Recent reviews by himelem

待望の日本語翻訳がされた（一部されていない部分あり）のでようやくオススメに挙げられる。

格闘ゲームというジャンルにおける大前提「相手に攻撃を当てて倒す」これが
カードゲームながらにしてしっかりと紐づいている本作。
「じゃあどうやって攻撃を当てるのか」という疑問に対して
「相手の考えを読んで自分はそれに勝つ行動をする」という
非常にシンプルかつ明確な答えを出す。
これぞゲームのタイトルでもある「YOMI（読み）」である。

…とまぁここまでは普通の対戦カードゲームと変わらないだろう。
だがそこに格闘ゲームならではのエッセンスが加わる。
相手を転倒させて有利な状況からの起き攻め、中段攻撃で相手の下段ガードを崩してコンボ、
小技で刻んで固まった相手を投げる、逆に投げに行くと見せかけて打撃を置いておく、
大技をガードしてフルコンボで反撃、ひたすら飛び道具で相手の体力を削るなど。
なんなら165発撃ったっていい
格闘ゲーム好きなら、今こんな状況だ！というのがありありとイメージできる。

このゲームでは自分のターン、相手のターンとそれぞれに多少の有利状況が付与されており、
押しどころと引きどころがわかるようになっている。
相手が有利な状況では、相手の攻撃を受け切ってから反撃に転じるのか、
はたまた相手が前に出てきたところをカウンターで打ち返すのか。
その読み合いも非常に格闘ゲームらしいところだ。

本作からの追加要素であるジェムもキャラクターに一味加えてくれる。
ジェムそれぞれの能力は多彩で、キャラクターの不利な部分を補うジェムにするか
もしくはキャラクターの長所をさらに伸ばすジェムにするか。
気分転換にいろんなジェムを使ってみるのもいいだろう。

YOMI2ということは前作にあたるYOMI1があるわけで、1からやらないと理解できないのかとか
2から始めても問題ないのかという心配があると思われる。
その辺については全く問題がない。
日本語翻訳されたチュートリアルは実際にゲームをしながら丁寧に教えてくれる。
むしろ前作をプレイしていたら「システム全然違うな！」って思うくらい変化しているので
今作から始めるのはありだといえる。

あくまで個人的なたとえになってしまうが、
前作がギルティギアイグゼクス時代だとしたら今作はアルカナハート3くらいまで変化している。
前作が月華の剣士時代だとしたら今作はミリオンアーサーアルカナブラッドくらい…
…ちょっと大げさだったかもしれない。

ゲームの根底である打撃・防御・投げの3すくみは変わっていないので安心してほしい。
今作は相手をいかに崩して攻撃を叩きこむかという攻めのゲームになっていると感じた。
システム面の前作との様々な違いはガイドを作ってみたのでそちらを見ていただければと思う。

また本作には
自分がYOMIプレイヤーとなって各地のプレイヤーたちを倒し
トーナメントで優勝することを目標としたストーリー？モードもあり
単調なCPU戦にも刺激が与えられることになった。
このモードではまだ翻訳されていない部分が見受けられるがゲームを進めるのに支障はない。
一つの画面を交代で使いカードを出し合うオフライン対戦や、
好きなだけカードがドローでき、BOTの動きを(ある程度)抑制できるトレーニングモードも追加。
対戦中のキャラはぬるぬるとアニメーションするようになり画面が華やかになったが、
相変わらず背景やBGMは一種類とさみしい限り。
BGM前作と同じやんけ。聞き飽きたわ。
とはいえ本作はまだ早期アクセスゲーム。今後の向上に期待したい。あと翻訳もお願いします。


だって
YOMIは
カードゲームだもん
ね。

日本語版は11月1日以降からご利用可能になれる…！なれるが…！
今回まだその時の指定まではしていない　
そのことをどうか諸君らも思い出していただきたい　
つまり…我々がその気になれば日本語化は10年20年後ということも可能だろう…ということ…！

最初からキラーをやると間違いなく心が折れるので
サバイバーで雰囲気をつかんでからにしましょう
心身ともに鍛えられたと思ったらキラーをやりましょう
心が折られます
折れた

ふわああぁ！いらっしゃぁい！よぉこそぉ↑野生動物のレースへ～！どうぞどうぞ！ゆっぐりしてってぇ！
いやま゛っ↓てたよぉ！やっと生贄が来てくれたゆぉ！嬉しいなあ！ねえだぁれぇつかうぅ　色々いるよぉ、これね、爽快感とゲーム性を放棄したマ○オカートみたいって言うんだってぇハ↓カセに教えてもらったンの！5分で耐えられなくなるからそれでもプレイしてにぇ！

格闘ゲームは楽しい。
でも「相手が飛んできたのがわかっているのに対空技が出せなかった」
「投げ抜けがうまくできなくてすぐ投げられてしまう」
「考える間もなく置き攻めを重ねられて浮かされてダウンさせられてずっと俺のターン！される」
「コンボのルートを覚えてコマンドを間違えずに入力しないとまともなダメージが出ない」
「ラグで対戦にならない」
「相手の技がよくわからないのでわからん殺しされる」
といういくつかの壁に当たることも多々ある。
時には文字通り手も足も出ないままコテンパンにされたこともあるだろう。
もちろんそれは日々の練習によってクリアしていけるものなのかもしれない。
だけど　もっと気軽に対戦を楽しみたいんだ！
って思うときもあるだろう。

じゃあYomiで気軽に真剣勝負をしよう。

対空技が出せない？
　Yomiはカードゲームだからコマンドなんて必要ない。
　カードさえ出せば100%その技は出せる。
投げに反応できない？
　Yomiはカードゲームだから相手の行動に対しては
　カードを出すだけで対応できる。
ずっと相手のターンになって反撃できない？
　Yomiはカードゲームだから必ず自分のターンはくる。
　時間の許す限りじっくり考えて行動に移すことができる。
コンボルートやどの必殺技が繋がるか暗記できない？
　Yomiはカードゲームだからカードを見れば一目でわかる。
　コンボを確認しながら確実に繋げることができる。
ラグでまともに対戦できない？
　Yomiはカードゲームだからラグの影響はない。
　自分も相手も行動は同時に処理される。
相手の技がわからん？
　Yomiはカードゲームだから相手のカード情報もいつでも見ることができる。
　どんな技があるかその場で調べることができる。
日々の練習？
　Yomiはカードゲームだからそんなことしなくても
　ルールさえ理解していれば誰とでも真剣勝負ができる。

「相手はこれを出すだろう。じゃあ私はこれを出す！」
やることは終始これだけなのに　なぜ真剣になれるのだろうか。
いや、これだけだからこそ真剣になれるのだ。
相手の手を読んだこちらの手を決めたときの興奮。
それを読んだ相手の手を決められたときの悔しさ。
全てこの対戦に詰まっている。

さあYomiで気軽に真剣勝負をしよう。