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19 people found this review helpful
140.8 hrs on record (79.6 hrs at review time)
Early Access Review
16世紀のカリブ海を舞台にしたサバイバル・クラフト・オープンワールドアドベンチャー
こういったサバイバルゲームジャンルの中では非常に出来が良い。


オープンワールドとなっているが、いくつかの諸島を一つのエリアとして、計5つのエリアをめぐってストーリーを進めていく世界。
エリア間の移動は船の建造が必須。

サバイバルとしての特徴は、LONGDARKと同じように(良くも悪くも)クラフト採取作業に時間がかかる、素材を再採取するまでに結構な日数がかかる。
その為、素材をどこにどう使うかというリソースマネジメントを考える必要があるところ。
人によっては怠くうざい要素かもしれないが、
個人的にはすべてをインスタントに済ませるより、
こういった要素があるから取捨選択してサバイバルしている感覚が得られる→面白いと感じている。
また、長く生きて能力を身につけていても気を抜くと割と簡単に死ぬサバイバルのバランス感覚も良い。


■good
  • 広すぎず、狭すぎず、ちょうどよい広さのオープンワールド
  • 焚火から道具、服、家具、家、罠、農業、さらには船と数百種類にも及ぶクラフトレシピ
  • スキルや能力を延ばすことでサバイバルがさらに安定していく。本を読んで身につける特殊な能力も。
  • 慣れても完全に安定しきれるほどにはならない丁度いいバランス(リソースの再採取に時間がかかるのもあるけど)
  • こまめなアップデート
  • 探索が楽しい

■more
  • 家屋のパーツが貧弱… もうちょっと欲しい
  • 島やステージが結構あるが、クエスト上の目的を達成する為通過したらもう行かないような島も…
  • 野生動物とのバトルは単調


結論: オススメする


LONGDARKやGREENHELL、TheForest、Raftなどこういったジャンルのサバイバルゲームはいくつか遊んできたがそれと並び立つほど非常に面白い。
あまり知られていないのが勿体ないぐらい良質なのでオススメとしたい。
まだアーリーアクセスで、ストーリーも途中までだがこまめにアップデートしているので安いうちに買っておくのも良いかも。


これを作りたい! → 素材がA、Bと道具が必要 → 素材Aはここに取りに行く、Bは別の島に取りに行く → 道具を作る素材を集めておかないと → 素材を取って戻ってきた → 屋外で作業すると虫に噛まれたり風邪ひくから小屋建てよう → 小屋の素材を集めよう → 木材を取りに行こう → …
という感じに次々にやりたいことが出てきて数時間があっという間に溶ける。

船を作って一気に世界が広がった時のワクワク感(どこにでもいけるし、どこにでも基地を作れる!)はたまらない。
Posted 26 November, 2023. Last edited 26 November, 2023.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
7 people found this review helpful
148.0 hrs on record
Slay the Spire+ローグライク+RPG


Slay the Spireのカードバトルをベースに、Diabloのようなランダムジェネレートの装備品やアイテム収集、RPGのLVとスキルシステム、10人のヒーローキャラから3人を選んでチーム(デッキ)作成、装備品へのルーン付与などなどやれることはてんこ盛り。

あまりデッキビルドのカードゲームにそこまでハマるタイプではないが、非常に面白くてハマってしまった。140時間ほどプレイ。
v1.0の正式版で、ストーリーモードはラストのAct4まですべてクリア、その後のエンドコンテンツとなる領域モードもプレイ済み。


アートワークに惹かれてウィッシュリストにいれていたが、実際に購入して遊んでみると、やれることやビルドの幅が広いことに気づく。
全キャラ触ってビルドを色々試してみたが、それぞれ個性的なのと、まだまだデッキや装備品とのシナジーなど考えることのできる余地は多いと感じた。
デッキ構築型のカードバトルゲームが好きな人はハマると思う。
私は特別好きな方ではないが、それでも夢中になるぐらいこのゲームシステムは非常に面白くできている。
敵が強くても、ちょっとづつカードやキャラクターを育てることで攻略が楽になっていく。
RPGの要素とうまく噛み合っているように感じた。

ストーリーモード、領域(Realm)モード、対戦モードと3種類のゲームモード。
基本ストーリーモードは一本道。ポイントポイントにストーリーの語りが入る。
領域モードはSlay the Spireと同じような3~4か所の選択肢から一つの道を選択して進み、領域のボスを倒すと次の領域に、という面クリア型のゲームモード。
対戦モードは未プレイ。


