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Опубликовано: 31 мар. 2019 г. в 4:31
Обновлено: 31 мар. 2019 г. в 4:37

先に書いておくと、本作は人を選ぶゲームだ。
ゲームにリアリティを求めるならば、そしてローグライクRPGの如くプレイヤーの知識と経験の
積み重ねが難易度を変えていく体験を望むならば…これはまさに貴方のためのゲームだろう。

RPGをプレイしているとき、ふと「全身鎧を身に着けたまま灼熱の砂漠を歩くなんて、自殺行為では?」と思ったことはないだろうか。
あるいは「村人たちは夜になれば眠るのに、なぜ主人公は重傷を負ったときしか眠らないのだ?」といった疑問を抱いたりはしないだろうか。

答えは簡単だ。「彼らは英雄だから」である。
英雄だから、一般人には不可能なことを何でもやってのけるのだ。英雄すごい。

ところで本作の主人公は、村人よりちょっと強いだけの一般人である。
すなわち、お腹も空けば、のども乾く。睡眠だって必要だ。
暑さや寒さに対しては、相応の装備や対策がなければとても耐えられないだろう。
魔物や野盗は、こちらより遥かに戦い慣れている。
おまけに主人公にはレベルなんてものはなく、スキルや装備でわずかに強くなるだけだ。
とても英雄御一行様のような楽な旅にはならないこと、ご理解いただけただろうか。

そんな過酷な状況に立ち向かう方法とは。
それは床ペロを繰り返しながら、プレイヤー自身が学んでいくしかない。
そう。本作で大きく成長を遂げるのは主人公ではない。プレイヤーなのである。

実のところ筆者も最初は、ハイエナに幾度となく膝を屈し、盗賊にさらわれて牢に放り込まれ、
冬場に薄着で外を徘徊した挙句、風邪を引いた。
それでも人間というのは存外成長するもので、プレイを繰り返すうちに、なんであんな連中に
苦しんでいたのか首をかしげるところまで至ることができたのである。
ちなみに、筆者のゲームの腕前は平均より下くらいだ。
故に、これをお読みのゲーマー諸氏ならば、もう少し床をなめる回数は少なくて済むだろう。

本作が追及するリアリティにも触れておかねばなるまい。
リアルさと利便性はトレードオフだ。
すなわち、地図に現在地は表示されないし、ファストトラベルもない。
もちろんクエストマーカーも表示されない。
さらに、目的地はすべて会話テキストで説明され、ログには残らない。
人の話は良く聞きましょう、というやつだ。

あるいは、たとえば料理をしようと思ったら、まず材木を集めて焚き火をたてる。
そして火打石で着火して、ようやく火がつくといった塩梅だ。
単なる焼きもの系ならば、そのままでも調理できるが、もう少し複雑な料理に挑むなら調理鍋が必要となる。

それ以外にも、現実を模倣した複雑な要素がたくさん用意されている。
こういった部分を手間と感じるか、ロマンと思うか…。
それもまた人を選ぶ要素であろう。
ロマンだと感じるなら……ようこそ、元一般人で旅する冒険の世界へ!

最後に、本作はRPGなので、会話やチュートリアルなど、それなりにテキストが多い。
何かキーを押すまで会話は進まないので、辞書を片手にプレイすることは可能だが、
会話中も容赦なく時間は流れるため、御注意頂きたい。
有志による日本語化も進んでいるようなので、英語に自信がない方は、
少し待ってみるのも良いだろう。
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