7
Products
reviewed
0
Products
in account

Recent reviews by azoak

Showing 1-7 of 7 entries
59 people found this review helpful
2
13.7 hrs on record (7.4 hrs at review time)
Early Access Review
効率良く能動的に 「攻略」 を行うゲームとして本作に接しようとすると、プレイヤーが行えることの少なさと、そうでありつつ意外と忙しいゲームプレイに対してしんどさを感じるかもしれません。一定程度の間隔で画面に現れる宝箱などの回収、メンバーの体力回復、CHAINがゼロになった魂をすかさず解放、より能力が高いメンバーへの入れ替え……といった操作をそこそこの頻度で行い続けることになるでしょう。

しかし、本作は 「観測」「見守り」 という言葉でも表現されているような能動性を抑制したデザインが特徴となっており、一般的なゲームとしてよりもむしろ、 チルでリラックスした時間を過ごすためのツールやアプリケーション として捉えたほうが適切もしくはミスマッチが減るのではないかと私は感じます。

たとえば各メンバーには体力があり、これは自動で行われる戦闘によって減っていきますが、体力がゼロになったとしてもメンバーが消えてしまう(ロストする)ことはありません。そして私たちが「精神」を用いた回復を行わなくても、キャラバンが町に到着すれば全メンバーの体力は自動で回復します。こうした仕様により、あまりプレッシャーを感じずに放置しておくことが可能です。

姿や能力値もメンバーによってまちまちですが、これもゲームプレイを大きく変えうる要素というよりは、私たちの想像をふくらませるフレーバーとしての側面のほうが強めです(少なくとも現状では)。メンバー構成を戦略的に整えなかったとしても不利や有利をあまり感じさせない作りになっているので、能力値やCHAINに拘泥せず、なんとなく自分にとって好ましいメンバーと旅をしていくのがよいと思います。私の場合はクラゲやラクダのような姿のメンバーがいると嬉しくなるので、彼らの数を多めにしています。

『クッキークリッカー』は今年で10周年を迎え、現在は最盛期ほどではないとはいえど「放置系」と呼ばれるゲームジャンルもひとつの市場を形成するようになりました。それらのゲームの多くは、拡大再生産メカニクスを濃縮したものをデザインの主軸に据えており、ゆえに「放置系」と聞けば拡大再生産を楽しむことを期待するような向きもあると思います。その点で本作『まぼろしキャラバン』は、 語義どおりには間違いなく「放置系」と言えるゲームですが、この言葉で形容されるゲームジャンルの主流とは別の方向を目指している作品 だと感じられます。あまり厳密にプレイしようとせず、ゆったりと付き合うのがおすすめです。
Posted 20 May, 2023. Last edited 21 May, 2023.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
11 people found this review helpful
5.9 hrs on record (4.0 hrs at review time)
ボードゲーム的な遊び心地のマルチプレイ専用ゲームです。緻密なストラテジーというよりは、どんなことが起こるかを楽しむパーティーゲーム/コミュニケーションゲームの類であると捉えたほうが齟齬が少ないと思います。

ゲームを遊ぶにあたっては、ホスト側のプレイヤー(Monarch・国王)と、ゲスト側のプレイヤー(Noble・貴族)に分かれます。
本作の購入が必須なのはホストとして遊ぶ場合のみです。ゲストとして遊ぶ場合、購入は必須ではありません。
(購入した上でゲスト参加する場合は、ゲーム中のイベントシーンに登場する頻度が上がる、つまり目立ちやすくなるという特典があるようです)

最少プレイ人数は、ホスト1人+ゲスト3人=4人です。

ホストは、ふたつの方法からゲームの遊び方を選択できます。

1. Party Game
他のゲームでもよく見られるような方法です。ホストが「部屋」を立てると、その部屋のコード英字4文字がランダムに割り当てられます。ゲストは、普段お使いのブラウザにて本作のウェブページ(https://www.kotc.app)にアクセスし、「JOIN AS GUEST」のボタンから、自分の名前や部屋コードを入力することで参加できます。ひとつの部屋に参加可能なゲストは3人~24人です。

2. Play on Twitch
Twitchで配信しながら遊ぶための方法です。ホストがライブ配信し、ゲストはその配信のチャット欄で「!join」というコマンドを入力することで参加できます。私はこちらの方法をまだ試せていませんが、こちらの方法ではゲストの参加上限人数は無いようです(昨秋のプレスリリースでは「3000人」という情報がありましたが、変更されたか、もしくは単に「たくさん」という意味で3000という言葉を用いていたのかもしれません)。