■good
  • 素敵なアートワーク
  • 日本語化あり
  • 装備品やメンバーのスキルとのシナジーを考えるデッキ構築が面白い
  • ステータスとのシナジーで、カードの表記からは想像つかないほどのダメージを叩き出すことも可能。カタルシスを味わえる
  • ヘルプの丁寧な解説
  • 使用していないキャラクターであっても、メインのキャラに準じてLVが上がってくれるシステム。試用していないキャラのLV上げという煩わしさは無く、いつでもキャラクターが入れ替え可能

■more
  • カードのマスター化(さらなる強化)というのができるのだが、選択肢がそう大差なく、調整不足な部分を感じた
  • カードの種類が多いが、使えるカードと使えないカードの差が激しい…
  • 1キャラでデッキを複数切り替える仕組みがない(ソロ用、3人パーティ用とか)
  • たまに発生する表示バグ
  • あまりにも猛威を振るい過ぎるビルドだとnerf調整が入る…
  • 領域モードのエンドレスは先に進めば進むほど敵の体力が増え、ただただ怠くなっていくだけ…
  • 要素が多いせいか、説明不足な部分がちらほらと

結論: オススメする

期待してなかったが思ったよりも面白く、しばらくこればかりハマって遊ぶことになった。
クリア後も他のキャラ(デッキビルド)を試してみたく、領域モードも何度かプレイ。ビルドを作ってはリセットして、ステータスや解説、装備品など見比べながらあーでもないこーでもないと構築するのが楽しい。
十分オススメできる出来だと感じた。

Tips
  • 装備品は同じ物でも1~3のランクがある。高ランクのものであればあるほど付与されているステータスが高い。基本ランダムだが、不安定なアーティファクトの「金床」を使えば1ランクアップできる。
  • 「魔よけ」はact4クリア後の「大渦の門」の中の領域ボスを倒した後の宝箱より手に入る。強化はできないが、2バフ+1デバフな装備アイテム。
  • 探索などで出てくる商人が販売している不安定なアーティファクトの「タイムレスジュエル」(名声10)は即購入をオススメ。使うと25~50の名声が貰えるので、実質タダで10~40の名声を貰える。名声を稼ぐのは結構大変なので見逃さないように。
  • 基本いつでもキャンプできるが、マップ上に焚火のマークとして出てきたキャンプスポットでは、キャンプ内でカードLVアップの特別トレーニングができる。
  • 状態異常特化のビルドも面白い。継続してとんでもないダメージが入るので、ただ殴るよりも強力。
  • 「知の宝石」でつけられる強化は魔女のウィンで付与する「アイテムの強化」と同じもの。知の宝石で強化した装備品にさらに「アイテム強化」すると上書きされる(逆もしかり)ので注意。
  • 装備品を強化することで「タレント」を付与することができる。が、タレントの重複取得はできないので、被ってしまった場合はリロール推奨。
Posted 30 August, 2022. Last edited 30 August, 2022.
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A developer has responded on 9 Sep, 2022 @ 2:31am (view response)
5 people found this review helpful
39.9 hrs on record
アメコミスタイルのオカルト西部劇アクションRPG

1930~50年代のアメコミ風デザインで構築された西部劇アクションRPG。
丁度その時代に流行ったECコミック社のコミックのような、人狼・魔術・モンスター・呪いといったオカルトと、流血沙汰のバイオレンスがふんだんに盛り込まれている。

このゲームの開発者がステルスアクション「Dishonored」などの開発者だけあって、クエストクリアの手段が多く用意されているのも特徴。
周りの環境を利用したり、侵入経路も複数あったり、依頼人を殺したり、寝ている人のポケットから盗んだり、樽を積んで2階の窓から侵入したり、RPGっぽくできることは非常に多い。
細かいところで言うと、
・ダイナマイトは濡れると爆発しない
・背の高い草は目隠しにはなるけど、燃やせたり近接武器で刈ることができる
・干し草に火をつけると燃え広がる。風の強さで燃え広がる方向が変わる
・NPCのAIも、こぼしたオイルを避けて歩いたり、銃を向けると敵対したと判断する
などなど…

また、水に濡れると雷系のダメージや効果時間が伸びるとか、
体に火が着いた際、転がれば消せるとか、
ステルスのメカニズムが組み込まれているゲームでできることは大体このゲームでもできるようになっている。

