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Tenukibozu の最近のレビュー

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45件中 1-10 を表示
26 人がこのレビューが参考になったと投票しました
総プレイ時間:6.7時間
早期アクセスレビュー
クリアまでプレイしたのでレビュー!

「MIZ」や「NIZ」開発者が贈る3DダンジョンRPGということで、しっかりウィザードリィしている。
しかも冒険者ならぬ冒険ニャはネコ!全部ネコ!

ネコの丸みをおびた後頭部を眺めながら冒険できるだけでも、サイコー!と言えよう。
ポートレートの差し替えも可能なので、愛猫の写真を使ってプレイすることだってできてしまう。

前置きが長くなったが、ゲームについても語ろう。
近年のウィズ系としては、全体的にかなり遊びやすい作り。

いつでも(何かを消費することなく)全体マップが確認できるし、ミニマップも常時表示。
町に帰還するだけでHP/MPは全快するので、馬小屋に泊まる手間すらない。

年齢の概念はなく、復活に失敗してもロストもペナルティもない。
ドレインは最大HPが低下するだけ。全滅しても町に戻してくれるので、お金さえあればどうにかなる。
つまり、ストレスが貯まらないよう配慮されているのである。

呪文は回数ではなくMP制なのも本家と異なる点か。
おかげで「そうりょ」や「まじゅつし」から「ビショップ」への転職もやりやすい。
習得した呪文は忘れないし、HP/MPも引き継がれるので、戦力低下を心配する必要がないのだ。

では、バランスはどうかといえば、それなりにシビア。
物理攻撃があまり当たらないし、魔法が効き難い敵も居たりして、相手が悪いと全滅もあり得る。
中盤くらいから簡単には進ませてくれなくなるので、トレハンなどで戦力強化は必須となるだろう。
しかし、先にも書いた通りペナルティが優しめなので、本家よりかは気楽に楽しめるはずだ。

そこそこハードなバランスと、トレハンの楽しさが手軽に味わえて、しかも冒険ニャはかわいい。
ウィズ系が好き、あるいは気になっていたけれど難しそうで敬遠していた向きは、ぜひとも手に取ってみて欲しい。
投稿日 8月17日.
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48 人がこのレビューが参考になったと投票しました
2
総プレイ時間:2.3時間
一周目をクリアしたので、レビュー。
もともと「Dungeon Crawler Jam 2024」向けに制作された作品ということで、クリアまで2~3時間の短編RPGである。

内容もシンプルで、初期ステータスと見た目が異なるだけ(たぶん)の複数クラスから4人パーティを編成。
迷宮のごとき遺跡の最奥に住み着いたエンシェント・ドラゴン討伐を目指すことになる。

戦闘は自動で行われるため、プレイヤーのすることと言ったら撤退の判断くらいのもの。
戦いはサクサクと進み、短時間で終わるので快適である。
「たたかう」コマンド連打するより、こっちの仕組みの方が効率的だなーと思ったりした。

本作は、DRPGのエッセンスだけ抽出したとでも言おうか。
装備の概念はなく、アイテムも死亡時にHP回復&蘇生してくれる「ポーション」と、町へ帰還するための「巻物」の二つだけである。

町では、お金を支払うことにより、ギルドでレベルを上げたり、鍛冶屋で装備強化(※攻撃力と防御力を+1してくれる)、先述のアイテム購入ができる。
町へ帰還した時点でHP/MPが全快し、死亡していたメンバーは復活する。
極めてシンプルである。

迷宮は広大な1フロアのみで、階層構造なし。
オートマッピングやミニマップ表示といった、最低限の機能は実装されている。
そこまでやりこむ人が居るかは別として、クリア後も敵が強くなったNG+の状態でキャラ育成を楽しむことができる。

言語依存はほとんどなく、英語の長文が表示されるのは、ゲーム冒頭のストーリーとチュートリアル(そして、エンディング)だけである。
お値段も安いことだし、気楽に楽しめるDRPGを探している向きは、ぜひ手に取ってみてほしい。
投稿日 4月30日.
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11 人がこのレビューが参考になったと投票しました
総プレイ時間:14.6時間
はじめに
先に断っておくと、決して悪いゲームではない。
ただ、ゲームバランスが良くなかったり、システム的に洗練されていない点も多く、おすすめとは言い難い。

