おまけ) 日本語化
ここで配布しています。

https://ti360games.blogspot.com/2020/01/duskers.html
3 Comments
a 27 May, 2021 @ 2:27am 
翻訳ありがとうございます。
ただ一点、不具合を見つけたので報告させていただきます。
hey youの2段階目?を開放した状態で表示させようとすると、確定でフリーズするみたいです。
ti  [author] 13 Oct, 2020 @ 6:17am 
@astros334 わあありがとうございます。ハズカシイ! 後で見直していじらなきゃ。
dash-call 12 Oct, 2020 @ 2:34pm 
ゲーム中の表記はInfectではなくInfestですので、感染の訳は不適当かなー、と感じました。

でも、代案はというと難しいんですよね。そこらの英和辞典だと蔓延や横行が出てきますが、どうもしっくりこない。要は害虫その他有害な存在(対象としては意思のあるものが一般的ですので、例えばカビや病原体に対してこの語は普通使いません)が「巣食うこと」を指しているんですが。Gとか寄生虫あたりが代表例になります。
Infestation typesだけなら、「巣食うものの種類」とかなんとか言って誤魔化せるでしょうが、ガイドの構成上単体で使うときの和訳も必要ですし、難しいところです。

便宜上感染って訳は残しておいて、とりあえず英文の転写だけ修正するでもいいような気はします。基本的にorganicな敵ばっかりですしね。