正直そんなに考えなくてもクリアはできる(銃をぶっ放せばいい)が、様々な選択肢と、考えればそれに応えてくれるメカニズムと自由度を持ち合わせている。
見た目が地味なのであまり画面の派手さはないが、遊んでみると意外に細かい作りこみが多くて楽しい。


全部で5章に分かれており、各章で主人公が変わる。
それぞれの視点から大きなメインストーリーを追っていくという作り。
前の章の主人公を後の章で仲間にできたり、前の章での行動が後の章での結果となって現れたり、オムニバス形式をうまく利用している。


■good
  • 日本語化あり(若干一部性別が逆転気味のセリフもあるが…)
  • 物を積んで上から侵入とか、考えればそれに応えてくれるメカニズム
  • 各主人公のユニークスキルは個性的で面白い
  • 助けたNPCがピンチの時に助けに来てくれるシステム。「おお!お前はあの時の…!」が味わえる。そんなに強くないから戦闘終わって気づいたら死んでたもあり。映画っぽい。

■more
  • 一度良い武器を手に入れてしまうと、かなりのヌルゲーになる。主人公が交代した後も前の章の主人公を仲間にでき、前の章で所持していた武器防具はそのまま受け継いでいるため、2章目以降は装備品に困ることはない
  • スキルを使うことで攻め方にバリエーションが用意されてはいるが、結局のところ銃ぶっ放してドンパチが一番楽
  • たまにフラグ立てに失敗したのか、一部クリア不可なサブクエストが残ってしまったりする
  • 落ちているアイテムの大部分が売るだけのガラクタであまり使い道がない
  • ちょっと微妙なストーリーライン


結論: オススメする

スキルや装備品の組み合わせで戦闘スタイルを自由に作ることもできる。
かなり自由度が高く、重要人物を殺すことも、街の住人を皆殺しにしてゴーストタウン化もできる。
RPGとして良いことも悪いこともできるようにしているのが素晴らしい。

結論としてオススメするにはしているが、最初の面白さをずっと味わえるわけではなく、
後半でもやることは変わり映えが無いので正直ダレてくる。
なので勢いでクリアしてしまった方が良い。

個人的には十分楽しめたのでこの評価にしている。
Posted 12 August, 2022.
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16 people found this review helpful
1 person found this review funny
49.1 hrs on record (37.1 hrs at review time)
元は2DのブラウザゲームとしてリリースされていたThe Last Stand。その新作がクォータービューのサバイバルアクションアドベンチャーとしてリリースされたもの。
プレイした感触としてはクォータービューのサバイバルアクションRPGの「How to Servive」とローグライト要素を組み合わせたような印象を感じました。かといって破綻せず丁寧にまとめられています。

基本的にプレイヤーはすでにウイルスに侵されているという設定。死を待つぐらいならコミュニティの為にウイルスの発生源などを突き止めてやる!と志願した「志願者」という立場です。
なので、時間とともにウイルスによって最大体力が減っていくというリスクを持ちつつ進めることになります。
それを抑えるために抗ウイルス薬がありますが、薬を使っても除去はできず、進行を一定期間を止めるだけの効果。

目的地に向かうまでのルートはランダム生成され、その各ステージで探索して燃料や物資を収集、クラフトしたりゾンビを倒したり、装備を整えて目的地を目指す、という流れ。
死ぬと持っている物資はすべてロストし、新しい志願者を選んで再度目的地を目指します。(プレイヤーキャラは消耗品です)
全てが0からというわけではなく、探索時に手に入る旧世界の「知識」(文章やデータ)を使ってコミュニティ全体のスキルをアップグレードしたりアンロックしていくことで恒常的なアップグレードをしていきます。

抗ウイルス薬で抑えている間に必要最低限の装備を手にいれてさっさと先に進むか、ある程度リスクを負いつつも装備をしっかりと整えていくか、ローグライクのランダム要素と、時間に対するプレイヤーの判断も含めて緊張感があり、サバイバルローグライトとしてうまくまとまっているゲームでした。
1ステージがそれほど広くなく、サクッと探索し、はい次!と進められるのもプレイしやすい良い点だと感じています。