ゲーム概要
舞台となるのは、魔王討伐後の世界。
実は領主の子息であった主人公アルクとなり、魔王残党から島々を解放して王国復興に挑むこととなる。
傭兵を雇い、さまざまな陣形も駆使して戦おう。

解放したエリアには、生産施設を建てることもできる。
技術研究や産業への投資などを行っていけば、新たな傭兵や上位クラス、陣形、強力な武具もアンロックできるだろう。

割と作業ゲー
ゲーム概要だけ見ると、すごく面白そうだ。
部隊編成に頭を悩ましたり、生産施設を建てて少しずつ国を復興していく。
想像するだけでワクワクするじゃないか!
筆者もそう思って、リリースを心待ちにしていた。

実際、最初の数時間は楽しかったのだが…。
特に問題と感じた点がふたつ。

・戦闘がカジュアルすぎる
 部隊編成や陣形、あるいは隊長スキルを使うまでもなく勝利できるカジュアルさ。
 これについては、筆者が島の全エリア解放してから先へと進んでいたので、傭兵のレベルが上がりすぎていた可能性もあるが…。
 難易度が急上昇するラスボス戦以外は負けなしであった。

・島の解放が苦行
 未解放エリアをひとつずつ探索し、戦闘に勝利すれば解放できる。
 問題は、戦闘以外のイベントがない点だ。
 発見の楽しみはなく、ゲーム進行とともに大きくなっていく島で、ひたすらヌルすぎる戦いを続ける。
 特に後半は島が無駄に大きくて……。
 全実績解除のために頑張ったが、もはや虚無の心境であった。

悪いゲームではないが…
せっかくの部隊編成や陣形といった要素が、カジュアルすぎるバランスのせいで意味をなしていない点が特に残念に感じた。
仕組みとしては非常に面白いものだと思うのだが…。

とはいえ、単純に戦闘の難易度があがれば良いのかというと、作業にちかい島の解放がさらなる苦行と化すのも容易に予想できる。
なにせ全エリア解放しようと思ったら、もはや数えるのもウンザリな回数の戦闘をこなさなくてはならないのだ。

それでも全実績解除するまで遊ぼうと思う程度には魅力はあり、なんとも難しいところだが…。
ゲームに挑戦や刺激を求める向きにはおすすめしない。
カジュアルに、そしてちまちまと遊び続ける体験が好きな人には向いているのかもしれない。
投稿日 4月7日. 最終更新日 4月7日
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14 人がこのレビューが参考になったと投票しました
総プレイ時間:13.5時間 (レビュー投稿時点:12.5時間)
トレハンが楽しめる超個性派3DダンジョンRPG
ゲームとしては、マイト&マジックとウィザードリィ8を足して二で割った感じとでも言おうか。
レベルアップやスキルの習得、強化などは、トレーナーにお金をはらって鍛えてもらう必要がある点はマイト&マジック。
ターン制で移動や攻撃を行う戦闘はウィザードリィ風である。

耳に残る効果音がゲームを引き立たせる
14クラスから4人パーティを編成して、奇妙な冒険の旅へ出よう。
”奇妙な”というのは、とにかくモンスターが個性的。
棍棒のようにハムを手にしたニンジンやら、背中に生えた木をプロペラのように回転させて飛ぶブタなど、他では見ないモンスターばかり。
おまけに、効果音は(たぶん)すべてボイスパーカッションによるものという点も、本作の異色さを際立たせている。

ぶっ壊れ性能の装備を手にせよ!
冒険者たちの任務は、山から突如モンスターが湧き出てきた原因を探ることだ。
モンスターを狩りながら、迷宮の最奥を目指そう。

モンスターを倒すと、必ず宝箱がドロップする。
中身はだいたい装備で、修飾子によって性能が異なるため、トレハンが捗る。
しかもバランスがかなり大味なので、たまにバランスブレイカーな装備が手に入ることもある。
他の装備の攻撃力が15前後の頃に、その10倍くらいの性能の火力をもつ鈍槌が手に入ったときはびっくりした。
だが、そこが良い!