どちらの方法も、「ホストが画面を共有して、ゲストはその画面を見ながら楽しみ、自分のブラウザを通じて行動を選択すること」が想定されています。そのため、TwitchではなくParty Gameで遊ぶ場合でも、Discordなどを利用して画面共有することが実際的には前提となっています。


本作は、コンセプトとしては大変面白いと思うのですが、日本語話者である私たちにとっては残念なことに、対応言語は現時点で英語のみです。時代設定なども相まって、21世紀の日常会話のレベルを超えた英単語や言い回しに出くわすことになるので、それに関しては多かれ少なかれ苦労すると思います。また、今後の翻訳については、技術的な問題や量の問題もあって、公式の翻訳のみならずプレイヤーによる非公式な翻訳のための仕組みを整えることも現状では難しいようです(コミュニティハブでの質問回答)。

最後にひとつ、ちょっとしたTipsを……。
おそらく本作を購入する人の多くは、友人や知り合いをゲームに誘うため、事前にルールやフローを確認して遊び方を説明(インスト)できるようにしておきたいと考えるでしょう。しかし本作はマルチプレイ専用なので、ひとりでルールやフローを確認することが通常では困難です。
そこで、複数のブラウザを立ち上げてみてください。ひとつのブラウザでタブ複数ではなく、ブラウザ自体を複数にします。つまりChrome・Firefox・Edgeをそれぞれ起動するような感じです。
すると、それぞれのブラウザで別々のプレイヤーとしてゲスト参加が可能になるので、Steam(ホスト)+ブラウザ3つ(ゲスト)で最少プレイ人数を満たし、自分ひとりでゲームを始めることができます。不正のためではなく確認のためにどうぞお役立てください。
Posted 4 March, 2023. Last edited 4 March, 2023.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
37 people found this review helpful
2
2
16.2 hrs on record (9.3 hrs at review time)
前作に引き続き、今作でも日本語化MODを作っています。レビュー執筆時点でまだ翻訳できていない箇所も多いですが、よろしければお使いください。
https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2809292346


全体的なプレイフィールは前作同様
テニスアカデミーのマネージャーとなり、選手たちを育てていくシミュレーターです。
基礎的なコンセプトに変更は無く、プレイフィールを大きく変化させるような新要素はありません。ですので、前作「Tennis Manager 2021」のレビューもご参照いただければと思います。
また、テニスアカデミーというものがどういう存在なのかを知りたい方には、AmazonのPrime Videoで視聴できる「ラファナダルアカデミー(Rafa Nadal Academy)」も参考になると思います。


地味ながら着実な進歩
これは私の主観によるところも大きいですが、前作に比べ、UIまわりが見やすく使いやすくなったり、試合のシミュレーションがより現実的になったりしました。
さらに、選手を新規作成して、その選手とともにキャリアを開始することも可能になりましたし、アカデミーのインフラ(発展させることで様々な恩恵を得られる)が細分化されたことで、自分が望む方向にアカデミーを強化していくような楽しみ方も増えました。

根幹部分である試合のシミュレーションに関して少し詳しく書きますと、前作では選手のポジショニングがやや前方寄りで、ボールを早いタイミング(ライジング)で処理することが多めな印象でした。守備的な選手でさえも、少々アグレッシブすぎたり、ラリーのペースが速すぎたりしていたと思います。
今作ではそのあたりが改善されています。設定したゲームプランに応じて、選手がより自然かつ適切なポジショニングや打点で試合をするようになりました。本当に地味ですが、よく調整されていると思います。
試合のシミュレーションだけに焦点を当てれば、私の感覚では、だいぶ満足度の高い仕上がりになってきています。

総じて、劇的な変化はありませんが、着実に進歩していると感じます。


課題も残っている
前作のレビューにて「全体的に動機づけの弱さ・メリハリ不足を感じる」と書きましたが、これについてはまだまだ課題として残っています。つまり、ゲームプレイが単調すぎるところがあります。
テンポよく遊ぼうとすると、試合は見ずに日程をどんどん進めて、定期的な報告メールを読み流したり無視したりして、それだけで時間が経過していくことになります。マネージャーに立ち止まらせて、どう対応するかを悩ませるようなイベントなどがもう少し増えてほしいと感じます。