■good
  • 日本語化あり
  • 1ステージがそれほど大きくないのもあり、探索もサクッと終わる。それがローグライク要素とうまくかみ合っており、死んでも、はい次!という感じで続けやすい。辞め時が見つからない。
  • ちょっと緩い難易度なのもあり、進めやすい。
  • 「知識」を使っての恒常的アップグレードを取得していくと、ちゃんとゲームプレイが楽になる=進めやすくなる。
  • ステージ内を「フォーカス」することで、そのステージ内の必要な物資や施設などの場所をすぐ把握することができる。探索を簡略化できるので非常に快適!
  • リロード時に特定のタイミングでリロードボタンを押すことでジャストリロードができる。成功するとリロードの短縮と銃の威力アップというメリットも。シャコッ!カシャン!といった感じで気持ち良い。

■more
  • 重量制限(超過重量のデメリット)があってないようなものなので、物資の取捨選択などサバイバル感が薄い。
  • コントローラーでのプレイを推奨してるだけあって、キーボード+マウス環境だとちょっと操作性が良くない部分がある(アイテム選択と使用の部分)
  • たまにあるスタックやステージ外に落ちるバグ…
  • クォータービュー特有のわかりにくい段差。ちょっと段差がついていると銃の弾が当たらなかったり、移動時に引っかかったり… 地味にストレス。
  • 罠が本当に罠… 即死レベルのものもある
  • 炎上などの継続ダメージ効果が強すぎて、回復が追い付かず死ぬ…
  • ゲーム後半の難易度の急上昇



結論: オススメする

サーチする機能と、探索とバトル両方を楽しめるちょうどよい1ステージの広さ、スキルをアップグレードすることで進行が楽になる恒常的な成長要素などなど、ゲームとしてバランスが良く感じました。
そこらがうまくかみ合い、プレイしやすいのと、死んでも次やろうと思わせるリトライの敷居の低さを実現していると思います。(なので辞め時がちょっと見つからない…)

唯一残念なのはステージの隙間などでスタックするバグがあること。
ですが最初からやり直しじゃなくそのステージの初めからなのでまだマシですが。

1回のプレイにそれほど時間を取らず、気軽に遊べるローグライクなサバイバルアクションなので、そういったものを求めている方にはおススメです。


■Tips
  • すでにウイルスに侵されているが故、最大体力が時間とともに削られていくシステム。その進行を抑える「抗ウイルス薬」は前回の注射の時間が残っていても再注射できる。打つと有効時間が上書き更新されるので、最大体力を維持する為にも、常時「抗ウイルス薬」が利いている状態で進めるのが安定する
  • このゲームは「知識」が通貨。「知識」を使って恒常的なスキルアップグレードや買い物をしていくので、最優先で伸ばすのは「知識保持」。1回の探索で得られる「知識」の量がぐっと上がっていくので、スキルアップグレードがより早くなる。次点で「感染耐性」「武器耐久性」「強打」ここらがあればしょぼい近接武器でも十分戦える。
  • 「電池」はとにかく最優先で確保。使用用途としては、抗ウイルス薬が最優先。余裕があればHERCの物資に使う。
  • 各地にあるHERCステーションの中には、電池を消費して開ける箱があるが、良いものが入っていることは少ないのでここで電池を消費するのは避けた方がいい。電池の数に余裕あれば開ける、ぐらいの温度感で。中には包帯しか入ってないことも… ちなみに赤い箱は武器、白い箱は医療品。
  • 近接武器は殴打系より切断系がオススメ。殴ってダウン→止めを刺すより、切って倒した方が早い。なので、範囲攻撃もできる大型の切断武器がベスト。ブラッドラスターが作りやすいのもあり強力(要レシピアンロック)。「強打」スキルを延ばしておけば、通常ゾンビは大体一撃、貯め攻撃でアーマーゾンビも比較的楽に倒せる。
  • ゾンビは金網を壊せない
  • アーマーゾンビには火炎放射器で!
Posted 29 December, 2021. Last edited 31 December, 2021.
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25 people found this review helpful
6.8 hrs on record
Epicgamesでアーリーアクセス開始し、製品版としてリリースするタイミングでSteamにも来たオープンワールドサバイバルゲーム。
ローポリでのビジュアル、ゲーム性など極寒サバイバルの傑作「THE LONGDARK」によく似ています。
ただ、その実態は「THE LONGDARK」と似て非なるものです。

5~6時間遊んでの感想と、良いところと微妙なところ両方上げていきます。

■good
  • グラデーションのかかった霧や靄、空のカラー、世界はローポリだけどもとても綺麗
  • 精練されたUIデザイン。視覚的に非常に心地良い
  • 操作のテンポの良さ