大味だけど意外となんとかなるゲームバランス
先にも書いた通りゲームバランスが大味なので、こんなの勝てないよ!と思う戦闘も多々あるが…。
付近にモンスターさえいなければ、いつでも資源を消費することなく休息できて、HP/MP全快に。
街では、お金を払えばモンスターをリスポーンしてくれる仕組みもあるので、出現モンスターガチャもできる。

さらに言えば、モンスターパーティは集団行動が苦手らしく、冒険者を視界にとらえた個体が単独で突っ込んできたりする。
遠距離攻撃で一体だけ釣り出すことも容易なので、うまく活用されたい。

手作りの迷宮は、隠しエリアやイベントが豊富。
最初の階層からして、謎かけやトラップ、一見たどり着けないエリアなど多彩である。
ユニークなイベントも多く、探索する楽しみが味わえるはずだ。

型破りの冒険に挑め!
PVを見れば伝わると思うが、宇宙船まで登場するらしい自由すぎるRPG。
平凡な作品に飽きた方は、ぜひ手に取ってみて欲しい。

デモ版もあるし、セーブデータは製品版に引き継げるよ!
投稿日 3月30日. 最終更新日 3月31日
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9 人がこのレビューが参考になったと投票しました
総プレイ時間:50.8時間 (レビュー投稿時点:46.1時間)
RPG要素を備えた高難易度TPS
ソロプレイ、難易度ノーマルでクリアしたのでレビュー。

舞台となるのは、「ルート」と呼ばれる存在によって文明崩壊の瀬戸際にある世界。
プレイヤーは、ルート発生の謎を解き明かし、根源を殲滅するため複数の世界にまたがる冒険へと旅立つことになる。

ジャンルとしては「ソウルライク」となるのだろうが、銃撃戦が主体であったり、ランダム生成されるマップや、トレイトと呼ばれる特性を見つけて伸ばしていく成長方式であったりと、独自要素が豊富な作品となっている。

日本語非対応だが、有志翻訳により日本語化も可能だ。

プレイごとに異なる体験が待つ
基本的な流れとしては、拠点からワールドクリスタルを経由して地球や異世界へ。
探索中に手に入れた素材を拠点へと持ち帰り、装備を強化して探索を続行という形になる。

本作の特徴は、何といってもプレイごとに変化する世界だろう。
同じ世界であっても、マップの構造はもちろん、遭遇するボスやイベントも変化する。
アドベンチャーモードの実装により、キャンペーンの進行状況を残したまま世界をリロールすることも可能となった。
まだ見ぬ装備やトレイト、イベントを求めて探索するのも楽しみのひとつだろう。

自動スケーリングが厄介
敵の強さは、装備から算出されたギアスコアにより決まる。
あまり装備を強化しすぎると敵のレベルも上昇し、特にボス戦が長期化する原因にもなる。

筆者は何も考えず装備を鍛え、ボスのドロップした素材で武器を作りまくった結果、ボス相手に全然勝てなくなった。
特にボス武器は、ギアスコアを跳ね上げるのである…。

結局、キャラを作り直し、装備の強化を控えめにして進めてみたら、ウソのように程よいバランスとなった。
初見殺しも良いところで、個人的には微妙に感じた仕組みだ。

ちなみに、トレイトや武器MODはギアスコアに影響しないので、トレイトを強化すれば少し有利にゲームを進められるだろう。

刺激的な冒険が待つ!
難易度回りで多少不満はあるものの、総合的にみると極めて完成度の高い一本と言える。

アドベンチャーモードを使えば、常に新しいマップで新たな体験ができるし、趣向を凝らしたボスたちも挑戦心を刺激する。
本作の正統進化といえる続編もリリースされているが、登場人物や物語の背景は共通する設定となっている。
続編の前に本作をプレイしておくと、より深く物語を理解できるはずだ。
投稿日 2023年8月2日. 最終更新日 2023年8月2日
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8 人がこのレビューが参考になったと投票しました
総プレイ時間:0.4時間
100匹の猫を見つけ出せ!
パリの風景に隠れた100匹の猫を探しだすゲーム。
猫たちは忍者かと思うくらい巧妙に景色へと溶け込んでおり、プレイヤーの観察力が試される。