ただし、この平坦さは、必ずしもデメリットではないかもしれません。このゲームに興味を持たれる方の多くは、他の経営・育成シミュレーターを遊んだ経験があり、これを分かっていただけると思うのですが、こうしたジャンルのゲームでは、あらかじめ用意されたストーリーやイベントに沿って進行していくものが数多くあります。たとえば「横柄な性格で資金力が豊富なライバルマネージャーのとの争い」を強いられたりするようなものが類型のひとつです。それが好きだという人もいるでしょうし、面倒だという人もいるでしょう。
本作は薄味ですが、だからこそ、これが良いという人もきっといるはずです。それを勘案した上でも、もう少しくらいはメリハリがあったほうがいいんじゃないかというのが私の個人的な感覚です。


綺麗な見た目、小規模な制作
このストアページに用意されているスクリーンショットからも分かるとおり、ゲーム画面はかなり綺麗に、スマートに作られています。それはこのゲームの強い部分であり、同時に、弱い部分を目立たせてしまっているとも感じます。
公式ウェブサイトにある開発日誌「The Baseline」を読みますと、このゲームはおおむね12人前後のスタッフで作られているようです(記事「Meet the Marketers!」より)。Football Managerなどに比べれば、はるかに小さい制作規模でしょう。それでも、ゲーム画面はFootball Managerのようなゲームにかなり近い仕上がりになっていますから、どうしてもそういうゲームと並べて比較してしまいがちです。そして、それらに比べると物足りない、内容が薄いという印象になるのも不思議ではないです。

小規模な新進デベロッパーの作品としては、前作「2021」も、今作「2022」も、かなり頑張って作っているなと私は思います。とはいえ、大規模な作品と比べれば、まだ充実したゲームではないというのも確かです。最初のほうに書いたインフラの細分化を例にとると、自分の望む方向にアカデミーを強化できるようになったと言っても、あまり個性的な運営ができるわけではありません。
このシリーズの真価が問われるとすれば、もう3作品くらい後になってからだと思います。劇的な進歩が無かったからといって今作で見切るのはあまりに早いでしょうし、一方で、良いゲームだから買って遊んでみるべきだと力強く言うこともまだ難しいです。
ひょっとすると、もう3作品くらい発売されてみても、結局あまりゲームとして向上しないなんてことも全然あり得ることです。ですが、その将来を確認するためにも、もうしばらく開発を続けてみてほしいと私は思っています。そういう、ある種の投資のような気持ちでテニスシミュレーターに期待を寄せる方は買ってみてもいいかもしれません。そうでない方は、もう何年か待ってみたり、値下げされた前作のほうで自分との相性を試してみたりするといいと思います。
Posted 20 May, 2022.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
18 people found this review helpful
47.0 hrs on record (30.5 hrs at review time)
日本語化MODを制作しワークショップにて公開しました。
よろしければお使いくださいませ。
https://steamproxy.net/sharedfiles/filedetails/?id=2800540880


統計を眺めたりするのが好きなテニスファンにはおすすめ
テニスアカデミーのマネージャーとなり、選手たちを育てていくシミュレーターです。
プロテニスが好きで、かつ、スタッツを眺めたりプレイ内容を分析したりするのが好きというような限られたタイプの人にはおすすめできます。
一方、マリオテニスなどでしかテニスに触れたことがないような人にはミスマッチかもしれません。というのも、テニスという競技自体が性質としてやや地味なところがあるためです。


「テニスらしさ」
このゲームは、サッカーシミュレーターのFootball Managerをインスパイアした作りになっているのですが、Football Managerであれば、試合シーンをなんとなく適当に眺めているだけでも楽しみやすい気がします。
チャンスやピンチに一喜一憂したり、時折見られる選手たちの素晴らしい連携に感心したりと、あまりサッカーに詳しくない人でも感情移入しやすいのではないでしょうか。

それに対してテニスというのは、楽しみ方が分かっていない人にとっては、どこか淡々としていて盛り上がりどころが掴みにくい競技だと思います。
このTennis Managerでは、なかなか良い具合にテニスの試合がシミュレートされています。それがテニスファンにとっては「テニスらしさ」を感じて楽しめる要素になっているとともに、テニスをあまり知らない人にとっては「退屈さ」を感じて楽しみにくい要素になっているように思います。こうした理由から、プレイヤーを選ぶゲームであるとは感じます。