■more
  • OFFにできない移動時の頭の揺れ
  • 視野角の変更もできない
  • ストーリーモードがない(サバイバルの目的がない。ポンとフィールドに放り出されるので没入感が薄い)
  • 資源の多い森の中でサバイバルなのでイージーモード。自然の脅威とかは無い
  • やれることが少ない。少し安定するとルーチンワークになる
  • 設計図を手に入れないと野外で火も起こせない。野宿もできない(サバイバルって?)
  • キャビン(拠点)の拡張が一本道。拠点もそこしかない
  • バグが散見される


結論: オススメしない

オススメしづらいです…
一言で言うと「ルックは良いがゲーム性が薄っぺらい」

[サバイバル]
サバイバルと銘打っている割に、難易度は非常に緩く、やれることが少なくボリューム不足。
寒さ、空腹、水分、ライフ、睡眠の5つのパラメータがありますが、基本空腹と水分だけ気にすればOKです。他の要素はほぼ飾りです。気にしなければいけない状況にはほとんどなりません。
それも食べる事のできる植物がそこらに生えているので、飢えることはまずありません。ステータスの維持がただ怠いだけの作業になってしまっているのが残念です。

拠点の拡張なども可能ですが、基本最初のキャビンをアンロックしていくだけの一本道です。拠点を別途立てたりもできません。

死ぬ可能性のあるものとしてクマがいますが、基本同じ場所を回っているだけなので、遠目で見て避ければいいだけ。追ってもこないし、脅威にはなりません。

フィールドに落ちている物資箱を壊したりして物資を手に入れることもできますが、なぜ物資箱がフィールドに落ちているのかの物語性もなく、唐突に森の中に置いてあったりします。
崩れ落ちた建物の中にあるとかなら探索の意味はあるのですが…
そういったオブジェクトの配置にもセンスがないなと感じました。
世界観への没入が弱い、覚める理由にもなりました。


[バグ]
フィールドに転がっている物資箱を壊して、中身を取得した後、一旦拠点に戻って次の日に同じ場所に行くと物資箱が復活しているバグがあります。(ゲームを落とすまでリスポーンする)
こういったサバイバルゲームでは限られた物資のマネジメントが非常に重要だし面白い部分なのだが、限られてないとなると一気につまらなくなります。
バックパックにどれを入れて持って帰るかを厳選して…という作業がバカらしくなってしまうほどの。


[クラフト]
いくつかのツールやバックパック・服のみで、劣化とかも無いので、一度作り切ったらもうクラフトも必要ありません。
服もバックパックもバリエーションが少なく、途中をすっぽかして最上位のものを作って終わりです。

[ペット]
ペットとして子ぎつねとのコミュニケーションがありますが、前ぶりもなく、とりあえず入れました的に唐突に出てくるのも違和感を感じました。
しかも、一つ指示したらその場で待機してしまい、ほっとくとその場にずっといるというバグっぽい挙動…
ペット自体がいてもいなくてもどうでもよいぐらいの機能ですし、むしろ定期的にご飯をあげなきゃいけないので足枷に感じました。
この子ぎつねが釣るのに苦労する魚しか食べないのもイライラさせる要因です。



これを遊ぶぐらいなら、もうちょっとお金を出して「THE LONGDARK」を遊んだほうがずっとずっと良い体験ができます。
正直、下手にLONGDARKとルックが似ているせいか比べてしまいます。
LONGDARKでできることやゲーム性の奥深さ、ストーリー、自然環境で生き抜くギリギリのサバイバル感などがこのゲームには無いので、逆にLONGDARKをやりたくなりました。
言い方悪いですが、「劣化コピー」と感じています。

上記の理由から オススメしない としています。
Posted 11 November, 2021. Last edited 11 November, 2021.
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13 people found this review helpful
64.7 hrs on record
1885年のフランスのパリ、エッフェル塔が建設中で第4回万国博覧会が開催されようとしている時代が舞台
一探検家となって、地中海に突如現れた未知の島々を冒険する!という探検ローグライク。

探検隊を組み、装備や物資を整え、新たな地を発見し、その地の動植物や文化を学び、財宝を手に入れ、名声を高める。
名声が高まれば、装備を強化したり、より強力な物資や支援を手に入れることができ、次の冒険がより有利になっていく。

バトルや各種判定はサイコロを振って成否を出すが、ある程度アイテムなどで目を弄ることができる、一部振り直しができる、などで完全な運要素だけではないところも戦略性がある。