とはいえ時間制限もなく、猫の絵柄はユルいし、クリックするとさまざまな鳴き声を聞かせてくれるのも癒しポイント。
マイペースでプレイするのに最適だ。

自分の記録を塗り替えろ!
本作はリーダーズボードにも対応しており、クリア後はいかに早くすべての猫を見つけるか限界に挑戦することもできる。
これは世界中のプレイヤーと時間を競う…というものではなく、あくまで自分の記録のみが残されるようだ。

世界は広いもので、リーダーズボードは凡人には超えられない記録が上位を占めていることも多い。
そういう意味で、自分の記録に挑戦できるのは気楽で良いなと感じた。

実績も多いので、実績数を稼ぎたい方にも最適な一本だ。
投稿日 2023年7月31日.
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11 人がこのレビューが参考になったと投票しました
総プレイ時間:71.8時間 (レビュー投稿時点:71.6時間)
お好きな面子で、いざ大樹の迷宮へ
東方二次創作の見下ろし型RPG。

突如として幻想郷に現れた、天をも貫く大樹。
この異変を調査するべく、霊夢や魔理沙をはじめとするおなじみの面々が探索に挑む。

キャラ育成と探索に重点を置いており、特にキャラ育成については敵との相性を見極めながらパーティ編成するもよし。
相性なにそれおいしいの?とばかりに好きなキャラだけパーティに入れて、とことん育成&脳筋力押しプレイも可能な懐の広さが特徴だ。

世界樹風の迷宮
街でパーティ編成やレベルアップなど準備を行ったら、迷宮へと出かけ、TP(スタミナみたいなもの。ゼロになったキャラは離脱)が尽きる前に帰還…というのが基本的なゲームの流れだ。

迷宮は見下ろし型だが、随所に『世界樹の迷宮』の影響を感じる。

FOE(フィールド・オブ・エネミー)と呼ばれるが強敵が徘徊していることもあるし、各フロアに複数存在する中継点を解除していくことで、街からのショートカットが可能だ。
さまざまな東方キャラと戦い、あるいは味方につけながら、迷宮を進んでいこう。
一方で、迷宮内にはパズルのような仕掛けも存在し、探索は一筋縄ではいかない。

強敵に立ち向かえ
ボスにはブレイブボーナスが設定されており、パーティ平均レベルが指定以下の状態で撃破すると特別な報酬を得ることができる。
本作では仲間のレベルを下げることも可能なため、レベルを上げすぎた!ということはないので安心してほしい。

とはいえ、ボスも相当手強いので、パーティ編成を練り、スキル構成を考えないと報酬を得るのはかなり厳しい。
ブレイブボーナスでしか得られないアイテムというのは存在しないので、レベルを上げまくって圧倒的優勢で勝ち進むのも一つの手だろう。

キャラクターをガンガン育成
キャラクターの育成方法は複数用意されており、単純に敵を倒して得た経験値を消費して博麗神社でレベルを上げるほか、お金を消費して能力値を強化していくこともできる。

また、迷宮探索で発見したり、にとり商店で購入/クラフトしたアイテムを装備することで、各能力値にボーナスを得ることが可能だ。

レベルアップで得たスキルポイントを消費して、パッシブ/アクティブスキルを習得することもできる。
一部スキルはキャラクター固有のため、戦略に合わせて育てるキャラクターを厳選するのも良いだろう。
もちろん、筆者のように力押しで進めるならば、好きなキャラを育成しよう。

とにかくボリューミーな冒険が待つ
筆者はレビュー時点で70時間ほどプレイし、ようやくメインストーリーを終えて追加ダンジョンに挑んでいるところである。
追加ダンジョンもまたボリューミーで、まだまだ終わる気配は見えない。

後半になると敵の強さも段々と増していき、もはやバランスが取れているのかどうかさえわからないが…。
育成をちゃんと頑張れば勝てるので、バランスもとれている…はず…。

ディスガイアのごとくひたすらキャラクターを強化するゲームを遊びたいなら、きっと後悔はしないはずだ。
投稿日 2023年7月25日. 最終更新日 2023年7月25日
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9 人がこのレビューが参考になったと投票しました
総プレイ時間:75.7時間
白地図を手に大海原へ出よう!
船で諸島をめぐりながら、自由な冒険を楽しむサンドボックスサバイバル。
六分儀で現在地を計測し、見つけた島を白地図に記しながら、未知なる何かを求めて旅を続けよう。