まだまだ粗も多い
では、その限られたプレイヤーであれば、しっかりとハマれるテニスシミュレーターでしょうか。
あえて厳しく言いますと、まだまだ作りには粗が多いと思います。遊んでいて全体的に動機づけの弱さ・メリハリ不足を感じるため、(ゲーム内時間で)複数年にわたって遊ぶのは少し厳しいかもしれません。
そこには細かい部分での不便さの積み重ねも作用しています。たとえば、トレーニングを手動設定する場合に求められるマウスカーソルの移動回数やクリック数が多いこと、記者会見を委任できないことなどです。

しかしながら、核心部分であるテニスの試合に関してはよく出来ていると思います。ラリーは短過ぎにも長過ぎにも偏りにくくリアルですし、ミスショットも程よく多いです。ゲームプランを細かく設定できるのも面白いです。
画質について特筆すべきところはありませんが、試合中の選手の動きを見ていれば、スライスを打ったことや、腕を伸ばして遠くのボールを拾ったことなどが十分に伝わってきますので、頭のなかで補完できます。


今後に期待したい
このような意見ながら総評を「おすすめ」とするのは、テニスファンのひとりとして、テニスをしっかり好いていそうな開発の方々に今後も頑張っていただきたいからです。
リアル志向のテニスゲームは、アクションにおいてもシミュレーションにおいても、そう多くありません。一応、いくらかは存在するのですが、その内のほとんどは、テニスが好きな人であるほど「テニスらしくない」と思ってしまうような代物です。そうした中で、Tennis Managerからは素朴に「テニスらしさ」を目指そうとしていることが感じ取れます。私は、その開発姿勢こそを評価したいです。

このゲームの単品としての出来は、まだそんなに素晴らしいものではないでしょう。しかし、いつかこのシリーズがもっと良いテニスシミュレーターになっていけるように、ひとまずはこのゲームのことを応援・支持しているプレイヤーがここに1人いるということを主張したいと思います。
Posted 27 April, 2022. Last edited 28 April, 2022.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
10 people found this review helpful
1 person found this review funny
66.7 hrs on record (9.8 hrs at review time)
Early Access Review
Recommend for one loves to change little by little


The more you can do, the more your diner will be enriched.
Of course, I said "enrich," but you don't have to aim for riches.
You can pursue whatever goodness you want.
In my case, I'm trying to be a healthy diner without serving dishes like French fries.

Try moving and clicking repeatedly.
Little by little but surely, your level will increase, and as your level increases, so will the things you can do.

Perhaps you may feel that the level of improvement is slow.
But, I think, it is the slowness that helps you eager for the challenge of your new idea.
I love the kind of time to savor the gradual changes.

This game is in early access now.
There are frequent updates, not only debugging, but also adding functions, quests, and improving the controls.
Like a live painting, we get to experience the game as it evolves.

In these senses, I recommend it for one loves to change little by little.
Posted 20 June, 2021.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
5 people found this review helpful
1 person found this review funny
25.3 hrs on record (11.4 hrs at review time)
Postscript on October 31, 2020
I will add to my review as they are having a sale now.
The "drastic update" hasn't come yet!!
That's all.


The following is my original review, on October 3, 2020.
-------
First of all...
If you're looking for a "REALISTIC TENNIS EXPERIENCE", I wouldn't recommend this game. Possibly, it will get a drastic update and get better, but at this time (October 2, 2020), it won't satisfy you. Right now, it's more of an outrageous rhythm game, than a tennis simulator.

For those of you who are not sure if you should buy this or not
Watch a video of someone playing this game on YouTube or something else. 10 minutes is better than 5 minutes, and 20 minutes is better than 10 minutes. And if you don't feel strange with the way this game behaves, then congratulations, you deserve to keep thinking. On the other hand, if you feel strange, you should not buy it.

- - -
There are numerous complaints about this game in my 11 hours of play. I will focus on 3 of them here.

* The use of words in this text *
player = a player of the video game
athlete = a tennis player in a screen

- - -
Inconsistencies in Swing and Ball Trajectory
This is something that has particularly bothered me. There are frequently times when an athlete's racket swing and the trajectory of the ball being hit out is clearly incorrect. For example: a heavy-topspin-ball like Nadal, from a slice swing. And a very powerful shot like Del Potro, from just barely touch the ball.