リソース管理や移動ルートを適当にやっているとすぐ全滅するというシビアさ。
ただ、ちゃんと考えつつやると多少無茶しても何とか探検完了に持っていくことができる難易度で、歯ごたえがある。

しっかりと準備を整えて、万全だろこれ!と思っていても
移動ルートや選択を間違え、
怪物に襲われ、
自然の脅威に阻まれ、
正気を失い隊員は狂い、
一人一人と脱落しつつも持てる限りの宝を手に入れ、
敵に追われながらもリーダー一人、ギリギリで生還出来た時は
やり切った感が凄かった。

そして酒場でまた新たな隊員を募集し、0から探検隊を組織して次の冒険に出かける。
不思議な中毒性あり。



■good
  • 日本語化あり
  • フランスのコミック(バンド・デシネ)、タンタンの冒険を思わせるような独特の素晴らしいアートスタイル
  • ランダム性のあるローグライクなマップで毎回新鮮な探検が楽しめる
  • 未だにアップデートでちょっとづつ新要素が追加されている

■more
  • マップのバリエーションが物足りない
  • サブクエストなども幾つかあるが、もっとバリエーションが欲しい
  • マップ上の視界を奪う紫の霧が凶悪。通ろうとすると正気を恐ろしい勢いで奪う。タイミングによっては通らざるを得ない場面が多い。

結論: オススメする


探検隊は消耗品と考えてパーティーに組み入れた方がいいかも。
装備品の制限はあるが、正気を失ったり変な癖のない動物メインのパーティーもお勧め。騎乗すれば機動力も上がるし。

キャンペーンモード(メインストーリー)、主催者モード(任意のキャラで冒険できる自由度の高いモード)と2つあるが、主催者モードは基本数年間でどれだけ名声を稼げるかというスコアアタック的なもの。
なので、ひたすら冒険を繰り返して蓄積したり育成したりする、長いスパンで楽しめる要素があればなぁと感じた。
そうなるとリソースが潤沢になり、このゲームの面白い部分(限られたリソースでやりくりする)が薄れてしまうかもしれないが…

とはいえ、非常に面白いので遊んだことのない方は是非。
Posted 5 October, 2021. Last edited 5 October, 2021.
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6 people found this review helpful
42.2 hrs on record
生と死の狭間にある世界で、死を迎えていくSpiritを送り出す船頭「ステラ」となって、Spirit達のお世話をしながら生前の思いや後悔、人生の振り返りに寄り添いつつ、あの世に送り出してあげるゲーム。
基本的なゲームサイクルは素材を集めて、食事を作る、船の拡張、Spiritsの要望をかなえる、お使いなどなど。船旅マネジメントアクション。

導入部分で「カロン」から仕事を引き継ぐ描写がされているので、「三途の川の渡し守」をプレイするゲームと言えるだろう。

死という重めなテーマに向き合っているが、丁寧に作られた手書きアニメーションによる心温まるビジュアルと気持ちの良いアクションのおかげで、暗いイメージは一切なく、穏やかでマイペースなゲーム体験になっている。



■good
  • 丁寧な日本語化あり
  • キャラクターを生き生きとさせる、素晴らしい手描きのアニメーション
  • あの世とこの世の狭間の世界観を優しく描くアートデザイン
  • アクションの難易度はそれほど高くなく、誰でもエンディングまで到達できるようにしたレベルデザイン
  • 主張はしないが、世界観を引き立てる素敵な音楽
  • 各Spirits達の後悔や気持ち、人生の振り返りを丁寧に描写している
  • アップデートにより、ステラ自身のバックグラウンドが語られ、より物語に深みが増した
  • Spiritをハグできる
  • 猫をハグできる

■more
  • 忙しいのは中盤まで。建築して強化した設備はあまり後半に役に立たない(使わない)
  • 会話以外であまり多くを語らないストーリーデザイン。それが良いとは思うが、無さ過ぎて若干の置いてけぼり感


結論: オススメする

人の死に向き合い送り出す、が目的なだけあって、今までの人生の振り返りや残した思いなどがSpirit達から語られる。
その内容が個人的には結構刺さった。
自分が子持ちだというのもあり、親の視点、子供の視点、家族の視点など、ある程度いろんな視点から見る経験があったからかもしれないが。
その話を聞くと共感してしまい、無条件にSpiritをハグしたくなる。ハグできるゲーム最高…(ホント気持ちよさそうにハグするアニメーションも素敵!)