伝説の武具や海底に沈んだ絵画など収集要素が豊富で、移動基地たる船の内装を整えることさえ可能だ。
4人の海賊王を倒せばゲームクリアとなるが、そこまでの道のりは決して平たんではない。

陸地でサバイバル
サバイバル要素を備えた本作では、陸地の探検が特に重要となる。

序盤の食料供給を支える果物は木に実っているし、貴重な肉を得られるシカも島々に生息しているからだ。
幸運にも釣竿を手に入れたなら、次の島まで航海を続けながら魚釣りに勤しむこともできる。

島には、たまにクエストをくれるNPCたちが住む町や施設が存在することもある。
腕に自信があるなら、海賊の集落を襲撃すれば貴重な武具やアイテムを手に入れることができるだろう。

鉱物や花など、さまざまなクラフトに役立つ資源も手に入るため、島をみかけたら立ち寄ると思わぬ発見があるかもしれない。

海でリラックス
刺激と発見に満ちた陸地の探索に対し、海はリラックスした時間を提供してくれる。
なぜなら、海上では敵に遭遇することがないからだ。

針路を設定したら、目的地に到着するまで、どこまでも続く水平線を眺める優雅なひと時を楽しもう。

探索が進むと、船上でできることも増えていく。
釣りをするのも良いし、とある設備を手に入れることで海底に沈んだ宝を捜索&引き上げできるようになる。
あるいは空いた時間を利用して、船内装飾を整えるのも良いだろう。

飾り棚を用意して、収集してきた絵画や伝説の武具などを展示することもできるし、ベッドやじゅうたんなどを設置して利便性を追求するのも自由だ。

旅はどこまでも続く
本作をプレイしていて秀逸だなと思った点が、自然と探索をしたくなるデザインだ。
一つの島だけで必要な資源が集まることはないし、まだ見ぬNPCたちとの出会いや、もっと強い武具を求めるならば島々の探索が必要となる。
また、本作には小型快速船から大型帆船まで多彩な船、そして設備が用意されているため、それらを探すのもひとつの楽しみだろう。

自動生成された無限に続く世界は、白地図を埋めて自分だけの地図を作り上げる喜びも提供してくれる。
なにより、脅威の存在しない海の旅路は、どこか癒されるものがある。

個人的にはもっと評価されても良いのになーと思う一本だ。
投稿日 2023年7月21日.
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56 人がこのレビューが参考になったと投票しました
3 人がこのレビューが面白いと投票しました
2
1
総プレイ時間:7.2時間 (レビュー投稿時点:4.4時間)
死と隣り合わせの冒険が待つ
冒険者パーティを率い、迷宮の奥深くに潜む魔王討伐へと挑む3DダンジョンRPG。
死亡キャラは復活不能、レベル制廃止、オートマッピング非搭載など、硬派すぎるシステムが特徴だ。
戦闘のシビアなバランスも相まって、死を重ねながら冒険を続けることになる一方で、厳しくなりすぎないようきっちり対策も施されている。

まずは入念な準備
まずは次々と集まってくる名前もクラスもバラバラの冒険者の中から、4人を採用してパーティを編成することになる。
クラスについてはゲーム中に一切の説明がないので、ストアページからマニュアルを参照しておいた方が良いだろう。
ちなみに冒険者の名前は変更できない。ここは個人的には少し残念ポイントだった。

理想のパーティを構築したら、いざ迷宮探索へ!
と言いたいところだが、本作にはミニマップもなければオートマッピングもない。超硬派である。
まずは、筆記用具と方眼紙なり、『方眼紙マッピング』のような外部アプリなりを用意するのがおすすめだ。
マップのサイズは20×20。現在地は「Check」ボタンでいつでも座標と向きを確認できる。
安心して手動マッピングに勤しんでほしい。

いのちだいじに
本作はランダムエンカウント方式を採用しており、迷宮をさまよっているとモンスターに遭遇する。
特に序盤は冒険者が育っていないこともあり、戦いは文字通りの死闘になることだろう。
復活の奇跡さえないこの世界では、死は文字通りの終わりを意味する。
劣勢だと感じたら、即座に撤退するのもひとつの手である。逃亡は100%成功する優しさよ。