The point is, you can't anticipate the ball by looking at the stance of the swing. Anticipating your opponent's aim from the preliminary movement is the basis of most competitive sports (and good athletes hide the preliminary movement or deliberately fake it).

In tennis, if you run after a drop shot is hit, you couldn't return the ball. You have to run as soon as you notice to do so. "My opponent is about to hit a drop shot!"

In this game, you can't do it because the drop shot occasionally comes from a typical topspin swing that is powerfully scraped up from underneath.

- - -
Rhythm Game
There is not much that can be controlled. It's not the lack of commands. It's that there isn't much room for us, the game players, to intervene.

If you tilt the stick in the direction to the ball, the athlete will start swinging on his own. We can't tell them how to hit it. Against a weakly launched chance ball, my athlete dash forward and return with a half-volley for some reason. Why not just hit a power shot calmly at shoulder or waist height!

This game is a rhythm game that you have to press the buttons at the right time while watching inexplicable balls and unintelligible athlete's actions.

You can barely control not only the shot, but even the movement. Repositioning after you hit the ball? There is no need. The moment you tilt the stick to either side, the player will start swinging. If the ball is within his catching distance, he will catch up on his own.

Moreover, there is virtually no penalty for tilting the stick to the opposite direction. So, if you shake the stick with a clatter to the left and right at the moment the opponent hits, my athlete will start swinging. Yeah, this technique is so realistic it's like doing a split step!

- - -
Card System
I'm sure many other reviewers have written about this as well, I'm also negative about this system. Even if we have to continue to use this system, I hope that it will be changed so that the display can be turned off as an option. The glittery card display breaks the realistically calm screen atmosphere.

- - -
Lastly...
I'll write again. If you're looking for a "REALISTIC TENNIS EXPERIENCE", I wouldn't recommend this game for now. However, I wish it will get better. Thank you for reading!
Posted 2 October, 2020. Last edited 31 October, 2020.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
6 people found this review helpful
26.0 hrs on record (11.1 hrs at review time)
Early Access Review
早期アクセスでの入手。レビュー時点ではエリア3が解放され、Steam実績が追加されたところです。

このゲームをひとことで言い表すなら、「情緒を刺激するストレス爆発パズルアクション」という感じでしょうか。現時点でもすでに幾つかのゲーム的側面があり、深く考えず適当にプレイしても面白いですし、ハイスコアを目指すやり込みプレイも楽しめます。



ストアページの動画や画像からも分かるように、キャラクターは非常にファンシーでラブリーな見た目をしています。が、そんなファンシーさとは裏腹に、彼らにもそれぞれ苦しい事情があって、大きなストレスを抱えているのです。

うるさい時計や人類を奴隷化させるパソコン、これらを破壊することが各ステージの目的です。彼らの持つ事情やストレスに全部がぴったりとは当てはまらなくとも、その一端に「身に覚えがある」と感じるプレイヤーは少なくないと思います。そして、その身に覚えがあるストレスを、ここでは思う存分に爆発させられます。

残機制ではなくステージクリア状況も引き継がれる(1面に戻されるわけではない)ため、基本的には失敗を重ねながら「やり直し・繰り返し」でクリアを目指すゲームです。ただし、ミスであってもそうでなくても、やり直しのためには「自殺」しなければならないので、主人公たちを自分の似姿のようだと思えれば思えるほどそこへ辛さを感じるかもしれません(しかしながら、簡単にそれが行えるということ自体、ある種の救いになり得る可能性があるとも思います)。

プレイにあたっての注意点は、各ステージの「クリアそのもの」は自然に進行できる一方で、やり込み要素を含めた「ハイスコア狙い」にはゲーム内通貨を用いたキャラクター強化が前提になっているということです。どうしてもクリア目標の星3つを達成できない場合は、あとでまた強化してから臨むのがよいでしょう。

この「あとで」とは、今後のアップデートも含めての「あとで」です。現時点では星3を達成できないステージがいくつか存在することがコミュニティハブにて明言されています。

近作『きみの島』ではフルリリースまでの間におよそ300回の更新を重ね 、デバッグが行われるのみならず、新システムの実装・ゲーム自体のボリューム増加・機能改修など大幅なパワーアップがなされました。

『Stress explosion』も、このレビューの後にもどんどん進化していくと思われます。これからどんなステージやどんな要素が増えていくのか楽しみです。
Posted 12 May, 2020.
Was this review helpful? Yes No Funny Award
Showing 1-7 of 7 entries