Spirit達の話を読み進めていくと、ステラ自身の話も節々で語られる。
その断片的な情報からステラがなぜSpritfarer(魂の旅人)になったのか、Spirit達とステラとの関係性などを推測していくのも面白い。

船旅をしながら釣りをして、旅の途中で見つけた島で木の実取ったり採掘したり、木を切ったり、
お腹減ったと言われて食事を作り、
嵐の中では稲妻を瓶で受け止めたり、隕石を拾い集めたり…
物語を邪魔せず、のんびりと自分のペースでこの世界を楽しむことができ、最後まで心暖かな気持ちになれるゲームだった。
Posted 27 June, 2021. Last edited 27 June, 2021.
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5 people found this review helpful
53.8 hrs on record
古代ローマの剣闘士(グラディエーター)育成シミュレーションゲーム。
剣闘士個人を育成するのではなく、剣闘士育成所をシミュレーションする。

タイトルのDominaは、ラテン語で「女主人、奥様」を意味する。
亡くなった父の跡を継ぎ、剣闘士育成所の女主人となって、1年後の剣闘士の大会で優勝するのが目的。
従業員を雇い、奴隷を買い、剣闘士のスキルを選び、装備を整え、物資を揃え、褒美を与え、行政官に賄賂を贈って良い関係を築き、剣闘士を試合に出す。
見事剣闘士が勝利を掴めば、大量の金が入る。
その金を元手にさらに投資をして強化していく…というゲーム。

ドットのレトロなビジュアルデザインだが、史実の剣闘士と同じように試合では血は吹き出し、四肢は切断され、首も飛び、ライオンに噛み殺される。


■good
  • 非常にお手軽なプレイ感。
  • オートAIが優秀。
  • 剣闘士vs剣闘士だけではなく、vsライオン、戦車戦、集団戦もあり。足を鎖に結ばれたデスマッチも。
  • 試合の展開はすごくスピーディーで爽快感がある。ちょっとびっくりするぐらいの血が出るのもダイナミック。
  • 難易度が難しすぎず、かといって簡単でもなく、ちょうど良いバランス。
  • 安い!(定価で980円。セール時にはさらに安く)

■more
  • 日本語がない…
  • どうやっても負け試合だろこれ…というのをたまに組まれる

結論: オススメする

非常に面白い。
基本的なトレーニングなどすべて自動化されており、プレイヤーは何のスキルを延ばしていくかの指示であったり、将軍や行政官との交渉事、装備品や物資のマネジメントしていくだけだが、
貧弱だった剣闘士がちょっとづつ成長していく経緯が目に見え、試合で敵の首を一発で吹っ飛ばせるぐらいまで成長していくのを見ると、もう少しもう少し…と続けてしまう。

地道に育てた剣闘士が死ぬときは割とあっさり死ぬが、多少弱い剣闘士でも高価な装備を買い揃えてあげれば多少の力の差は覆せる。
剣闘士の育成も何タイプかあり、どのスキルを延ばすか(優先するか)悩む戦略的な楽しさもある。
試合で観客を喜ばせれば(過激な結果になれば)報酬が増えるというシステムも面白い。
あまり知られていないゲームだが、非常に面白いので強くオススメ。


■Tips
  • アリーナでの剣闘士のバトルは思った以上に難しい(敵が超反応したりする)のでオート推奨。ちゃんと育てておけば、オートの方が強い。
  • 不要な剣闘士は殺害、売却、自由(解放)にすることができる。基本的に解放してあげよう。理由はゲーム後半で明らかに。
  • できる限り将軍と行政官との関係は良くしておく(賄賂送って!)。険悪な状態の時に試合でつけられる不利な条件がかなり厳しい。
  • 防具と武器だったら防具を整えるのを最優先。「攻撃は最大の防御なり」とか言ってると即首を刎ねられる。
Posted 11 May, 2021.
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6 people found this review helpful
34.7 hrs on record
インドや東南アジア文化圏の雰囲気をもつ、ファンタジー横スクロールアクションRPG。
格ゲーSkullgirlsを作ったLabZeroの制作。
主人公「アジュナ」を操作し、横スクロールアクションでステージを進み、敵とエンカウントすると格ゲー風バトルに突入。

バトルが特徴的で、ボタンをタイミングよく押すことでコンボを決めることができ、ボタンと上下左右キーの組み合わせで出る技も変化する。
格ゲーの要素をRPGバトルに持ち込んだシステム。

