一つの映像作品として見ればかなり満足できた出来でしたが
これはゲームです、序盤こそは気にしないし中々満足できるゲーム性だけど
それが終盤になるまでほとんど変化がないから、すぐに飽きます
他にも多くの不満点はあるが、上げるときりがないので省略するが
とにかくゲームとして全くおすすめできないのだけは確かだ

それでも興味があるのなら体験版だけやってみるといい、それがこのゲーム性のすべてです
体験版から製品版になってもほとんど変化がないまま数十時間付き合う覚悟がある人だけ買うべき

PS5版で500時間ほどプレイ、アーケードモードはアルティマニアックまでDLCおよびカイロスゲート含め全ステージSをとった人間のレビューです。
ストーリーに関しては個人の好みの部分なので触れません。私はそこそこ好きです。FFTが好きなら多分好きだと思います。
・いい点
　　映像美は言わずもがな
　　ストーリーに説明不足および破綻がない　　(15を見つつ)
　　プレイしていて不明な用語、忘れた用語が出てきたら、ムービー中であろうと都度調べられる
　　アクションの手触りが抜群にいい。この手の攻めゲーでは上位に来る。
　　アクションが苦手な人へのサポートが充実している。(ストーリーを追うだけなら難易度がかなりやさしい、アクセサリーでのオート化、ゲームオーバーでも、戦闘途中で再開など)
　　デュアルセンスを持っていると、ムービーの没入感が凄い。(ただの振動だと舐めているとかなり驚きます)
　　ロードが短い(私の環境では、PC版は0.3秒くらい遅いが、ほぼ無いと言っていい。)
・悪い点
　　足がおっっっっっっっっそい。街中では走れないのもあり、このゲームで最も不愉快な部分です。移動速度上昇MODを入れることをお勧めします。
　　ストーリー中盤で、ダレる部分がある(とあるキャラがお使いを3連続で要求してくる。ここに足の遅さ、かつこの後は画面が暗くなりがちなのも相まってゲームに対する印象にまで影響を与えるレベルです。だるいと思ったら即座に移動速度上昇MODを入れることを強くお勧めします。)
　　宝箱の中身がしょぼい。マップの作り込みに対して探索する意味がRPGにしてはとても薄いので、かつ足が遅いので徒労感が凄まじいです。DLCマップではちゃんと役に立つものが入っています。
　　戦闘中のムービースキップ不可(アクションゲーマー以外は気にしなくて平気です)。アーケードモードをプレイする際に最も煩わしい部分。
　　サポートが充実しているが、その方向性が「アクションゲームが苦手ならアクセで最後までやってみてね」に止まっている。これはつまり、戦闘部分のやり込み要素の完全な放棄を意味しています。更に、本編に上手くなるための導線が少しも存在していない。本編がクリアするだけなら簡単であることも相まって、苦手な人にとっては、ボタンポチポチ連打してムービー見てるだけ、ゲームですらないという印象を強く与えてしまう。
総評
このゲームはストーリーと戦闘のみで作られているゲームです。アクションゲームとしてはかなり良質なものの、RPGのお約束のようなものはあまり無いので、ここをどうとるかでこのゲームへの評価が変わってくるでしょう。アクションゲーマー、特に攻めが好きなアクションゲーマーは買いです。アクション苦手な人もサポートが充実しているので、ストーリーを見たいだけなら買いだと思います。RPG的な探索を求める人は買わないほうがいいです。アクション苦手だけどゲームとしても楽しみたいのという人は一番買わないほうがいいです。
移動速度上昇MOD入れましょう。
移動速度上昇MOD入れましょう。



以下戦闘とアケモの褒めと愚痴

このゲームの戦闘は、DMCとFF14を混ぜたようなものとなっている。一般的な攻撃・回避と、9種類の召喚獣から3つ、36種類のアビリティから6つのアビリティを選ぶというもの。(なぜ戦闘に9種類しか持ち出せないのか？こんなに大量に技があるのに勿体無いと思わなかったのだろうか)
通常技はどこからでもキャンセルがかかり、アビリティも終わり際にキャンセルができる。なので、常に殴りながら、相手の様子を見て回避、といったことができる。
このゲーム特有の面白さとしてパリィが挙げられる。アビリティはリキャスト制で、各アビリティごとに再使用までの時間が定められている。パリィは「攻撃を弾いてから一定時間、相手にスロー効果を、自分にはリキャスト時間を短縮する効果」を与える。これにより、パリィしたらした分だけ、自分が気持ち良くなれる。当然パリィできない技というのも存在するが、カウンター技と回避技が豊富(すぎる)ので、気持ちよくなれないタイミングが存在しないのがこのゲームの素敵要素。加えてクソ敵と呼べるやつが一体も居ないのが素晴らしい。全員何かしら対処法があり、しかも常に殴っていられる。本当によくできたアクションゲームである。(戦闘中のムービーが飛ばせたら完璧だった)
テキトーに気持ちよく技を出してるだけ、で終わらせないのがアーケードモード。所謂スコアアタックモードで、攻撃を当て続けるとスコアの倍率が上昇、技ごとにスコアが設定されていて(多く巻き込んだら高スコア、何度も当てたら高スコアなど)、状況を常に把握しながら、アドリブでどの技を使用していくかを選択していく、というゲームである。リキャスト短縮のパリィ、倍率設定のおかげで、常に攻めながら状況を見続ける必要があり、とても緊張感があり、面白い。雑魚戦は。
ボス戦はスコアシステムの欠陥で何も面白くない。というのも、このゲームのスコアアタックの基本の考え方は「相手のHPを自分のスコアに変換する」なので、なるべく低い威力で、高スコアの技を当てるのが正解となる。これを状況を見ながら、現在リキャストが帰ってきているアビリティの中で、アドリブで選択していくのが基本だ。雑魚戦は範囲技での高スコア取得との兼ね合いで正解をずらす場面があるのだが、基本単体で出てくるボス戦は違う。テイクダウンというシステムがある。これは、ボス格の相手に存在する防御値のようなものを削り切ると、相手が一定時間行動不能になるというものだ。この時にアビリティを当てるとかなり高いスコアが貰えるのだが、問題は「初段が当たったタイミングで」このスコアがもらえるというところ。これは明確に欠陥である。このゲームの強い行動に、シヴァスナップという召喚獣技と境界転移というアビリティがある。前者は相手を一定時間凍らせておくもの。ボスにも有効。後者は全てのアビリティ含む動作をキャンセルするというもの。つまり、なるべく低威力の技でテイクダウンし、連続ヒットする技の初段が当たった瞬間に境界転移→シヴァスナップで凍結連打→帰ってきたアビリティで初段に当てる→境界転移・・・の繰り返し動作がボス戦では最も強い行動で、しかもシステム的にも最適解になってしまっている。これはテクニックが介在する余地が一切ない本当につまらないスコア稼ぎである。
ただのスコア稼ぎなら良いのだが、アルティマニアックモードでは、これをしないとそもそもSランク取得不可なステージが存在している。この点が非常に残念でならない。

約77時間でとりあえずストーリークリア。
色々と叩かれがちだけど俺はかなり好き。個人的2024ベストゲーム
すごくFF14で光の戦士でエメトセルクでした
i5-13500とRTX3060tiでおおむね快適動作。
せっかくのPC版なのでダッシュ発動までの時間短縮とfps制限解除のModは強く推奨
食わず嫌いせずまずは体験版やってみようぜ