スケベ系スレスパ。かなり出来はいいです。
スレスパ系というよりはちゃんと「デッキ構築型ローグライク」って呼んだほうがいいくらいには別ゲー。

普通のスレスパ系と違ってカード使用にコストを払うのではなく、配られたエネルギーと条件が合致したスキルを使える。
ギャザのマナみたいなやつの消費しないのがターン開始時に５個配られて、
技自体は青１持ってたら打てますよ～とか赤２なら打てますよ～とか色指定なしで１ペアで打てますよ～みたいな。
配られたマナはキープとリロールができるので、それで毎ターン最大打点を狙いに行く感じ。
感覚としては麻雀の役で点数がどんどん増えるのをポーカーでやってる感じかも。
戦闘に持ち込めるデッキはなんと６枚。これにはデッキ圧縮できないと許せないおじさんもニッコリ。
毎ターン５枚ドローできるので、戦闘中に一回しか使えないカードとか入れたら毎回同じカードで殴れるかな。

ただドローカードがないのでちょっと触った感じカード生成系どれだけ入れれるかってゲームになりそうだなという感じはする。
流派っていうスレスパでいうキャラ選択みたいなのがあるからそれでだいぶ戦闘スタイルがかわるかもしれんけど。

敵の攻撃は割と苛烈なので、結構考えて６枚選ばないとキツいかもしれない。
赤４色要求カードとかは当然のように強いんだけど、合計３回のリロールで1/6を4個引かなきゃいけないのが悩ましいところ。
ただレリック周りが結構あって、単色デッキサポートとかそこそこにあるので、（赤は絶対１個持っている判定が入る。とか）
なんも考えないで単色組んでもそこそこに戦えるかもしれない。
無色カードも結構強いのが揃ってて偉いぞ！

デッキ構築型ローグライクとしての出来もよく、スケベゲームとしての出来もめちゃくちゃいいのでかなりおすすめの作品です。
最近スレスパをマネたしょーもないカードが大量にあるだけのゲーム君ばかり遊んでたから
久々の良作で俺の心がどんどん癒されていくのを感じているんだよね。

OPのアニメとかエロシーンの数（とバリエーション）、シナリオの量などエロゲーとしては結構真面目にボリュームを詰め込んでてそういう部分の出来は文句なし。

ただゲームプレイの部分がStSというよりは一人遊びに近いタイプのデッキ構築ゲームでやや浅めな感じを受ける。
そのターンに敵が何をやってくるかに応じて切る札を変えるというよりは、常にこちらの手札を使い切ってデッキ内の６枚のカード（と生成で手に入れたカード）での最大効率を出す作業が毎ターン続く感じ。

それでも途中までは結構面白いかな？とは思ったものの、偶数ターンはこちらが事実上行動不能（で一方的に殴られるだけ）という能力を持つ敵が登場し、それを防ぐ手立ても特になかったりで「なんじゃこりゃ？」ってなったりすることも。
こういう味付けだと高難易度になると単なる理不尽ゲーになるんではという不安はよぎるものの、値段が値段なので手慰み程度でさらっと遊ぶにはコストパフォーマンスは悪くないと思う。

運ゲーの死にゲーです。運が悪いと最初の章もクリアできません。Hシーンは綺麗に作られてとても良いのですがシーンを増やすのも運が必要なものもあるのでシーンを集めるのに運が悪いと全然集まりません。例えば、あるアイテムを所持した状態である妖怪を倒せとか。必要なアイテム？出ない。所持していてもターゲットの妖怪出ない。戦闘に関しても運要素がある為、運が悪いと全然攻撃出来ない、防御出来ない、結果死亡。一応救済処置はあるのですが…個人的に使いたくないので使ってません。
死亡しても少しずつ成長するので何度もチャレンジして、いいカードを引けて良いデッキが完成「出来れば」勝てます。
死にゲーが好きな人、何度も挑戦して少しずつ成長するのが好きな人はおすすめ出来ます。