ただ、RPG要素や格ゲー風バトルよりも、ほぼ移動時の2Dアクションがゲームのメイン。


■good
  • 日本語あり
  • Skullgirlsを作ったLabZeroお得意の滑らかな手書きキャラクターアニメーション
  • 途中挿入されるTrigger制作のフルアニメーション演出は素敵
  • ラズミが癖強くて魅力的
  • バトル時にコンボや連続攻撃が決まった際、ポップするダメージ値と音と演出による格ゲーっぽい爽快感
  • 世界観にあった、素敵な音楽

■more
  • 登場する仲間キャラが多いわりに、深堀りにむらがあり、あまり印象に残らないキャラが結構…。(多いから深掘れ無かった、ともいうかも)
  • よく見る王道の成長ストーリー。それは良いのだが、残念なのは主人公に共感できない所。未熟さを表現したいのだろうけども、ちょっと無理やり感があって共感を集めるところまでは行けておらず、不愉快に思うこともしばしば。なので若干ユーザー置いてけぼり感がある。
  • バトルが単調。バトル中に取れる行動が少なく飽きる。
  • 横スクロールの移動が非常に面倒。もう少しファストトラベルなどの利便性をよくしてもらえれば…
  • RPGだが、パラメータが乏しく、レベルアップしても成長が実感できない。
  • 後半の2Dアクションは難易度が高い。
  • RPG部分、横スクロールアクション両方共に中途半端。

結論: オススメする

アートワークに対する自分個人の好みもあって オススメする にしているが、
  • 横スクロールアクションとしてならメトロイドヴァニラの名作やそのフォロワーが沢山あるので、それを遊んだほうが良い
  • RPGとしても、それほど感情移入できない一本道ストーリーをただ進めるだけ。ステータス表示も乏しく、成長している感があまり感じられない。
  • バトルも初見は新鮮さがあるが、RPGのバトルとしては選択肢が少なく、ただボタンを押してコンボを繋げるだけ。単調…
などのmoreな部分が多く、あまり万人にオススメはできないと感じている。

このゲームならではの滑らかな手書きアニメーションなどは非常に魅力的。
正直に言うとそこだけかもしれない…
フルプライスの価値があるかと言われると微妙なので、セール時などに狙ってみるのが良いかと思う。

Lab Zeroスタジオのアートワークとキャラデザイン、アニメーションが好きならばオススメ(自分はそこに惹かれて購入したタイプ)
Posted 10 May, 2021. Last edited 10 May, 2021.
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41.5 hrs on record
息子と一緒に乗っていた旅客機が墜落!
その墜落した島は人肉を食べる食人族の島だった!
しかもその食人族に息子をさらわれた!助けに行かねば!…というところから始まる
オープンワールドサバイバルホラーアクション。

サバイバル”ホラー”だけあって、クリーチャーデザインや、描写はグロ要素キツ目。苦手な人は無理かも。
基本ソロプレイでのレビュー。


■good
・結構自由度の高い建築要素
・サバイバルホラーなだけあって、闇の向こうに何かがいる気配のする夜や洞窟内は怖い…
・敵AIのバリエーションが豊富。ただ、こちらに向かってくるだけではなく、不利になると逃げたり、様子を窺ったり…
・生理的にキツいクリーチャーデザイン
・原住民との緊張感のあるステルスプレイ(序盤)
・サバイバルに夢中でストーリーを忘れる

■more
・ちょっとしたバグ
・夜は食人族が多くてまともに活動しようとすると怠い。寝るしかない。
・洞窟内が暗すぎて疲れる
・建築で必要な素材量がマルチプレイ基準。しっかりした拠点を作るためには大量の木材が必要だが、その木材を伐採して移動させてという作業が本当にしんどい。
・建築の自由度は高いけど、バリエーションがない。基本木材と石…
・戦闘は単調。


結論: オススメする

迷ったけども、オススメするにしている。

序盤から中盤のワクワク感、サバイバル感はとても面白く、非常に楽しく遊ぶことができたが、
建築にも慣れ、一通り探索終わった後半はちょっと怠くなってしまい、さっさとストーリーを進めて終わらせてしまった。正直原住民にうんざりするところも。

ストーリーも(ホラー映画的に)一応納得のいくストーリーになっている。ただ、サバイバルが面白いので息子を探すストーリーは後回しになることもしばしば。
グロ要素多めのホラーサバイバル好きな方は是非。
Posted 9 May, 2021.
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