モンスターを撃破して無事に戦いを終えると、冒険者たちの能力値がわずかに上昇する。
レベル制を廃した本作は、倒したモンスターの強さや数に応じて能力値が成長する仕組みとなっている。
また、戦う(Fight!)コマンドを選んでいると、冒険者たちはクラスに応じたスキルを習得する。
そのスキルを使いこんでいくと、ランクが上昇したり、新たなスキルを閃いたりもするようだ。
まあ、早い話がロマサガ風といえば、伝わる人には伝わるだろう。

戦闘で傷を負ったら、出発地点にあった焚火まで戻るとHP/SPが全快する。
他にはマニュアルを読まないと気付かないのではと思うが、R/Esc/Backspaceキーを押下すると迷宮内でも休息できる。
休息するたびに少しずつHP/SPが回復する仕様だ。
ただし、開けた場所ほど、休息中に敵の襲撃を受ける確率が高まる。
可能な限り三方以上を壁や扉で囲まれた場所で休息するのが良いだろう。

シビアさの中に垣間見える優しさ
冒険者の復活ができない本作だが、それで投げ出したくなるほど過酷かというと意外にそうでもない。
焚火にもどれば冒険者の補充ができるし、パーティの強さに見合った能力の者が加入してくれるからだ。
たとえ迷宮内で全滅しても、同様に全滅前と同じくらいの能力の冒険者を雇用できる。

愛着がわいた冒険者を失うのはもちろん辛いが、それでも新人を一から鍛えなおす手間がないのは本作なりの優しさといえるだろう。

ちなみに、死亡した冒険者たちはゾンビになって迷宮を徘徊することになる。
成仏できるよう引導をわたしてやるのも、生き残ったものたちの務めだ。

ひとつぶで二度おいしい
かくして死をも恐れぬ冒険者たちは、魔王討伐を目指して迷宮の奥深くへと進む。
魔王を倒せば、冒険者たちの旅路は終わりを迎えることだろう。

しかし、ここでゲームは終わらない。
なんと魔王を主人公とした冒険が始まるのである。
魔物を仲間に加えながら迷宮を進み、その果てに待つものとは…。
それは自分の目で確かめてほしい。というか筆者もまだクリアしてないので、どうなるのか知らない。

最後に、2023年7月21日現在の対応言語は英語のみとなっている。
しかし、開発者さんがボランティアで日本語翻訳者を募った結果、翻訳してくれる方が見つかったとTwitter上で報告していた。
そこまで言語依存の高いゲームではないが、日本語対応を気長に待つのも良いだろう。
投稿日 2023年7月20日.
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14 人がこのレビューが参考になったと投票しました
総プレイ時間:38.0時間 (レビュー投稿時点:10.2時間)
コントローラに最適化されたナンプレ
本作は「ナンプレ」、もしくは「数独」として知られるジャンルのパズルゲームだ。
ルールについてはご存じの方も多いだろうし、興味があればネットを検索すると解説が大量にヒットするはずなので省略する。

さて、Steamの同ジャンル他作品は、キーボード&マウス操作特化の方が多い印象である。
その点、本作はコントローラ操作に最適化された珍しい作品だ。
ストレスなく、そして迅速に各マスへと数字を記入できるよう設計されている。

これが存外快適で、キーボード&マウスよりも操作しやすいのではとさえ思ってしまった。
もちろんマウスでも遊べるので、その点は安心して欲しい。

柔軟な設定で幅広いユーザーに対応
ストアページ記載の通り、豊富なアシスト機能が用意されている点も見逃せない。
確定した本数字を記入したときに、仮置きした同じ数字を自動で消してくれたり、アシスト機能をすべてオフにして紙とペンで遊ぶ体験に近づけたり。
自分好みの設定で、快適に遊ぶことができる。

豊富な問題数で長く遊べる
問題数は、EASY・NORMAL・HARDそれぞれ100問ずつの合計300問。
問題の自動生成機能がない点については、賛否あるだろうが…。
個人的には永久に終わりがないものよりも、一区切りつけられる方が好きなので、この仕様はむしろ歓迎である。

クリア時の影灯篭のような演出や、パズルに集中できる落ち着きあるBGMも個人的にはすごく好みだった。
Steamでナンプレを探しているなら、ぜひオススメしたい一本だ。
投稿日 2023年7月14日. 最終更新日 2023年7月14日
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